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観測者の葛藤

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観測者の葛藤
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コンペティション 1-2


 風間 瑛心は主にスプレッドウィングスで翼を生やし、エポックスーツの迷彩感で隠れつつ、ブルーナイト装備者等の飛んでいる参加者を優先的に狙っていくつもりで行動していた。
 藤原 経衡も1/50 IF-20A(E機)【1/50『バルドイーグル』】を宙に飛ばし、自身はブルーナイトをライドオンによって実体化させ搭乗型パワードスーツとする。
 実体化したブルーナイトの地面から背部と腰部のブースターを用いてホバー移動を行い前回の反省をしていた。
 経衡の目的はプランク工業(P社)へ売り込みが大目標。
 IDタグ(P学)首から下げ、P学の生徒が売り込みをする流れに持っていこうとドローン系武器発展の為にアーキテクトに相性が良さそうな他世界アバターで他世界のドローン系武器をテストして見せたが、何らドローン系武器の発展に影響を与えたような気配はなかった。
 周囲の刀剣や銃器の発展に寄与した方々はアーキテクトで相応の武器を操っていたので己が勘違いしていたのだろう。
 本来自身はパートナーと連携を取ることで本領を発揮する人間だが、ドローン系武器の可能性を追求する為、今回は敢えて一人で参加してドローン系武器発展に影響を是非とも残したい。
 その思いを胸に敵対者と向き合っていた。

「モーガン准尉、貴女の力を貸してください。──参る!」

 プランクキーホルダーでデータ収集を行わせつつ、スプレッドウィングスでの高速飛行で接近して来た瑛心を1/50 IF-20Aのライフル攻撃とブルーナイトのレーザーライフルで三次元的な攻撃で妨害していく。
 エポックスーツの迷彩効果で宙からのライフルと地からのレーザーライフルを回避しながら相手の飛行速度を上回る速度で瑛心が接近戦に持ち込むと、接近戦に入った瞬間アクティベーションⅡでスピアレーザーガンごと納刀状態の刀に変更。
 C&Gツールナイフでデータ収集力を高め、エレクトロアクセルによる加速させた『抜刀術を仕掛ける』態勢に入ると、経衡がアクティベーションⅡで葦原刀を実体化し応戦しにかかるがそれが罠だった。
 納刀状態のまま柄尻から電磁加速によって弾体を撃ち出し、経衡の葦原刀を撃ち抜く。
 この瑛心の不意打ちにアクティベートした葦原刀が吹き飛ばされるが、そのままでは終わらせないとばかりにアクティベーションⅡで砲をアクティベートし、弾丸として1/50 IF-20Aをを使用。
 スプレッドウィングスで上空へ逃げる瑛心に向かってエレクトロアクセルを乗せた射出で1/50 IF-20Aが勢いよく発射。
 上空にいた瑛心に直撃した際、1/50 IF-20Aを介してアドインパクトを放つ。
 瑛心は気力を絞って最後の一撃に賭ける。
 運が良ければライドオンで作り出されたブルーナイトが霧散することを願って、納刀状態のまま柄尻から電磁加速によって弾体を撃ち出したがブルーナイトは霧散せずそこにある。
 ハリボテではなく見かけ通りの機動兵器としての力を発揮し、搭乗型パワードスーツのまま経衡はもう一度砲から射出された1/50 IF-20Aを介したアドインパクトを放つ。
 それを回避しきれなかった瑛心は墜落し勝者は経衡となった。



◇          ◇          ◇




 乙町 空はガーデンブレザーを着て、開始時点からアクティベーションⅡで模擬葦原刀を真剣化してコンペティションに挑んでいた。
 C&G社のテスターとしてC&Gツールナイフを所持し、アクティベートした真剣の葦原刀はその補助でさらに威力が上がっている。
 対する迅雷 敦也迅雷 火夜ルティア・テイントとのチームだったが、その二人は二人で戦いたいと言って砂原 秋良に勝負を挑んでいた。
 チーム登録を済ませていても全員が協力して相手を倒す必要があるという訳でない証拠だ。
 反対にチームの誰かひとりでも脱落すれば巻き添えで他の仲間チームも敗北するデメリットが存在する。
 それでもチーム戦を挑みたいという猛者は好きにすればいいというのが会場からの意見である。
 さて、まずは空と敦也の方にフォーカスを当てるが、敦也の方もアクティベーションⅡで模擬葦原刀を日本刀に変換して具現化させC&Gツールナイフの補助機能を受けている。
 そしてスプレッドウィングスで小さな機械の翼を作り、空へ飛び上がった。

「(正面から正々堂々ぶつかれば絶対俺が負ける……卑怯だろーがなんだろーが手段を選ばない……)」

 アイズオンミーで自身の周囲を常に警戒していた敦也が空を発見し、スプレッドウィングスで全速力で空の背後まで真っ直ぐ飛び、エレクトロアクセルで加速させた抜刀術で空の背を斬るが意外とガーデンブレザーは硬い。
 防刃性に助けられた空が真剣化した模擬葦原刀で横に凪ぐがすでにそこには敦也の姿はない。
 二度目の襲撃ではスプレッドウィングスのIFと空を並走できるだけの速度による日本刀の一閃が敦也から飛んでくる。
 空は豊葦原陸軍式抜刀術で抜刀するが、スプレッドウィングスの速度には間に合わない。
 三度目も敦也は同様の襲撃を仕掛けてくる。
 空は敦也の癖から読んだデフレクターシールドを展開し、日本刀の抜刀を防ぐ。
 そのまま宙へ飛び戻った敦也の魔力もそこまで残っていない。
 それは空の方も似たようなものだが、ここで勝負を賭けなければ自分に勝ち目はないと直感した敦也はエレクトロアクセルも乗せた最大の攻撃を仕掛ける。
 だが、攻撃手段が速度重視の抜刀術だと分かれば空にも対応が出来る。
 先程と同様にデフレクターシールドを展開し、抜刀。
 魔力がほぼ残っていない敦也に空を飛ぶ術はない。
 豊葦原陸軍式抜刀術で斬られ敗北するのだった。

 敦也と空の勝負はついたが、火夜とルティアのペアと秋良の戦いと言えば。
 ヴァンパイアのファントムシーフのアバター姿にロベリアスーツ・レプリカとムーンウォーカーをゴッドプロデュースした姿で完璧に着こなしてコンペティションに挑んでいた。
 コンペティションであろうと見た目の第一印象は大事だろう。
 秋良が今回注目して欲しい部分はヴァーサタイルの巧みさだ。

「さて、では物語を綴りましょうか」
「にゅっふっふ……火夜にゃんもブルーガーデンに進出~♪ ルティにゃんと一緒に戦うアイドルの凄さを証明しにきたよ~」
「いくよ」

 ルティアが白いギター≪S≫マイ・トラックリストでヴァーチャルイコライザーを奏でて周辺の音を可視化した音響波形のエフェクトを出現させる。
 そして波形を調節して相手の出す特定の音を聞こえやすくできないか仕掛けてみる。
 音わかればきっと攻撃を躱しやすいから、これで自分も火夜も相手の攻撃回避しやすくなると言ったところか。
 マイ・トラックリストはバトルが盛り上がる度に自分の気分で少しずつ次々楽器かえてく……エレキギター、エレキベース、ミニドラム……どんどん変えて秋良の気を逸らす。
 応援席ではくるくると変わる楽器に目が離せない。
 BFFミックスで火夜と仲良く感じられる音色に調整しながら音で戦況を共有しつつヴァーチャルイコライザーを奏で続けていた。

「火夜にゃんとルティにゃんはすごく仲良しで可愛いにゃんこにゃん♪ ルティにゃんの演奏で火夜にゃんを支えて! ルティにゃん達は凄いアイドルだと証明するにゃん!」

 秋良の基本武器はファーイーストブレードを手にしているが、いつでもアルカナカード【メジャーナンバー22】を使えるようにして警戒していると火夜のヒーローズドロアーに気づく。
 そちらへ向くと火夜はヴァーチャル・エラダムを≪V≫ティターニアで増幅させてエラダムをルティアの音楽に合わせてけしかけてきた。

「ルティにゃんのメロディーにのりながら~にゃんにゃにゃ~ん!」

 大量のエラダムをムーンウォーカーの力とホパークキックでリズムにノッてエラダムの襲撃に対応する秋良はアルカナカードを盾にファーイーストブレードで切り捨てていく。
 最後はまとめてアドインパクトで消し去れば、火夜のネツジョウファイアでヒーローズドロアーにカラフルな炎纏わせて攻撃してくる。

「火夜にゃん負けないよ~! いざ尋常に勝負にゃん♪」

 刀身輝かせながら、にゃんにゃん歌って舞いながら秋良を攻撃する火夜。
 秋良もファーイーストブレードで切り結べば火夜の妖精舞踊で妖精達と共に舞うような連続攻撃を放つ。

「火夜にゃんは元気いっぱいの可愛さ、ルティにゃんはお淑やかな可愛さ、二人のにゃんこによる二種類の可愛さ♪ をブルーガーデンのみんにゃに見せつけてやるにゃ~ん!」

 ピッカピカに輝かきながら楽しく元気いっぱい可愛く攻撃していく火夜の煌びやかさに圧倒され、動きを一瞬止めてしまった秋良にルティアが秋良に向かってBPMブーストで具現化させたレーザーを相手へと一斉に射出する。
 何度も何度もレーザーが秋良に向かって放たれるがロベリアスーツ・レプリカの耐性でようやく火夜の圧倒から抜け出した秋良は冷静にアルカナカードで防いでいく。
 どの角度からでもアルカナカードに防がられ、まずは支援者であるルティアに向かってムーンウォーカーがふわりと着地し、アドインパクトが込められたファーイーストブレードで撃破され可視化した音響波形のエフェクトが消え去る。

「よくもルティにゃんを~!!」

 残された火夜がヒーローズドロアーで斬りかかるも視線誘導に引っかかりサトコ・グースリの遺産に押し流されていった。

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