■プロローグ■
――自由都市連盟、アッティカ地方
鐵皇国が進軍する
イストモス半島に
納屋 タヱ子の“複製人士”とスカイライダーⅡ。
ルミナス王朝が進軍する
ユニウスの街に
紫月 幸人の“複製人士”とジャマダハル。
自由都市連盟が進軍する
アッティカ地方に
スレイ・スプレイグの複数の“複製人士”とシュツルムクレフテスがそれぞれ守備隊として配置されている。
「
デキムス市長……いえ、
“白き静謐”がなりふり構わなくなってきている、というより、
有能な人材を探している感じがしますね」
飛行型アーマードスレイヴのコックピットハッチを開け、“白き静謐”の機動兵器の布陣をモノクルターゲットで確認しながら自由都市連盟の現盟主
アリス・エイヴァリーは一人呟いた。
「“白き静謐”にとって有能な人材なのか……それとも……少しでも分かればいいのですけどね」
現盟主アリスはコックピットへ戻ると、アッティカ地方への進軍に協力してくれている特異者たちへ攻撃の指示を出すのだった。
■目次■
プロローグ・目次
【1】イストモス半島へ進軍する(皇国)
地峡での戦い
平地での戦い
山岳での戦い
指揮官機、出現
【2】ユニウスの街へ海から夜襲を仕掛ける(王朝)
・浮上、ユニウス夜襲へと
・街路迷宮の宵闇を抜けて
・燃え盛る街を背に
【3】アッティカ地方へ進軍する(連盟)
■3-1.全力の証
■3-2.二つの強襲
■3-3.偽りと真実の撤退戦
■3-4.乱れ交じる戦火
■3-5.完全なる勝利
エピローグ