■プロローグ■
――パッションアイランド
「今集まっている方たちで、参加者は確定みたいですねー」
アマネはビーチチェアに腰かけ、アスレチックコースのスタート地点を見つめた。
「ところでウサちゃん、あのアムールさんの事は思い出せましたか?」
「この前会ったシャテーヌの事は思い出せたデス!
あと、なんかむさ苦しいのがいた気がするので、多分それが彼だと思いマス」
ウサギ(仮)の記憶は少しずつだが戻ってきているようだった。
シャテーヌに続き、この世界の管理者であるアムールと出会った事で刺激されたのだろう。
まだ自身の本名は思い出せないようだが。
「あっ、もうすぐスタートするデス、行ってきマス!」
「行ってらっしゃーい」
手を振ってウサギ(仮)を送り出し、アマネはトロピカルドリンクに口をつけた。
(さて、と……)
リラックスしているように見せかけつつ、腕につけている時計――高性能コンピュータを起動する。
(スパルタカスさんもですが、“獣神”の力もデータを取らせてもらういますよー、っと)
■目次■
プロローグ・目次
【1】ラビットホールでの情報整理
ラビットホールの分析
モリガンの分析
【2】パッションアイランドで訓練
リゾートでの過ごし方
戦闘訓練
【3】アスレチック完全制覇を目指す
第一エリア 巨獣運搬1
第一エリア 巨獣運搬2
第一エリア 巨獣運搬3
第一エリア 巨獣運搬4
第一エリア 巨獣運搬5
第一エリア 巨獣運搬6
第二エリア 溶岩浮島1
第二エリア 溶岩浮島2
第二エリア 溶岩浮島3
絶壁登頂1
絶壁登頂2
エピローグ