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月に嗤う 後編

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月に嗤う 後編
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■プロローグ■



 ――月光園、サファリエリア。

「あーあ、ボクも行きたかったなぁ。地下の旧軍施設。絶対ろくでもないものあるじゃん」

 邪魔になるサファリエリアの魔獣を始末しながら、中尉はぼやいた。
 『チェルノボーグ』は保安局の切り札であるが、その力を存分に発揮できる機会は少ない。
 極端な取り締まりと過剰な暴力行為によって保安局上層部も危険視されたことが理由だが、中尉はその原因の一端が自身にあるとは思っていない。
 当局としての正義を執行しているだけであり、他の局員が手ぬるいだけ。そういう認識である。

「だから大佐自ら向かったのです。
 それに、私と大佐は転籍ではなく、書類上は出向という扱いですからね。
 仮にいたとしても問題ないのですよ、あなたとは違って」
「“養成所”は軍の管轄外、だっけか。本当、面倒だよなぁ、そういうの」

 大佐少佐とは違い、中尉には従軍経験がない。
 彼らに合わせて階級のコードネームで呼ばれているに過ぎず、表沙汰にできない政府管轄の組織の出であるため、彼の力が公に評価されることはない。

「我々はどのような手段を使ってでもオデッサの悪を葬るため、裏に生きることを選んだ身です。
 そして今は、そのための暴力を存分に振るえる時。
 中尉、大佐から任された仕事を全うしましょう」
「はいはい、分かってるよ」

 敵は純血同盟だけではない。オデッサの裏を嗅ぎまわり、自分たちより先に“裏の陰謀”に対処している者がいる。
 おそらく、今回も来ていることだろう。
 その正体を掴んでる。
 中尉は笑みを浮かべ、夜闇の中へと掛けていった。




■目次■


プロローグ・目次

【1】フルムーン・ナイトフェルティバル開催
【1】ウォーターランドエリア
【1】ステージライブ付き立食パーティー1
【1】ステージライブ付き立食パーティー2
【1】撃ちあがれ! 盛大なパフォーマンス!

【2】フルムーン・ナイトフェルティバルの裏で1
【2】フルムーン・ナイトフェルティバルの裏で2

【3】探索にはうってつけの夜
【3】戦闘区域
【3】ただ進むだけ
【3】ペンデュラムの導く先に
【3】闇の奥地へと
【3】秘匿された真実
【3】阻み、佇む強敵

【4】サファリエリアの戦い
【4】少佐の猛威1
【4】少佐の猛威2
【4】中尉の退屈

エピローグ

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