クリエイティブRPG

■プロローグ■

　――プリシラ公国西部、魔導兵器工場遺跡。


「よし、と……。このくらい魔力が回復すれば十分かな」

　魔王ミリアは目を覚ました。
　デルク王国を離れてすぐ、彼女の前に忘れもしない“あの少女”が現れた。
　５００年ぶりの再会。
　しかし今の人界では、ミリアは全力を出せず、相手もまたかつての力を失っているようだった。

　再会の挨拶……という名の戦いは三日三晩にわたり、結果は痛み分け。
　デルクでの戦いの直後で多少弱っていたとはいえ、思っていたよりも魔力の消耗と負傷が大きかったミリアは、しばらく体を休ませなければならなかった。

「アーニャちゃんもそろそろ回復した頃かな。再起動するとしたら、そろそろか」

　ミリアは立ち上がり、遺跡の最下層へと下りていった。
　ここには魔王イスレロの“置き土産”がある。

「さあ、今自由にしてあげるからね」

■目次■

プロローグ・目次

【３】“寄らず”の森
【３】精霊の試練とは(１)
【３】精霊の試練とは(２)
【３】絆を深めるために(１)
【３】絆を深めるために(２)
【３】それぞれの試練＿【風の試練】１
【３】それぞれの試練＿【風の試練】２
【３】それぞれの試練＿【風の試練】３
【３】それぞれの試練＿【地の試練】１
【３】それぞれの試練＿【地の試練】２
【３】それぞれの試練＿【水の試練】１
【３】それぞれの試練＿【水の試練】２
【３】それぞれの試練＿【火の試練】１
【３】それぞれの試練＿【火の試練】２

【２】乗客の安全を確保せよ！１
【２】乗客の安全を確保せよ！２
【２】船上での戦い
【２】海上での戦い
【２】船酔いと墨
【２】イカ男１
【２】イカ男２
【２】イカ男３

【１】ことを隠すのは神の誉れ１
【１】ことを隠すのは神の誉れ２
【１】神の賜物１
【１】神の賜物２
【１】神の賜物３
【１】神の賜物４
【１】神の賜物５
【１】神の賜物６
【１】神の賜物７
【１】神の賜物８
【１】神の言葉はとこしえに立つ１
【１】神の言葉はとこしえに立つ２
【１】神の言葉はとこしえに立つ３
【１】神の言葉はとこしえに立つ４
【１】神の言葉はとこしえに立つ５


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