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渡河作戦&共同戦線を阻止せよ!

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渡河作戦&共同戦線を阻止せよ!
【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
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8.渡河作戦の行方(1)

 グラナートとの死闘が繰り広げられていた間にデキムスのピンネース型飛空艦は残りの部隊との別の場所から岸への接近を狙っていた。

「今回はわかりやすい依頼です」
 カーム・オールドリバーは独立連隊【スマートワーク】連隊の仲間にミッションを説明する。
「ルミナス王朝の陣営として私達スマートワーク連隊は最終的な防衛ラインとして敵の接岸と上陸を阻止する為に動きます」
 作戦内容は、フローユニットを装備した汎用型アーマードスレイヴとピンネース型飛空艦への水際や水上での対応であり要するに「上陸させない」というものだった。
 カームが仲間の魁 弾の方を見る。
「私達の機動兵器もアーマードスレイブやそれに類する機動兵器です。互角の戦いになりますが、そこは私達飛空艦チームと魁さんのメンバーである、禿山さんの滑空中の襲撃により有利に進められるものだと感じています」
「この美しい儂の華麗なる砲捌きを見せてくれよう」
 弾の背後から禿山 拳が手を挙げて得意げに名乗り上げる。弾も自信ありげに頷く。
「俺達の水上の機動兵器は7機、作戦を組み立てるには十分な数だ。その作戦、乗ったぜ! カームさん!
とはいえ、水上では障害物も何もない。となると、展開と立ち位置。そして鼻っ柱を折ったほうの勝ちってやつだ!」
「水上では私達のカバリングファイアーが最も活躍するでしょう。
相手の足並みが崩れたタイミングで、苛烈に機動兵器達を追い込んでください」

 ただ作戦内容を確認したキャリー・ハーネスは若干不満そうだった。
「やることは単純って感じがするけれど、いつもなら鹵獲を行う私達のボーナスタイムを考えるとちょっとやり辛く感じるわね」
 それに関してはカームも済まなそうに答える。
「今回は水上での戦いになりますから鹵獲はあまりできないかもしれませんね。
 隙があったり、状況が落ち着いたらもしかして、ですが……」
「戦闘後に漁るとかは? 座礁してる敵とかいたら回収したい! いや、させて欲しいな!」
 ウォルフ・キャリアーが提案するが、キャリーが宥める。
「いや、やっぱり今回はミッションの完了が最優先だよね。おろそかにするわけにはいかないわ! 役目を果たすわよ」
 ウォルフは渋々納得する。
「まあ、確実にお金を稼げるところで稼ぐ、それがお金儲けの定石だもんね。
というわけで、お仕事頑張るよっと!」
「今回の活躍で私達の軍資金も集めたいところです。頑張りましょう」
 カームも本音を漏らしつつ仲間に檄を飛ばした。

「さぁ、いくか。
 俺達は地上及び水上から敵のアーマードスレイブと飛空艦を撃破する!」
 ソルジャーの弾は突撃型アーマードスレイヴに搭乗してバレット・ファイアーボルジャーノン・アイアスと3人で、ジェン・イーとその仲間は4人で出撃する。
「つくづく良くも悪くも自由だね。あちらさんは」
 自由都市連盟の汎用型アーマードスレイブを相手にすることになるが弾にとっては癖が無くて相手がしやすかった。
「右翼は任せるぞ、ジェン。左翼は俺達でやる! 敵の狙いを同じところに狙わせちゃあならんのでな!」
「はい、魁さん、よろしくお願いします」
 渡河作戦を阻止する為にジェンもマリアンヌ・クリムトカミーユ・クリムトマルグリット・クリムトと共にスマートワーク連隊に合流する。
(これまでも色々と頼りにしてきたクリムト姉妹と一緒に行動できて安心する……とはいえ、僕も頑張らないといけない。ここで、活躍できることを皆に見せないと)

 ソルジャーのボルジャーノンはバルドイーグル(連盟)に搭乗しヘビーマシンガンで敵機に攻撃する。
(テルス世界もまだ落ち着いていないとはいえ、こちらでも戦乱が……終わりがないのですね……。
 私は人を殺すのは良しとしません。でも、仲間が死ぬのも嫌なんです……だから。)
 ボルジャーノンはそれなりの射撃能力があるバルドイーグル(連盟)のヘビーマシンガンを放ちながらもできるだけ敵機のパイロットを殺さないよう無力化することを意識していた。
 そうするためにも機動兵器知識を学んで相手の機動兵器の特性を理解していた。
 先頭を進む魁とバレットにラビットムーヴでついていく。
「先手は私の手でいただきます」
 接敵する前には足を止めて、武装解除のスキルを持ってヘビーマシンガンを使用する。 
「コクピットを外して、相手の頭と……銃。逃げるなら撃ちません。投降するのも今のうちですよ」
 動きが俊敏なバレットを誤射をしないよう、対応できていない敵を優先的に狙う。
 敵機が減ればピンホールショットで2人を狙う敵を撃ち無力化していく。

 ボルジャーノンが敵を牽制している間に弾とバレットが接近する。
「俺達2人は共に突撃型の機動兵器だ、水上でフローユニットを使ってるとはいえある程度はな……!」
 弾はラビットムーヴで素早く近づきその間もビームピストルをランディングショットで乱射して少しでもダメージを与える。
「水上は多少は慣性が効くな……! だからオブザベイションがより有効に使えるってわけだ。
 遠慮はいらねえ、4連装ロケット・ランチャー。全部当てて沈めてやるぜ!」
 
 ソルジャーのバレットはアーマードスレイヴに搭乗して出撃する。
「遂に私の念願の……念願の機動兵器が手に入ったよ!
 前回は飛空艦から眺めるだけだったけど、これで魁さんと共に戦場に立てるね。
 お役にたてる……たってみせる!」
 弾と共にラビットムーヴで移動する。
(私は魁さんと違って銃器は持ってない。……けど、二挺銃器の技術でツインビームダガーを使いこなしてみせる!)
 積極的に敵機に近づく。
 足を止めず、水上でのフローユニットの慣性も利用して移動し続けて乱戦に持ち込むことで相手に隙を作りその隙を仲間に狙わせる。
 バレット自身もランディングショットで攻撃する。
(まるで通り魔のようかもしれないけど。この場を荒らすのが私の役目だもんね。まるでスケートみたいな挙動かもね)
「おおっと!」
 その時、弾のアーマードスレイヴが敵機の攻撃を受ける。
 それまで冷静だったバレットの表情が変わる。
 重圧をかけて敵機の意識を自分に向けさせる。
「こっちを向いて……見て!
 でないと、命をもらうから……!」
 ほとんど敵機に飛び乗る勢いでツインビームダガーを突き立てて撃破する。
「助かった、サンキュー!」
 弾は別の敵機に向かう。バレットはそんな弾の方を見つめる。
(魁さんは私が守る、それが私の戦う意味。そして……生きる意味!)
 弾に直接そのことは言えなかった。だがそう決めていた。
(魁さんに近づく相手は私がぁ……仕留めるんだ!)
 弾とバレットの勢いにボルジャーノンは苦笑するしかなかった。


 一方、ソルジャーのジェンはバルドイーグル(連盟)に搭乗し前線の右翼として敵の機動兵器の撃破に向かう。
「マリ姉、カミ姉、マル姉、行こう!」
(敵も僕たち4人もフローユニットを着けて水上で行動している……。状況は同じなんだ……)
 上空からはカーム達から敵の飛空艦を落とすための援護を受ける。
「僕たちも、敵の機動兵器を倒して敵の飛空艦を道を切り開く!
 もう、弱いだけの僕じゃない!」
 四機でラビットムーヴで素早く展開する。

 飛空艦向きの装備のマリアンヌは潜水している飛空艦が出てくるまでは回避に徹し機動兵器はジェン達に任せる。
(私の出番はまだここではないわ。)
 マリアンヌは常に周囲を警戒して特にカミーユに伝達していく。
「カミーユ、気合を入れなさい。あなたの動きが私達を生かすのよ」
「わかったわ、マリアンヌ姉さん。
 私が、皆を守る」
 ソルジャーのカミーユはバルドイーグルに搭乗しスネークウォークを利用した移動で敵側面へ移動して射撃する。
(私達4人の中で、私だけが近接向けの武器を持ってる。
 このスマート・ショットガンは近づいた敵を確実に戦闘不能にさせるのに向いている)
 マルグリットとジェンは共に遠・中距離の武装であるためカミーユがフォローする必要があった。近づく敵に対しては照準を向け、ランディングショットで最適な距離で撃つ。
 仲間との立ち位置には注意し離れ過ぎず、近すぎず敵を翻弄していく。
 前に移動するのではなく、スネークウォークを利用した移動で敵側面へ移動しつつ射撃する。
(これなら相手も動きづらいんじゃないかしら)

 ソルジャーのマルグリットはバルドイーグル(連盟)に搭乗し敵を無力化できる場所をピンホールショットで狙い撃つ。
「ジェンちゃん、落ち着いて! マリアンヌとカミーユ、しっかり援護して!
 勿論、動機なんて。私の大事なジェンちゃんを傷つけさせるわけにはいかないってだけよね。
 彼は私にとって大事な人……かわいいからね!
 きっとこれから優秀なソルジャーになるわ。見届けないといけないの!」
 後半マルグリットは心の中で呟いていたつもりだったが心の声は仲間に通信機でダダ漏れしていた。
 ジェンも苦笑いしていた。

 河岸付近の敵機を大方撃墜し、弾の口元が緩む。
「最後の機体ぐらいは、鹵獲してもいいかもな。
 ナイスだ、バレット。いい足止めになってる、俺の足も止まってる間のフォローが完璧だ」
 だからこそ、武装解除の技術でビームピストルを扱える。敵の攻撃力を無力化させて。
「チェックメイトだ」

 だが、水中からの攻撃が来る。
「このまま一気に艀をかけろ!」
 デキムスが周囲のピンネース型飛空艦と護衛艦に指示を出したのだ。

(……僕をしっかり狙ってきてる)
 ジェンはスネークウォークで移動しながらランディングショットで撃つ。
「マル姉!僕と同じ敵を狙って!」
「OK! ジェンちゃん、私もラビットムーヴで敵に近づいていくわ」
(あまりジェンちゃんを前に出したくないけど、彼が言い出したなら……。信頼するわ)
「手加減はしないわよ」
 機動兵器知識を学び敵が一番早く無力化できるタイミングで撃つ。ただそれは敵の命を気にしている訳ではなかった。
「私の大事な人を狙うなら等しく罰するだけよ。
 それがコクピットであろうとも、アイカメラであろうとも。素早く撃てるほうをピンホールショットで撃つ!
 ジェンちゃんを狙う敵、ジェンちゃんが狙う敵を撃つ!」
「わかった。行くよ!」
 ジェンのスモークディスチャージャーを合図として一緒に使用してバックショットでマルグリットも共に下がる。
 ジェンの装備は接近するより中距離を保ったほうが使いやすい。
「範囲も2倍、敵はすぐに追えないはずよ」
「よろしくね。カミ姉!」
「いけない、離れ過ぎたのかも」
 カミーユがマルグリットとジェンがスモークディスチャージャーを使用した場所に向かう。
 煙に巻かれる前に遍現跳躍などを使用して敵へ奇襲を仕掛ける。
 ソルジャーのマリアンヌが注意する。
「これも仕事よ、カミーユ、マルグリット姉さん。
 ジェンを守るのはいいけど、仕事を忘れないでよ」
 狙ってくる敵に対しランディングショットで投擲型デプス・チャージを投げる。
「水中の敵向けだけど、手りゅう弾としても扱えるわよね」
 飛空艦が狙える絶好のチャンスが来たら水中用ミサイルランチャーを構える。
 ランディングショットで敵の飛空艦に執拗に狙い、確実に仕留めて1機ずつ減らす。
 ジェンは一息ついた。
(戦い続ければ、敵の飛空艦を見ることが出来るはず。
 撃破したら僕たちのここでの戦いは勝ちとみていいはず……。
 きっとルミナス王朝も僕たちを信用してくれるはず。……だよね?)
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