クリエイティブRPG

ジーランディア

渡河作戦&共同戦線を阻止せよ!

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渡河作戦&共同戦線を阻止せよ!
【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
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・白い敵意の波へと

「さて、自由都市連盟に協力する一人として……あの白い機動兵器と協調する機体がある現状に抗おう。さぁ、行くぞシュナ。俺たちの否で……ジーランディアの明日を是と成すためにな!」
 アルヤァーガ・アベリアは「戦場の地形把握」で山岳地帯の地形を頭に叩き込み、「クナール型飛空艦」の速力を活用して「集中力」を発揮していた。
 艦に同乗したシュナトゥ・ヴェルセリオスは「バルドイーグル(皇国)」に搭乗しており、艦上で「スパイクユニット」で踏ん張りながら「ヘビーマシンガン」を構える。
「なんだか、よくわからないけれど……アルヤがまた、抗おうとしてるみたいだから……なら、私はそのアルヤに……安心を、護り届ける……いこ、バルドイーグル……飛べないのは、残念だけれど……ね……」
「ピンホールショット」の技術を用いて遠距離仕様砲撃型アーマードスレイヴを照準し、トリガーを絞っていた。
 武装を引き剥がすために腕や背面砲を狙い澄まし、敵の攻撃能力を削いでいく。
 アルヤァーガは「パッシブソナー」を展開し敵の位置を伝えていた。
「シュナ、敵の一翼は右方向に打って出た。相手の軍勢は強い……心してかかってくれ」
「うん……りょうかい。クナールがねらわれないように……アーマードスレイヴを中心に、潰して、いくね……」
「タウルスカノン」による支援砲撃でシュナトゥの火力を拡充しつつ、遮蔽物を利用しようとしている敵を制する。
「逃がしはしない……一機でも多く敵を迎撃します!」
「例の白い機動兵器と言えば連盟の機体識別信号を持ちながら、“味方”のはずの連盟機にも被害を出しているとか。……共通の敵、なんだろうか。何にせよ、まずはこちらを止めるべき、そんな気がする」
 壬生 杏樹は向かってくる白い機動兵器群を見据え、「高速艦“雨燕”【クナール型飛空艦】」を進撃させていた。
「さて、本作戦の舞台は傾斜地。茜ちゃんの霊装騎には傾斜対策が施してあるとは言え、迂闊に動くと足を滑らせかねない。戦場の地形把握をしておくに越したことはないよね。逆に敵機の滑落対策の有無次第では地理条件を利用できるかもしれない。あとは土砂崩れのリスク、水源との位置関係……。滑落や土砂崩れのせいで水源がダメになるのは何としても避けないと。向かってくる白い機動兵器はクルースニク、振電、そしてザフィーアの複製機だね。クルースニクはパイルにライフル、ザフィーアにも専用ライフルがあって、振電は高い近接格闘能力を持つ……という“元の世界での特徴”を考えて、飛べる“かもしれない”振電はともかく、他の二種は地形条件を考えると射撃重視型の可能性があるかな?」
 水瀬 茜は「霊装騎“守護刀”【シュヴァリエ・ルーク】」にて滑落対策として「霊装“菊理”【スパイクユニット】」で傾斜地形を踏み締める。
 それぞれの機体の、元の世界の性能などをつらつらと語るが、ジェミニケーターによる複製機体は、ジェミニケーターのレベルによって複製される内容が変わる。また守護者やイコンのように、従来アクリャやパートナーと一緒に搭乗しないと本来の性能を発揮できない機動兵器は単座式となり、性能を発揮できるなど、元の機動兵器の知識通りとはいかない場合も少なくない。
 それにガドラスガードの複製機と各国が持つジェミニケーターによる複製には性能の差を感じられると茜は思っている。
 それでも――
「例の白い機動兵器が出てきたみたいだね。あれは、きっと三国共通の“敵”だ……!」
「腕部固定式連弩【マジックリピーター】」を照準する。
 無論、近接に持ち込まれた時のことも考え、「紅鉄剣“篝”【赤いバスターソード】」も有している。
 射程に入るなり、茜は「舞踊」の回転運動で白い機動兵器を迎え撃つ。
 戦端を務めていた白いクルースニクはビームピストルで牽制しつつ、クルースニクパイルによる接近戦を試みてくる。
 回転を加えつつ、爪先立ちの後に地に足をつけた斬撃で、茜は白いクルースニクを叩き割っていた。
「ダイヤモンドソード」の切れ味を付与し、両断の太刀を奔らせる。
「踏ん張る時には地に足をつけて、ガツンと迎え撃つよ!」
「対空砲撃装備じゃ地上の敵を撃つように造られてない砲では仕方がないよね。ならば逆に“敵機を牽制、あるいは誘導”するために地上を撃って、敵機の動きにプレッシャーをかけてやるのはどうだろう? ストーン・ショットガンなら点ではなく面で撃つこともできそうだから、より行動の制約を加えられそうだね」
 杏樹は「天ノ臼砲【タウルスカノン】」による「ストーン・ショットガン」を用いて敵の行動を制限し、相手の射線を封じていく。
 「カバリング・ファイアー」は相手へと迂回と後退を強いていた。
「威力が低いとはいえ、当たれば無傷とはいかない。敵機もわざわざ被弾するのは嫌がるはず。これで茜ちゃんや味方が射線を取りやすい位置関係に敵を誘導できれば……進軍、展開の制限を加える。それだけでも私の狙いは十分達成できる」
 茜は敵の自爆を警戒して「マジックシールド」を展開し、「アーマードスレイヴ(汎用型)」に乗るエリカ・クラウンハートの対峙する白い振電を視界に入れていた。
「例の白い機動兵器がまた出たわね。街のど真ん中にクレーターを造るほどの高威力の自爆をしてくるのが厄介ね。被害を出さないよう、接近される前に遠距離から破壊したい」
 「スパイクユニット」で踏み締め、「オブザベイション」で相手の動向を見据える。
「高い機動力と近接戦闘能力、基本的に飛行できるのがIFのいいところよね。接近される前に正確な射撃で撃ち落とすわ」
 携えた「ヘビーマシンガン」を相手が回避しづらいタイミングを見計らって「ピンホールショット」で敵の脚部を狙い澄ます。
 敵機の反撃のビームピストルの銃撃網を「オブザベイション」による「ラビットムーヴ」で潜り抜け、距離を取っていた。
 進軍してくる別働隊の振電からの攻勢に対し、「スモークディスチャージャー」の煙幕で照準精度を下げ、充分に距離を取ってから反撃を開始する。
 「ヘビーマシンガン」による「ピンホールショット」の銃撃で相手の防御の弱そうなところを撃ち抜いていく。
「悪いけれど、的確に狙い撃たせてもらうわ。そうでなくとも数で凌駕されているんだから、せめて戦術で凌駕して見せる」
 進軍を続ける多脚戦車へと迅雷 敦也は「クナール型飛空艦」で相対する。
「……無名、無力、ぼっちの俺にはただがむしゃらに戦うことしかできねーだろうな。……俺には何もないからそれしかねーんだ」
 「タウルスカノン」の放射線状の砲撃を見舞いつつ、命中率よりも数で補っていく。
「俺の飛空艦は足が早い……他の人と戦っている敵を手早く強襲する!」
 その言葉通り、敦也の艦は「フロストゲイル」の突風を浴びせて敵の動きを阻害し、「デネボラドリフト」の荒業を用いての体当たりが敵勢の出端を挫いていた。
 多脚戦車が12連装ミサイルとマシンガンで応戦するも、接近の距離に至っていた敦也の攻撃をもろに受け、後退を選んでいた。
「退いたな? エレクトロマインの置き土産だ」
 「エレクトロマイン」で相手の進軍方向の一翼を塞ぎ、敵の軍勢を敦也は遠く見据える。
「……それにしたって、これだけの軍勢……よく揃えたもんだぜ……」
 九曜 すばるは多脚戦車と向かい合いながらぼやく。
「“白い機動兵器”は自爆もそうだが、俺の装備では対抗する術がないので、仲間がそちらの戦いに集中できるよう、多脚戦車を相手にする。遠距離攻撃は地味に邪魔だし、数がそこそこ居るのも厄介だ」
 すばるは「ラビットムーヴ」を取らせた「ジャンクアーマードスレイヴ」で「ランディングショット」を「サブマシンガン(AS)」の銃撃を叩き込む。
「狙うは脚……傾斜があるから数本破壊すればバランスを崩して落ちてくるかもしれない。まずは動きを止め、次に砲台を破壊する。完全に破壊しなくても戦闘不能にさせれば十分。後で使えるパーツを拾えるかもしれないしな」
 多脚戦車の反撃を「バックショット」で牽制しながら山岳部の遮蔽物に身を隠す。
 ――が、バランスを崩して機体が転がってしまう。
「……スパイクユニットがあっても転ぶ時は転ぶな」
 「体術」で受け身を取り再び敵へと照準する。
 その時には12連装ミサイルが尾を引いている。
 向かってくるマシンガンの銃撃の火線を回避しつつ、弾幕で相手の目を潰しつつ、すばるは加速して敵へと向かっていた。
「接近すれば……少しは相手の勢いも削がれるはずだ……」
 多脚戦車の背面へと回り込み、脚周りを撃ち抜く。
 銃口を突きつけ、すばるは言い渡していた。
「さて、この辺りで打ち止めと行こうか。それとも、まだやるか? ……俺は血を見ることや誰かが死ぬことは嫌だ。だから戦争を広げたり生活を脅かそうとする奴は嫌いだ」
 突きつけた理由に、多脚戦車の乗り手は諦めたのか、銃口を降ろす。
「……そうだ。それならばまだいい。一番厄介なのは、死さえも恐れない妄執の徒だ」
 遠距離使用アーマードスレイヴを相手取る風間 瑛心は「大鐡神・野武士」に搭乗し、敵機の「ヘビーマシンガン」の銃撃網を最低限に耐え忍び、「戦場の殺気」で場所を特定していた。
「……“白い機動兵器”を自爆前に倒すのは単騎ではまだ難しい。遠距離仕様砲撃型アーマードスレイヴを狙いの中心にしていくぞ。……まともに追いかけても素早い敵に追いつくのはこの地形では難しいだろうが、追いかけるのではなく此方を攻撃してくるのならばな。……まだ戦いようはある」
 「飛去来器」を投擲し、敵の回避ルートを限定させ、こちらを追いすがるあまりに傾斜地に足を取られたアーマードスレイヴへと本命の「燕返し」による二連撃を叩き込むことで無力化していた。
「……地の利があるのならば活かす、それが答えだ」
 剣堂 愛菜サヤカ・ムーンアイルの機体の「スパイクユニット」の動作確認と「アーマーブレイクガン」の反動や仕様確認、そして最後に「シールドエンチャント」を施す。
「連盟の兵器が白い機動兵器と共闘。連盟の実態はどうなっているのでしょうか? とにかくアリスさんの指令を貰いましたから皇国に協力します! コンビ名は【グリム・アプレンティス】だそうです」
 サヤカは「バルドイーグル(皇国)」に搭乗し、照準を覗き込んでトリガーを絞る。
 光の徹甲弾の反動は大きく、両腕で保持しなければいけないが、「武装解除」と「ピンホールショット」で脚部と武装を撃ち抜き、その気勢を削いでいく。
「白い機動兵器……その真相は闇の中であろうとも、少しでも撃墜すればソルジャーとしての評価に繋がります。今は、焦らず一機ずつの迎撃を。……確かに無人のほうが有人よりもいいところは多いのかもしれません。でも戦争は人が起こしたものです。人の手で決着をつけなければいけないところを私が見せてあげます」
 光の徹甲弾が向かってくる敵影を射抜いていく。
 永見 博人は「ライトアナライズ」で味方機の損耗具合を確かめつつ、「機動兵器知識【自由都市連盟】」を参照して「ユニバーサルレスキューバール」によって万全に「レストア」していた。
 その対象は永見 玲央の機体である。
 遠距離使用型アーマードスレイヴへと玲央は「アーマードスレイヴ(突撃型)」に搭乗して対峙していた。
「大鐡神はASが苦手と言うジーランディアの三すくみと複製した機動兵器各国の機体より三すくみの影響は弱いということを考慮して、遠距離仕様砲撃型のアーマードスレイヴを相手にします。射程が同等か、それ以上と目される相手に止まっていれば的になるだけ。移動しながら仕留めます」
 「ランディングショット」を心がけ、「モノクルターゲット」で命中率を上げた「水中用ミサイルランチャー」を速射させる。
「こちらは突撃型な分、軽装甲で地力の機動性も高いことからある程度相殺できるはず。回避率は確実に上回っている……」
 「ダブルバースト」の二連撃と「フレキシビリティショット」による間合いの誤認を織り交ぜ、タイミングを悟らせず、「スネークウォーク」の水平移動で敵機の銃撃を回避していた。
 ミサイルが敵影に突き刺さり、順調に迎撃していく。
 沈黙した敵機には大器晩成な後輩が見張りについていた。
 万に一つ起き上がってくることがないかということと、コックピットが開かないかの確認だ。
 江河 文典は「マジックウォール」を施した「クナール型飛空艦」から敵勢を見据える。
「盟主アリスは、従来の自由都市連盟の機動兵器が“白い機動兵器”と共同で侵攻したことに疑問を抱いて皇国に協力するように依頼を出している。これまでの自由都市連盟の機動兵器の搭乗員から聞き出すのが解決への早道のはず。永見玲央が撃破した遠距離仕様砲撃型アーマードスレイヴを拿捕して搭乗員を盟主アリスに差し出そうかねぇ。コックピットに籠城なんてさせないよ? 搭乗員が逃亡しようとしても土壁で防ぐ」
 「モノクルターゲット」で「タウルスカノン」の遠距離砲撃で飛行する機体には牽制を行い、大地を行く機体には「ストーン・ショットガン」と「カバリング・ファイアー」の飽和攻撃を行っていた。
 「ソイルウォール」によって敵の退路を塞ぐのも忘れない。
 帰還してきた玲央の機体を博人は「スピードリペア」ですぐに送り出す。
 「カンフォートパフューム」と「ライフリキッド」による回復も忘れない。
「鹵獲に成功すれば、そういうのもできるだけ整備。破損の状態によっては暫定的にでも修理しておかないと修復不能になって補充パーツとしての役にしか立たなくなってしまうことはよくあることだから」
 星川 潤也は向かってくる白い機動兵器を睨む。
「米どころに自爆機を突っ込ませてくるなんて……誰の思惑かは分からないが、えげつないことしてくれるぜ。……だが思い通りにさせて堪るかよ。水源を破壊なんてさせない。あの白い奴らは、一機残らず殲滅してやるぜ。いくぞ、みんな!」
 潤也の声に【曼珠沙華】の面々が応じる。
「ったく……あの白い連中、盟主アリスとは違う目的で動いているみたいだし、何が狙いなのかしらね。まぁ、今は考えても仕方ないことだけれど……好きにさせてやる義理はないし、きっちり迎撃しましょ」
 アリーチェ・ビブリオテカリオは「烈風符」を張り付けた「スループ型飛空艦」で出撃していた。
 艦に乗り合わせた松永 焔子は「戦場の地形把握」で有利な位置取りを探り、敵勢を見据える。
「今回の“白い機動兵器”の侵攻は盟主アリスにとっても寝耳に水の様子。連中の正体は依然謎のままですが、皇国の食糧事情を悪化させかねない卑劣な侵攻は看過できません。仕掛けて来たことを後悔させてやりますわ!」
 「スパイクユニット」と「五指魔弾【指鉄砲】」を装備した「オウマ・ムラマサ改(皇国)」に搭乗し、近接戦用の「天喰刃」を提げている。
 セシリア・レーゼルは向かってくる敵軍勢に対し、嫌悪を浮かべていた。
「気味が悪いわね……一体誰が糸を引いているのかしら。けれどまずはここを守ることが先決よ。皆、行きましょう」
 「クナール型飛空艦」の速力を上げ、敵陣へと先陣を切る。
「まずは足止めを行うわ。誘導にはスパイダーネットを使う。まずは敵の右サイドを封じる……!」
 「スパイダーネット」で敵の中心に仕掛けつつ、誘導には「ソイルウォール」も同時展開して相手の矛先を一点に集約させる。
 「デネボラドリフト」で方向転換しながら奥歯を噛み締める。
「力技だけれど時間がないのよ……」
 「ストーン・ショットガン」で弾幕を張り、動きを鈍らせた相手へと「アンカーロケット」を射出して敵機を絡め取る。
「行って! ユファ! 少しでも敵を迎撃するわ!」
「――承知した」
 セシリアの艦に乗っていたユファラス・ディア・ラナフィーネは「クルースニク000(皇国)」が歩み出る。
「……不気味な敵。だが砦に被害を出すわけにはいかない。未来のために最小の被害で護り抜く」
 「鼓舞踊」で連隊の者たちの士気を上げてから、「飛去来器」を投擲し自分へと注意を向けて飛び出す。
 敵のクルースニクの有するパイルバンカーを「手刀」で受け流し、「受け身」でアーマードスレイヴの攻撃を最小限に留める。
「……この動きのイメージは調子に乗って突っ込んで仕掛けた奴が返り討ちにあって逃げていくと言ったところか。オレがさぞ愚かに見えるだろう。……もっとも、敵にそんな感情はないだろうけれど。時が来るまで粘ろう」
 白森 涼姫ミラ・ヴァンスの「ガレアス型飛空艦」に「シールドエンチャント」を施し連絡を繋ぐ。
「敵の撃破は手段であって本来の目的は水源を守ること。そしてそのために一番危険なのはソルジャーたちでもエースでもなく“白い機動兵器”群。ヘタな位置で倒すと、その後の自爆の影響で土砂崩れや水脈が歪んで水源に異常を来せば自由都市連盟の思い通りですからね。できるだけ離れた場所で”白い機動兵器“群を最良は撃破、無理なら足止めを行います。弾薬に関しては任せてください」
「補給用カートリッジ」三つは弾切れを万に一つでも起こさないという涼姫の準備の賜物だ。
 ティムキン・サリバンはミラの艦へと「ホスピタリティ」を施し精神疲労の軽減に努める。
「まずは……白い機動兵器を少しでも減らさせてもらう」
 「ウィークポイントアタック」で「ドキュウ(副砲)」を操作し、白い機動兵器に向けて火線を張る。
 ミラは「マジックウォール」と先の涼姫の守りを得て防御を万全にし、「パッシブソナー」で敵の位置関係を把握する。
「援護射撃をするわ。少しでも敵の出端を挫く!」
 「カバリング・ファイアー」と「ストーン・ショットガン」の援護弾幕が張られ、敵を点ではなく面で制圧せんとする。
 潤也は「ロンデル試作型(皇国)」に搭乗し、「試製蜂巣砲」を携えて出撃していた。
「涼姫さんのお陰でガトリング砲の弾切れを心配せずに戦えるのは、ほんと心強いぜ。さぁ、一機残らず蜂の巣にしてやる! 密集している敵を優先して迎撃、他の敵を巻き込んで一気に撃破する! とにかく、仲間も水源もやらせてたまるか。そして一機たりとも逃しはしない! さぁ、鐡の雨でスクラップになりたい奴からかかって来い!」
「必殺の構え」で挑発し、密集してきた敵へと火砲が火を噴いて撃ち抜いていく。
 続いたライオネル・バンダービルトは照準を絞り「サイフォスキャノン(皇国)【サイフォスキャノン(皇国)】」から狙う。
「白いヤツとつるむ連盟、一枚岩じゃあないとは聞いていたが、いよいよもって混沌って面を見せてきたな。明日のメシがかかっている以上は好きにはさせねぇよ。ターゲットは白いヤツ、こいつの対処は間合いを詰められるほど面倒になる。傾斜地での戦いってんで踏ん張りが効かねぇのはな」
 「試製蜂巣砲【試製蜂巣砲】」を担ぎ、焔子からもたらされた迎撃ポイントへと陣取っていく。
「山岳のデコボコした地形は射線を通しにくいだろうがそこはデカブツの大鐡神を隠す防壁にも成り得ると見る、地形防御をうまく活用できそうな位置を探しながらポジショニングよ」
 アリーチェが「ソイルウォール」の土壁や「エレクトロマイン」の空中機雷で敵を誘導していく。
 相手の迂回ルートを探って声を張り上げていた。
「焔子さん、今!」
 焔子が五連装の銃撃で牽制しつつ、「機動兵器知識【自由都市連盟】」によって弱点を探り駆動系を把握して動きを止めたところで「天喰刃」を抜刀していた。
「籠手打ち」の衝撃波が飛び、脚部駆動系を斬り裂いていた。
 アリーチェは艦を緊急着陸させて、密集した敵勢に「クエイクカッター」を見舞っていた。
「今よ、みんな! あいつらが動けなくなっているうちに、まとめて吹っ飛ばしてちょうだい!」
 涼姫は「モノクルターゲット」で伝令を飛ばす。
「敵が誘導地帯に集まってきました。足も削いであります。砲撃で牽制している間に、敵の撃破を優先してください!」
 サリバンは「ドキュウ(副砲)」の牽制砲撃を交代し、潤也の武装への弾倉補給と「スピードリペア」で点検と修復を行う。
 白い機動兵器からの反撃には「初の手当」の自動修復で時間を稼いでいた。
 ライオネルが「籠手打ち」と「秒の一打」で敵機の武装を取り落とさせつつ、その装甲を射抜く。
「補給を頼む。弾切れの心配がないとは言え、油断は禁物だからな」
 「遍現跳躍」のジャンプと微調整で艦に飛び乗り、補給を受けている間も警戒は怠らない。
「よっしゃ、鐡の巨神は防衛戦が真骨頂ってとこ見せてやろうか」
 ユファラスも攻勢に転じていた。
 片方の腕は「手刀」で盾のように。もう片方の腕は「地裂刃」を構え、肉薄し様に「燕返し」で斬りつけてから、すぐに距離を取っていた。
「それにしても、白い機動兵器に疲弊の様子はなし、か。……ここまで来るといっそ清々しいとさえも思うな」
 ユファラスは刃を地面に突き立て、噴き上がった衝撃波で敵を一掃していた。
 「ライフリキッド」を使いつつ、潤也は声を飛ばす。
「ここで敵は止めるぞ! 奴らに水源を破壊なんてさせるもんか!」

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