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亡国の忘れ形見

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亡国の忘れ形見
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■プロローグ■



 魔王祭の後、砂漠に残った機械族と真っ先に手を組み、彼らの技術を率先して取り入れた都市国家があった。
 サンドレア公国。現在の名はザンテンブルク。
 公国は砂漠の都市国家や部族・民族を取り込み、ヴュステラント大公国の首都となった。
 大公国は四代目の大公カール・フォン・ヴュステラントの時に全盛期を迎える。

「おお、ついに完成したか」

 大公は、“それ”を見上げた。
 大公国の技術の粋を集めた、砂船を超える機械技術と魔導技術の集大成を。

「しかし……本当に良いのですか。これがあれば、“境界”を越えることもできるでしょう?
 このまま眠らせておくには勿体ないと言いますか……」
「良いのだ。これはまだこの国には……いや、人界には過ぎた技術だ。
 輝神教会――ウェール教国に知られれば、危険視されるだろう」

 今はまだ、公にする時ではない。
 魔王は不死身。いつかまた蘇り、人界に現れるだろう。
 その時に国が今よりも発展しているのが理想だが、自身の死後もこの繁栄が続くとは限らない。
 カールの子には先代や自身ほどの才覚がある者がいない。
 そうそう大公国が瓦解することはないだろうが、既に二代先のことはもう見通せない状態だ。

「……たとえ国が滅びようとも、これだけは悪しき者の手に渡らぬよう、守り続ける必要がある」
「お任せ下さい。必ずや、守り通してみせましょう」



■目次■


プロローグ・目次

【1】礼節をもって1
【1】礼節をもって2
【1】協力し合う冒険者1
【1】協力し合う冒険者2
【1】黒狼族のゲリラ戦1
【1】黒狼族のゲリラ戦2
【1】マックスとリーラの戦い1
【1】マックスとリーラの戦い2
【1】狙撃型との戦闘1
【1】狙撃型との戦闘2

【2】蒼の四本槍との対峙
【2】崩れない威勢
【2】戦域を縫う
【2】交錯する抗い
【2】戦いの佳境

【3】第1章「機械獣ワーグ」
【3】第2章「モデスト・グッド・ピープル&ロード・ザ・デイブレイク」
【3】第3章「ジャイアントキリング」
【3】第4章「良風旅団」

エピローグ


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