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沈むバベルの塔

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沈むバベルの塔
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■プロローグ■


 奇妙な水で満たされたバベルの塔に、アイドルたちは踏み込んでいく。
 息ができないわけではないものの、足を踏み入れた瞬間から木花子は違和感を覚えていた。
 一方、クロシェル・シングラントは水が凝固して湧き上がってくる敵を次々に切り伏せながら、ひたすら前へ進んでいく。

「クソッ、面倒くせぇ……一気にカタを付けに行く!」

「クロシェルさん、待って! みんなで――」

「人の心配なんかしてんじゃねぇ!」

 花子の制止も聞かず、クロシェルは問答無用で階段を駆け上がっていった。
 人の話を聞かないのはいつものことだが、今のは話を聞いていないというよりも、「何を言ったか伝わっていなかった」。
 花子は、直感的にそう理解する。

「言葉が、伝わらない……!?」

 漠然とした気持ちが感覚されたとしても、何を言っているかはわからない。
 花子の不安だけが伝わっても、クロシェルに思考を促すことができなかったように、この水の中では、言葉が意味を失ってしまうのだ。

■目次■

1ページ プロローグ・目次

2ページ 【1】それは友の顔をして君の行く手を阻み
3ページ 【1】君を出迎えた笑顔は隣人のようであった
4ページ 【1】その洪水は君の言葉を押し流し
5ページ 【1】空虚な微笑は闇を指し示す
6ページ 【1】語ることあたわずとも響く音に耳を傾け
7ページ 【1】こちらを覗く闇を敢然とにらみ返し
8ページ 【1】その手に握った真実を決して離さず
9ページ 【1】ただ信じるものを是として船を出せ

10ページ 【2】歌声は届いても言葉は届かない。それでも歌おう、心をこめて
11ページ 【2】歌はきらめく星々と夢を呼び、それらはやがて言葉になる
12ページ 【2】神々のもとに言葉は舞い戻り、その身とこころに染みわたり

13ページ 【3】いっぽうそのころ、小世界では……

14ページ 【2】そして神々の内側からは、自然と言葉があふれるだろう

15ページ エピローグ


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