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月魄供覧

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ヴァルチャー


『索敵に集中する! ちょっと守ってて!』
 試製プギオOに乗った聖戦士見習いに護衛を頼むと、エイミー・マームが、試製プギオOからシンフォニック・タクトで全方位索敵を行った。
 エモーショナー隊の突撃で、敵の防衛網にほころびが生じている。そして、その先にヴァルチャー隊を発見した。
『ヴァルチャーまでの道が開けたよ。今がチャンス!』
 エイミー・マームが、高橋 蕃茄モルダ・エレスチャル鼠家 蒲桃に告げた。
 高橋蕃茄が、サイコスプレーポッドから放った拡散ビームをサイコベントで敵MEC隊をつつみ込むようにして牽制した。ホーミングするわけではないので、あくまで牽制でしかないが、防衛網を修復しようとしていたハヴォックmkⅡの足が止まる。さらに鼠家蒲桃がプギオの試製フルアーマーユニットからミサイルを発射して敵を追い込む。
『突破口を維持する!』
 モルダ・エレスチャルのプギオが、四機のワルーンと共に前進してゾーンプレスのZOCを展開した。高橋蕃茄と鼠家蒲桃が足を止めたハヴォックmkⅡたちがZOCに捕まり、プレッシャーで動きが甘くなる。
 エイミー・マームが、聖戦士見習いと共に、モルダ・エレスチャルの援護につく。ハンマーでの迎撃は難しそうだが、簡易処置による迅速な戦線復帰は支援できるだろう。
 前進した高橋蕃茄が、有効射程内に捉えたハヴォックmkⅡに、サイコスプレーポッドのビームを集中させた。耐ビームコートされたシールドでハヴォックmkⅡが防御するが、突如側面から浴びせられたビームによって大破する。高橋蕃茄のファントムNA改が、アダマンチウムワイヤーで腕をのばしてオールレンジ攻撃を行ったのだ。
 ZOCを脅威と感じたのか、二機のハヴォックmkⅡがモルダ・エレスチャルたちにむかう。そうはさせじとワルーンがマシンガンで弾幕を張るが、ハヴォックmkⅡはサイコフォーキャストで回避しながら突っ込んできた。敵もメックマシンガンで攻撃してくる。
 鼠家蒲桃がMEC操縦技術で綺麗な回避運動をとりつつ、ヤブサメでビームガンを放つ。だが、敵はサイコバリアでそれを弾いた。
 ならばと、鼠家蒲桃がアダマンチウムジャベリンを構えて突っ込んでいく。当然、マシンガンの弾丸が襲いかかってくるが、フルアーマーで強引に突破する。あっさりと回避しようとするハヴォックmkⅡの一機を、無線シュナイダーの攻撃で一瞬動きを止め、サイコバリアごと鼠家蒲桃がアダマンチウムジャベリンで貫いた。
 だが、もう一機のハヴォックmkⅡのグレネードを受けて、ワルーンの一機が後方へと吹き飛ばされる。すぐさまエイミー・マームが駆けつけ、聖戦士見習いがガードについた。モルダ・エレスチャルと残るワルーンも、盾の陣に移行して守りを固める。
 ZOCフォーメーションをさらに崩そうと、ハヴォックmkⅡがメックマシンガンで攻撃してくるのを、高橋蕃茄がのばした腕から連装ビームキャノンで攻撃をしかけた。さらに本体からはフィンガーマシンガン、サイコベントで別方向からはサイコスプレーポッドのビームを浴びせかける。
 フィンガーマシンガン以外の弾道を読むことができずに、ハヴォックmkⅡが撃破されていった。
 再び突破口がモルダ・エレスチャルのZOCで維持されたのを確認すると、高橋蕃茄は前進した。モルダ・エレスチャルがそれを援護する。
 ケヴィン・ヤスハラの思想を具体化させる手段の一つがアキューザー・イェーガーであるならば、積極的に破壊してそれを潰させてもらおうと、高橋蕃茄はヴァルチャーを攻撃していった。
 やがて、傭兵たちの攻撃に耐えきれなくなったと判断したのか、あるいは撤退命令が出されたのか、ヴァルチャー隊が反転して逃げていく。
『みんな大丈夫? なら、神殿のキャヴァルリィの修理にむかうよ』
 ヴァルチャー隊が撤退を始めるのを見て、エイミー・マームは、動けなくなっているキュベレー教団のキャヴァルリィの救助にむかった。


凶双星


『やってくれますね』
 戦場を漂っているキャヴァルリィ群を見て、“桜花散華もたらす紅星”焔生 たまがつぶやいた。
 ほとんどのキュベレー教団のキャヴァルリィは、アキューザー・イェーガーにとりつかれて動けなくなっており、その間に武装やスラスターを破壊されて無力化されている。
 それでも、なんとか戦闘に復帰しようと、自動修復を最大限稼働させているわけだが、セイクリッドシステムを使ったかつてのズルフィカールのような強力な修復ができるわけでもない。魔力ドライブ炉の出力を上げる側から、アキューザー・イェーガーに機体外へと放出されている状況だ。
 それにしても、なぜマケドニア・キングダムのMEC隊は、キャヴァルリィを完全に破壊しないのだろうか。これでは、生かさす殺さずではないか。もっとも、ラディア連合王国の援軍を認めて、弾薬を節約しているだけかもしれないが。
 G.E.ペルペオルの機動力を生かして、アクシス・ムンディ付近の戦場に駆けつけた焔生たまは、オートロックオンしたアウグストゥスに対して、ヘビーアサルトライフルでの攻撃を加えていった。とはいえ、高機動小型機である相手も、簡単には攻撃を命中させてはくれない。
 逆に、敵からの攻撃は的確だ。特に、G.E.ペルペオルは目立つので狙われやすい。
 ギリギリで攻撃を先読みして回避行動をとるが、完全には回避しきれずワルーンスパイクシールドでかろうじて防御する。そこへ、凶双星コンビとして焔生たまの後背を守る“静炎の影”サキス・クレアシオンが、ヘビーアサルトライフルで援護を行った。
 アウグストゥスが回避運動をとるのを、焔生たまがフィンガーマシンガンで攻撃する。それさえも避けてみせたアウグストゥスであったが、死角を突いて飛来したサキス・クレアシオンの無線シュナイダーによって、ビームでスラスターを破壊される。バランスを失ってクルクルと回転するアウグストゥスを、焔生たまのG.E.ペルペオルとサキス・クレアシオンのプギオTHが、タイミングを合わせたスパイクシールドの挟撃で撃破する。
 すぐに別のアウグストゥスがむかってくるのを、サキス・クレアシオンがグレネードの爆風で牽制しつつ、焔生たまがフィンガーマシンガンで撃ち抜いた。
 互いをカバーしつつ攻撃してくる焔生たまとサキス・クレアシオンに手を焼いたアウグストゥスが、近くを漂っていたマクアフティルを蹴り飛ばしてぶつけてきた。G.E.ペルペオルがなんとか受け止めて後方へ飛ばされるのを、ビームソードを抜いて追撃してくる。だが、サキス・クレアシオンが無線シュナイダーを割り込ませて、わずかにタイミングを狂わせた。無線シュナイダーは斬り落とされるものの、サキス・クレアシオンがフィンガーマシンガンでダメージを与える。パージアタックで片足を犠牲にしつつ反撃に移ろうとしたアウグストゥスであったが、追撃を行おうとした焔生たまのグレネードの直撃を受けて吹き飛んでいった。


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