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砂塵に覆われし幻の都

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砂塵に覆われし幻の都
【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
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■プロローグ■



 ――――湖南連合中央砂漠、古代都市。

「ふはははは! この広大な都市! これこそ我が魔族を統べる地に相応しい! ヒト種族が嗅ぎ付ける前に、ここを我のものとする!」

 砂漠に突如として出現した都市に、幼女の高笑いが響き渡る。
 その声の主こそ、現代に復活を果たした……と自称する“魔王”であった。
 自身の降臨に合わせたかのように出現した遺跡を見て、彼女はテンションが上がっているのを隠せていない。

「ところで魔王様、アンデッドを手懐ける術はお持ちでしょうか?」
「なに、所詮は意思なき死者じゃ。我の魔力をもってすれば皆跪き……な、なぜ言う事を聞かぬ!?」

 魔王の傍に立っているブラントンが当の昔にアンデッドが魔王に従っていないことに気付いていたが、特に行動を起こす素振りを1ミリたりとも見せていなかった。
 魔王はアンデッドの群れに見せつけるように、自身の強大な魔力を練り始めまたがアンデッド……スケルトンやミイラは全く意に介さず魔王へと向かっていく。
 それに青ざめる魔王。
 若干涙目になっているのは気のせいではないだろう。

「……ああ、どうやらネクロマンサーのスキルが必要なようですね。と、いうことはこの死体どもは過去かけられた術によって操られている、と。ふむ」

 ブラントンは尚も冷静に現状を分析している様子で、全く助太刀する気配はない。

「待たぬか! 見てないで助けるのじゃ!」
「はぁ……魔王なのですから魔法で吹き飛ばせばよいでしょう。それより、複数のヒト種族の魔力を感じましたので、私は部下と共に様子を見てきます。では」
「あぁんの長耳男がぁ~! 戻ってきたら承知せんぞぉぉぉ!! コラァァァァ来るでなぁぁぁい!!」

 薄情にも魔王を捨て置きブラントンは遺跡に近づくヒト種族の対処に部下を連れて向かってしまうのだった。


■目次■


プロローグ・目次

【1】遺跡のアンデッドに対処する
救出ロリ魔王1
救出ロリ魔王2
救出ロリ魔王3
救出ロリ魔王4
救出ロリ魔王5
救出ロリ魔王6

【2】砂漠の都市遺跡を調査する
砂蛇討伐とアーティファクト1
砂蛇討伐とアーティファクト2
砂蛇討伐とアーティファクト3
砂蛇討伐とアーティファクト4
砂蛇討伐とアーティファクト5

【3】魔族を退ける
メイジ戦1
メイジ戦2
ファイター戦

エピローグ

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