■プロローグ■
――ジーランディア、オペーク王朝付近
「遂に決着の時だ、
カスパール・オペーク!」
バルタザール・ルミナス国王率いるルミナス王朝の者たちと特異者たちにカスパールは玉座でふんぞり返る。
「ふん! 戦力を揃えたところで、所詮は烏合の衆よ! 我が
“ツインヘッドドラゴン” と、それを守護する三騎の
グランドワイバーン、そして貴様らの周りを既に包囲しているワイバーン型シュヴァリエに勝てると思っているのか!」
「GUWOOOOO!!」
「KIYYYYYYY!!」
“ツインヘッドドラゴン”が吼え、その前方で三体のグランドワイバーンがワイバーン型シュヴァリエを率いる。
総数だけで言えば圧倒的に不利――だが、バルタザールは剣を抜刀して突きつける。
「ここで貴様との因縁は終わりにさせてもらう! ルミナス王朝、君主バルタザール・ルミナスとして! 災厄のシュヴァリエを……討つ!」
(それにここで俺が決着をつけなければ、いつまでも堂々巡りだ。幸いにして、
俺たちが苦労して封印の宝玉を手にしたこと割れていないはず。敵は脅威だが、今は俺自身と、ここまで付いてきてくれた皆の力を信じるとしよう……!)
「わたくしたちも前に進みますわ! カスパール・オペーク覚悟!」
覇道鼎もその言葉に応じ、進軍していく。
(不利なのはこれまでだってそうでしたもの……! 精一杯、縋りついてみせましょう! 我々の力を信じて……!)
「来るか。いずれにせよ、決着をつけたいのはこちらも同じ。ツインヘッドドラゴンよ! そしてグランドワイバーン! 蹴散らしてやれ!」
「GUWOOOOO!!」
「KIYYYYYY!!」
迎える総力戦――互いの陣営の全てを出し切り今、双方の国がぶつかり合おうとしていた。
■目次■
プロローグ・目次
【1】・グランドワイバーンの脅威1
【1】・グランドワイバーンの脅威2
【1】・グランドワイバーンの脅威3
【1】・グランドワイバーンの脅威4
【2】・最終決戦、“ツインヘッドドラゴン“1
【2】・最終決戦、“ツインヘッドドラゴン“2
【2】・最終決戦、“ツインヘッドドラゴン“3
【2】・最終決戦、“ツインヘッドドラゴン“4
【3】・王都の明日に向けて
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