■プロローグ■
――ガリヴ島、スクラヴィア連邦共和国軍拠点
スクラヴィア連邦共和国軍やスクラヴィア連邦共和国軍協力している民間ゲリラ
“シュピーロイテ”が、スクラヴィア連邦共和国軍の拠点で出撃準備を進めていました。
その中に
スバル・ミシマとタクティカルジャケット
“EL”の姿もありました。
「……」
『さっきから黙っているけれどどうしたの?』
“EL”は相棒が沈黙していることに、怪訝そうな声を掛けました。
こういった“人間くささ”も今までのナビゲーションAIにはない特徴といえるでしょう。
「さっきのブリーフィングで、フランさんが
「敵戦力の分析は概ね終わっている。数の上ではこちらが敵を上回っており、まともに当たればまず負けないだろう」
と言っていたけれど、それが腑に落ちなくてね。
“緑の壊し屋(クラッシャー)”というエースがいたり、イカルスバッテリーの開発に成功しても、こんなに簡単に基地を取り戻せるのかな、と思ってね」
今までの
アルクティカ統合国軍との戦いを考えると、スバルは何かを勘繰っているようだ。
もちろん、あくまで勘に過ぎず、
フラン・トキタをはじめ、
レゼル・クーデルや
ロゼッタ・ラウたちにはやる気を削ぐことになるので、話していない。
ある意味では、相棒である“EL”にだけ話したような形だ。
『スバルはスバルなりに考えているんだ……何事もなく作戦が成功すればいいけどね』
「そう……そうだね」
“EL”に心配をされ、一瞬キョトンとしてから、そう返事を返すスバルだった。
(ナビゲーションAIが人間を心配するなんて……“EL”は本当に人間と変わらなくなってきているな……)
■目次■
プロローグ・目次
【1】ライナ中尉の部隊と戦闘する(陸空)
・ライナ中尉の部隊を撃破せよ1
・ライナ中尉の部隊を撃破せよ2
・ライナ中尉の部隊を撃破せよ3
【2】“緑の壊し屋”ライナ中尉と戦闘する(空)
・ライナ中尉を引きつけろ1
・ライナ中尉を引きつけろ2
【3】ガリヴ島の基地を攻撃する(陸空水)
・基地を制圧せよ1
・基地を制圧せよ2
・基地を制圧せよ3
・基地を制圧せよ4
・基地を制圧せよ5
エピローグ