クリエイティブRPG
反撃の狼煙！
リアクション公開中！
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――自由都市連盟、ユニウスの街
紫月 幸人の“複製人士”率いる機動兵器が倒されたユニウスの街は、爆発音や炎上音は聞こえるものの、ほぼ無人といっても差し支えない暗い静寂に包まれていた。
「そ、そういえば、デキムス市長はいなかったよね……？」
ルミナス王朝の現国王バルタザール・ルミナスから指揮官を任されているキュイラシェのエマは愛機のシュヴァリエ・ルークで慎重に街中を進みながら、特異者たちからの情報を集めるが、誰もデキムス市長の姿を見た者はいなかった。
特異者たちに恐れをなして尻尾を巻いて逃げたのならいいのだが……一癖も二癖もある人物だとエマは聞いている。
「こ、この場合、ユニウスの街を破棄したと考えるべきかな？ まだイスカリオの街も残っているし……」
普段は自身無さげにおどおどしているが、こういう時に状況や情報から咄嗟の機転が利くからこそ、現国王バルタザールはエマに自信を付けさせるべく指揮官を任せたのかもしれない。
「……なんだろう……“白き静謐”ってボクたちと違って余裕があるというか、『勢力範囲を取られてもへっちゃら』な感じがするんだよね……なんでだろう？ っとあった、バルタザール様が仰られるようにモニュメントを隠していたようだね！ でも……前に見たモニュメントより力を感じないなぁ。これはソランさんに調べてもらうしかないかな」
彼女自身が感じた違和感をまとめていたところで、目的のものを見つけることができた。
現国王バルタザールが踏んでいたように、ユニウスの街にはモニュメントがあった。
“複製人士”を造ったためか、エネルギーが尽きかけているようにも見えるが、ジェミニケーターに使えなくても解析すればシュヴァリエの進化・覚醒が可能になるかもしれない。
エマは本国の国王バルタザールへ司祭ソラン・ラッグスを派遣してもらうよう連絡を入れるのだった。
リキニウスの街の北西に位置するイストモス半島の西部は鐵皇国の勢力範囲となり、アエリウス城塞の北東に位置するアッティカ地方は自由都市連盟が取り戻すことができた。
これにより、“白き静謐”は勢力範囲の約１／３を失うこととなるだろう。
しかし、エマが言うように、自身が市長を務めるユニウスの街がルミナス王朝の攻撃を受けてもデキムス市長は現れることはなかった。
彼の不気味なまでの沈黙は、諦めなのか。それとも余裕なのか。
三国ともガドラスティア攻略を視野に入れつつも、“白き静謐”との戦いはまだ続く予感があった。
▼担当マスター：クリエイティブRPG運営チーム
マスターコメント
『クリエイティブRPG』運営チームです。
『ロボティクスウォー』のトリガーシナリオ「反撃の狼煙！」のリアクションをお届けいたします。
パブリックシナリオは、アクションを投稿しているか、
アクションを投稿していなくても「・アクション投稿しなくても登場を希望」の項目にチェックを入れた場合、基本的にリアクションに登場しています。
基本的にＰＣは１シーンに登場していますが、シーン分割の関係で数ページに渡って名前がある場合もございますので、リアクションを読み進めてご確認頂ければと思います。
今回の功績は下記の通りとなります。
▼以下の方に「鐵皇国茶器」「ルミナス王朝勲章」「自由都市連盟表彰状」を付与させていただきます。
※配布はリアクション公開後、２週間以内を目途に行わせていただきます。
●独立連隊
ライトニング独立連隊
曼殊沙華独立連隊
カッキン独立連隊
晴山吹独立連隊
ロッソジェルベーラ独立連隊
ヤークトフント独立連隊
リュミエール独立連隊
リンクス独立連隊
バーゲスト独立連隊
アサルトフォックス独立連隊
※【2023年2月2日】戦功の漏れがございましたので追加いたしました。
●個人
赤城 熱士(SAM0007308)様
幾嶋 衛司(SAM0036471)様
アルヤァーガ・アベリア(SAM0013527)様
▼以下のＰＣのシュヴァリエに“意思”が芽生えました。
※配布はリアクション公開後、２週間以内を目途に行わせていただきます。
※ユニーク化・強化は解除されます。予めご了承下さい。
キョウ・イアハート(SAM0004239)様：シュヴァリエ・ナイト
乙町 空(SAM0027375)様：シュヴァリエ・スナイパー
▼以下のシュヴァリエが進化・覚醒します。
※交換の実装はリアクション公開後、２週間以内を目途に行わせていただきます。
※ハイパーシリーズを持ちの方は、意志はそのままに進化・覚醒しますので、通常の進化・覚醒と異なります。
お手数ではございますが、進化・覚醒を希望される場合ユーザーサポートの「シナリオ」までご連絡ください。
・シュヴァリエ・ナイト→シュヴァリエ・ロード
・シュヴァリエ・ニンジャ→シュヴァリエ・アサシン
▼以下のＰＣにアバター死亡が出ています。
空音 見透(SAM0071100)様：ベグライター
最後に今回のリアクションを執筆したゲームマスターからのコメントをお送りします。
【１】【２】担当：陽下 捻
【１】を担当いたしました、陽下 捻と申します。
PVPシナリオや敵対アクションアリのシナリオは何度か担当したことはありましたが、そう言えばプレイヤー様のクローン的存在が登場するシナリオを担当するのは初めてだったような気が……ということでそこにまず驚きました。
と、言ってもプレイヤー様の性格や傾向などが反映されることはありませんでしたので、ご本人より多少やりすかったかもしれません。いや、よく知るお友だちや戦友の皆様においては逆にやりづらかったでしょうか？
地味に今回は戦場の規模が大きく、そこを上手く表現できているか不安でした。
同時多発的に戦闘が起こり、且つその全てが繋がっている。戦争ってやっぱりプランが大事よね、と思えるパートで、アクションからもそんな意図が見て取れました。なので、展開自体はすぐに思いつけました。ありがとうございます。
ということで、皇国はイストモス半島の奪取に成功です。。
それでは、この度は当シナリオにご参加いただき、ありがとうございました。
またの機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
【２】担当：シチミ大使
本シナリオにご参加していただきありがとうございます。
「反撃の狼煙！」の選択肢【２】のシナリオを担当したシチミ大使と申します。
ユニウス夜襲――ここに来て敵へと攻勢を見舞い、強襲を成功させるための皆様の姿は緊張感と、そして巻き起こる攻防戦には手に汗握るものがあり、楽しく書かせていただきました。またご縁がございましたら、その際はよろしくお願いいたします。
【３】担当：卜部イ蔵
この度は『反撃の狼煙！』にご参加いただき誠にありがとうございました。パート【３】を担当させていただきました卜部イ蔵です。
発覚した複製人士という存在。これからも増えていくのか、そして彼らが一体どのように世界で暴れまわっていくのか。“白き静謐”の戦いにどのように関わっていくのか。そうしたところに注目していきたいところです。
私が担当させていただいたのはスレイ・スプレイグさんの複製人士。どうやら相手の感情を利用した戦術が通用しないようですが……強敵のように感じていただけていれば何よりです。
重ね重ね、シナリオにご参加いただき誠にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。