■プロローグ
――極小世界内、儀式の妨害直後
巫女の暗殺ニハ失敗したカ。
ナゼダ? アノモノたちは一体?
ドコからカ、我に注がれたチカラ。
アレは滅びを与えヨといウ世界のイシ、我はソウ受け取ッタガ……?
勝ち取レ、とイウことカ?
もしソうだとイうのなラば……
我がコマよ、奴らハまだ、ソナタの正体に気がツイていない。
逃げ、隠レ、村人ヲ操レ。
村人ヲ元に戻スには時間のユウヨが無いことを巫女は知ってイルだろう。
巫女ハ村人を捨てられるヌ。動きヲ大きく制限デキルはずダ。
再ビ、チカラが戻リしとき、混乱に乗ジテ結界をヤブり逃げ帰るノダ。
―何回も死を迎える村。
はたして、止まった時間の先へと辿り着くことが出来るのだろうか。