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渡河作戦&共同戦線を阻止せよ!

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渡河作戦&共同戦線を阻止せよ!
【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
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1.渡河作戦を強行せよ!

 ルミナス王朝側からフローユニットを装備したシュヴァリエ・ポーンとシュヴァリエ・ルークを中心とした水上の防衛隊が出撃し、シュヴァリエ・アーチャーとシュヴァリエ・メイジが岸から上空・水中へ向けての遠距離攻撃を行う。
 そして水中はシュヴァリエ・マーメイド数機による迎撃が行われている。
 多くの特異者が自由都市連盟に所属するユニウスの街の市長デキムスの渡河作戦に対抗するために出撃し、各地で戦闘が繰り広げられる中、国王のバルタザール・ルミナスも最強のベグライターとしてシュヴァリエ・ナイト【ユリアーヌス】に搭乗しその先頭に立って自由都市連盟のソルジャーへ攻撃を行なっていた。
「デキムスの飛空艦はどこだ!?」
 バルタザールにしてみれば本来なら敵のエース機に向かいたいところだったが、ソランからの状況の報告からエース機への対応をメインとする独立連隊の報告があり、バルタザールは今回の諸悪の根源であるデキムスを討つことにしたのだった。
 そのデキムスは護衛艦とルミナス王朝に協力する特異者との激しい戦闘が繰り広げられている場所を避け、何機かのピンネース型飛空艦と自由都市連盟に協力する特異者による護衛を伴い悟られぬよう河岸に向けて潜航し続けていた。
 

 自由都市連盟側に協力している特異者の幾嶋 衛司守山 夢のクナール型飛空艦でデキムス市長のピンネース型飛空艦周辺を警戒していた。
 飛空艦にはブリギット・ヨハンソンの水中型アーマードスレイヴも乗艦させていた。
 事前行動として水中に潜る前に衛司は出撃前のブリギットの機体にシールドエンチャントを施しておく。
「これでいいよ、ブリギットちゃん」
「ありがとう、エージくん」
「集中力を使うことでエンチャントの質を上げられるようならできるだけ質を上げておきたいね」
「ブリギットさんが出撃したのを確認したら、艦を潜航させるッスよ」
「頼んだよ、夢ちゃん」
 ソルジャーのブリギットは水中のデキムス市長の艦の動きを見て察気で警戒していた。
 その進路上に王朝側の機動兵器を見つけ、声を漏らした。
「あれは……バルタザール国王」
 相手の後方にとりわけ大きな魔力の威圧感を放つシュヴァリエ・ナイトのユリアーヌスの機体を確認したブリギットが緊張した様子で呟く。
「普通に考えればとてもじゃないがあれを突破するのは無理ゲーだな。
 だけど……行くのかい? ブリギットちゃん」
「ええ……」
 ブリギットは一人の英霊としてバルタザール王に挑もうとしていた。
 衛司はブリギットの意志を尊重し、その行動を見守るつもりだった。
「センパイ、ブリギットさん、ちょっといいッスか」
 夢はブリギットに声をかけてきた。
「バルタザール王に挑むには反対ッス」
 衛司は(おや?)と夢を見つめる。夢は真剣な表情だった。
「そのやり方で挑むのはバルタザール王の思惑通りかもしれないんス! 危ないッスよ!」
 ブリギットは困惑した表情になった。
(珍しいこともあるものだね……普段は俺のイエスマンな夢ちゃんがこんな風にブリギットちゃんがやろうとすることに猛反対するなんて)
 衛司は柔らかな口調でブリギットに代わって夢に問いかけてみる。
「確かに危険なことではあるんだけどそれはブリギットちゃんも覚悟していると思うよ?
 ……もしかすると、バルタザール王に対して良くない考えでも持っているのかな?
 まるでバルタザール王が何か仕組んでいるみたいな言い方だねぇ」
「言動に不自然なものを感じるっス」
 夢は特異者たちの前でやたらと王が「覇道 堅狼を尊敬していた」と口にすることに違和感を覚えたのだった。
「これって外部の人間にそんな強調するようなことッスかね?
 もしそこに裏があるとしたら……覇道 堅狼を殺したのって……本当にガドラスガードなんスかね?
 夢はバルタザール王による犯行の可能性を考えていた。
「それを隠す為に尊敬していたように振る舞っているとしたら……ゾッとするッスわ」
「……その考えはバルタザール王本人には勿論、他の特異者たちにも隠しておいた方がよさそうだね」
 衛司はバルタザール王のことは3つの勢力を超えて信用している人が多いという印象を持っている。そんな中で彼を疑う考えを持っていることが露呈すれば孤立してしまう危険があった。
「夢ちゃんの気持ちはわかった。で、ブリギットちゃんはどうする?」
 ブリギットは考え込むが、夢の表情を見て気持ちを決めたようだった。
「連盟に所属するソルジャーとしてデキムス市長を守る、今はそのことに集中するべきだと思うわ」
 衛司は頷く。ブリギットがきちんと気持ちを切り替えたことを感じたからだ。
「うん。今回は夢ちゃんの意見を汲んでデキムス市長の援護に専念することにしよう」
「水中では攻撃はブリギットさんとセンパイに任せて、自分は艦の操縦に専念するッス」
 
 シュヴァリエ・ポーンとシュヴァリエ・ルークが接近する。
 ブリギットは水中用ミサイルランチャーをダブルバーストで撃つ。
 シュヴァリエはそれらを回避して武器を構える。
 シュヴァリエ・ルークが水中の夢のクナール型飛空艦に向けてマジックハープーンを撃ち込んでくるのを夢が操舵で回避する。
 ガジェットドクターの衛司は地龍神筒の魚雷でブリギットを援護し、シュヴァリエ・ルークのフローユニットを破壊する。
 ブリギットに向けてシュヴァリエ・ポーンもマジックハープーンの体制を取りお互いに攻撃を警戒して水上を大きく旋回する。
 ブリギットはオブザベイションで慣性を把握して敵の動きを読み取り自身の機体を直線的な動きから体術で方向を変えての水中用ミサイルランチャーを放ち、フローユニットの破壊に成功する。

 デキムスが周辺の護衛機にバルタザール王に警戒する体制を取るよう指示を出し、ブリギットも護衛の位置に戻る。
 一息ついたところで夢は近くにいるはずのデキムス市長に問いかけた。
「ちょっとすみません、デキムス市長」
『なんだ?』
「デキムス市長から見て、バルタザール王ってどんな人ッスか?』
 この機会にとデキムス市長に個人的に聞きたいことがあったのだ。バルタザール王に関する自分の考えも伝えて反応を見てみたかった。だが。
『すまない。今は戦闘中だ。戦闘以外の質問に答えられる余裕がない』
 デキムスの対応は冷ややかでそれだけで通信が切られてしまった。
「まあ、至極当然だよね。雑談していて旗艦が撃沈されたらシャレにならないからね」
 衛司が気落ちする夢を宥める。
「うう、次の機会を待つっス」
 衛司は警戒する表情になった。
(今後は少しばかり夢ちゃんの言動には要注意かもしれないね。)


 ソルジャーのロデス・ロ-デスゼロ・ゴウキのピンネース型飛空艦に乗り、水中を潜航していた。
「ルミナス王朝に恨みがあるわけでもない。だがこっちもそろそろ戦功で名を上げて有名人の仲間入りをしないとな。
 水中経由で対岸に侵攻するぞ」
「はい、水中経由で対岸に侵攻するであります」
 ゼロはロデスの指示を復唱する。
 飛空艦にはアリシア・メカニックも同乗していた。
「ボクはゼロのお手伝いってとこかな。たまには砲撃手をやってみるのも悪くないしね。
 そ・れ・に この作戦が上手くいけば名が売れて自由都市連盟で商売がやりやすくなるからね」
「それだけじゃない」
 ロデスが真面目な表情で話す。
「名が売れれば美人を口説きやすくなる」
「名が売れれば美人を口説きやすくなるでありますか。
 マスターから与えられたミッションを成功させるであります」
「うむ、頼むぞゼロ」
 アリシアは温度のない表情でロデスを見るのだった。
 
 まずはゼロが遠距離攻撃に対する保険としてマジックウォールのスキルを自身の飛空艦に使用し、パッシブソナーのスキルで索敵する。
「シュヴァリエ・マーメイド、来ますです!」
「わかった」
 ゼロから報告を受け、ロデスは水中型アーマードスレイヴで出撃で出撃する
 オブザベイションで敵が向かう方向を予測し水中用ミサイルランチャーで攻撃する。
 直線的なアーマードスレイヴの動きをバックショットのスキルを使用し投擲型デプス・チャージを防御目的で投げて敵の攻撃と相殺し回避する。
「こっちも戦闘開始であります!」
「ガンガン行くよ!」
 ガジェットドクターのアリシアは砲手として地龍神筒を使用してシュヴァリエ・マーメイドを攻撃する。
 攻撃に並行し、ミラージュネングラフィーで撹乱目的で偽の地龍神筒の魚雷攻撃映像を相手のシュヴァリエ・マーメイドのモニターに送り込む。
 ゼロは着かず離れずの距離を保ち、敵が距離を詰めてきたところを狙って敵の進行方向前面にスパイダーネットを張る。
 シュヴァリエ・マーメイドが機体の一部を網に引っ掛けた。
「攻撃はアリシア殿にお任せするであります」
「了解!」
 水中用ミサイルランチャーを発射する。
 攻撃を掻い潜って敵が船体に取り付くがデネボラドリフトのスキルで振り落とす。
 マーメイドたちを撃破できたらマジックウォールの効果が残っているうちに対岸の様子をパッシブソナーで伺いながら警備が手薄なところを探す。
 デキムスのピンネース型飛空艦が上陸準備に入る。
「どこか上陸できそうなところは……」
 その時激しい攻撃を受ける。
「まずい」
 強い気迫と共にバルタザールのユリアーヌスが迫っていた。
 周辺にユリアーヌスが放った威嚇の剣風が迸り、ロデスのアーマードスレイヴとゼロの飛空艦はまともな体勢が取れなくなった。
「剣風で飛空艦を航行不能にするとか、ユリアーヌスは化け物かよ」
「ユリアーヌスを倒せば有名になれるですか?」
「いやいや……」
 ロデスの中で葛藤が起こる。だがユリアーヌスにやれるところまで立ち向かいたいという気持ちもあった。
 覚悟を決めて飛び出そうとするが、ユリアーヌスが方向を変えてその場から離れた。
 ロデスは息を吐いた。
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