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選択の絆 第3回

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選択の絆 第3回
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■エピローグ

――こうして。

契約者たちの活躍によって、グランツ教の企てたテロは
ギリギリのところで防ぐことに成功した。

教祖アルティメットクイーンを無力化し、
機晶エネルギーダウンに用いていたインプラントも破壊。

戴冠式のためにセッティングされていたカメラなどが、
そのまま戦いの様子を世界に流したことで
人質となっていた地球の人々にも、
不安が取り除かれたことが伝わったのだった。

また、この機に乗じてアムリアナ女王とアルティメットクイーンを亡き者にしようとしていた
万魔殿のソウルアベレイターたちの女王エターナルクイーンも、
シャンバラの契約者たちがイコンを駆り、ゴーストイコンもろとも倒すことができた。

パラミタと地球の平和は守られたのである。

そして――


■ □ ■


――古代シャンバラ王都 戴冠式会場

「アルティメットクイーンの身柄は、しばらくこちらで預かります。
 度重なる領土の侵犯と内政干渉……明確な侵略行為として裁かなければなりませんわ」

ティセラは気を失ったアルティメットクイーンを拘束し、
グランツ教の幹部ににらみを利かせて言い放った。

「くっ……人質ということか」

「捉え方はご自由に。
 しかしこれ以上シャンバラに手を出せば、代表であるアルティメットクイーンには
 さらなる非難と厳しい処罰を科さざるを得なくなりますわよ」

「……撤退! 撤退するぞ!
 光条世界のお導きは、必ずシャンバラを滅ぼすからな!」

負け惜しみを吐きつつその場を後にするグランツ教徒たち。

彼らは教祖の護衛を務める、いわばロイヤルガードのような存在であり
それが敗れたともなれば、グランツ教からシャンバラへの執拗な攻撃も
鳴りを潜めることだろう。

――しかし、脅威はそれだけではない。


■ □ ■


――古代シャンバラ王都


「エターナルクイーン、何がお前をそこまで駆り立てる。光条世界になんの恨みがある?」

無力化されたエターナルクイーンに、リアムが問いかけた。

「フン……光条世界は、優れるがゆえに侮っておる。
 おもちゃを渡せば簡単に争う我々を、虫けらのようにな。
 その面に、アゴが砕けるような一発を喰らわせてやろうというのじゃ」

「そんなヤンキーみたいな理由で数万年戦ってんのか……」

エターナルクイーンがくつくつと笑った――その時である。

ドゴォン!!

地底の壁を破壊して、巨大な亡霊……
あるいは影のようなものが侵入してきた。

「あれは……ソウルアベレイター!?」

金鋭峰が仮の作戦本部で声を上げる。
影はエターナルクイーンのもとに向かっていた。

シャンバラのイコン部隊の間を縫って、その影はエターナルクイーンを拾い上げる。
さらに六本の巨大な腕を振るい、イコンの包囲をすり抜けて飛び出した。

「シャンバラの契約者よ――
 グランツ教を倒してくれたことは礼を言おう。
 
 だが光条世界へ反逆することは、我々の存在意義に等しい宿願である!
 グランツ教との数度の衝突で消耗した今のシャンバラなら、我々にも勝ち目はあろう。

 よって、エターナルクイーンの力で万魔殿を地上へと浮上させ――

 浮遊神殿群イーダフェルトを、強奪させてもらう!


――『選択の絆 第4回』へ続く。

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担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『クリエイティブRPG』運営チームです。
「選択の絆 第3回」のリアクションをお届けいたします。

トリガーシナリオは、アクションを投稿しているか、
アクションを投稿していなくても「・アクション投稿しなくても登場を希望」の項目にチェックを入れた場合、基本的にリアクションに登場しています。
基本的にPCは1シーンに登場していますが、シーン分割の関係で数ページに渡って名前がある場合もございますので、
リアクションを読み進めてご確認頂ければと思います。

今回のシナリオ結果についてはエピローグをご覧ください。

今後とも『クリエイティブRPG』をよろしくお願い致します!

また、今回のリアクションの結果エルピスから【星神兵装】を与えられるのは以下の方々です!
創世御名 蛇々(SAM0076384)様
小山田 小太郎(SAM0021218)様

※付与は11月中をめどに行われます。

★今後の「蒼空のフロンティアRe」について
今回のリアクションを踏まえ、
選択の絆シリーズのクライマックスとなる「選択の絆 第4回」が
12月中をめどにリリースされます!

最後に今回のリアクションを執筆したマスター陣からのコメントをお送りします。

担当:咲羅紅羽
今回のシナリオを担当させていただきました、咲羅紅羽です。

【1】と【2】では、どちらも激しい戦いとなりましたがいかがだったでしょうか。

不定形の光条兵器を持つアルティメットクイーンとの戦いは強敵であり、テロ行為を止めるためにも全力で当たらなくてはいけませんでした。
しかし、それだけではなく戴冠式にいるグランツ教徒を相手にしなければいけないという状況が難しかったのではないでしょうか。

【2】のエターナルクイーンもまたゴーストイコンを操る事で、彼女と戦う為にも周囲のゴーストイコンを相手にしなければならず、それでいて性能が高いイコンという強敵でした。
どちらも相手にしなければいけない状況で個人でも強いエターナルクイーン、性能の高いイコンとの戦いもまた激しくなりました。

どちらのパートも戦闘になっているので、頭でイメージしつつ皆さんが上手く戦えている描写を執筆しましたので楽しんでいただけたら幸いです。

それでは、また別のシナリオでお会い出来ることを楽しみにしております。