■プロローグ■
――カディヤックヒル、プラチナプレート
閑静な高級住宅地は、地獄絵図と化していた。
逃げ惑う人々とそれを愉しそうに追い立てるミュータントたち。
まるで狩猟である。人々が「狩られる側」であり、ミュータントたちは「狩る側」だ。
しかし、人々が一方的に狩られていないのは、ギルティアス教国のアコライトが戦っているからである。
彼女たちは
三神官ラルヴァンダードの
『聖戦(インダルジェンス)』の祝福を与えられ、恐怖を超越し、肉体の限界を超越し、死すら超越する、ギルティアス神の使徒として敢然と立ち向かっていた。
「来てくれましたか」
その様子を歯がゆい思いで見ていた
妖精の戦士ソーシャと、彼女の部下である妖精の戦士たちは、出動を要請したセイヴァーたちの到着に安堵の息を漏らした。
フェアリークイーン・カリーミアの親衛隊である彼女ですら、ラルヴァンダードに勝てるかどうか……。
「いいえ、敵を間違えてはいけませんね。私たちが今戦うのはミュータントです」
妖精の戦士ソーシャは駆け付けてくれたセイヴァーたちと妖精の戦士たちに、そう檄を飛ばすのだった。
■目次■
プロローグ・目次
【1】バリケードを築く/住民を逃がす
・戦闘準備1
・戦闘準備2
・戦端開く1
・戦端開く2
・ミュータントたちの猛攻1
・ミュータントたちの猛攻2
・ミュータントたちの猛攻3
・狂戦士と化した信者たち
・突然の奇襲1
・突然の奇襲2
・大反撃1
・大反撃2
・勝鬨をあげよ
【2】三人の四天王を倒す
■2-1.南西部
■2-2.北部
■2-3.南東部
【3】闘技場の地下を調査する
SECRET DOOR 1
SECRET DOOR 2
SECRET DOOR 3
SECRET DOOR 4
エピローグ