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デルクの遺志を継ぐ者

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デルクの遺志を継ぐ者
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■プロローグ■



「ごきげんよう、王子様」
「女、どこから入った?」

 奇妙な女だった。
 微笑むその顔は成熟した大人の女性にも、まだあどけない少女のようにも見える。
 青年は胸がざわつくのを感じた。
 思わず剣を抜こうとして、身体が思うように動かないことに気付いた。

「ちょっとお話しようか。まぁ、あたしも昔馴染みに頼まれただけなんだけど」
「何の話だ?」
「君の力になるため、こうやって挨拶に来たんだよ。
 ある人に頼まれてね。心当たり、あるでしょ?」

 女はにやにやと笑いながら青年に近づく。
 
「あたしは彼と約束したの。三回だけ手伝うって。そのうちの一回が、君を助けること。
 今はまだ必要なさそうな感じだけどね。念には念を、なのかな」
「……お前に何ができる?」
「うーん……国を滅ぼす程度、かな。君が望むなら、だけど」

 冗談ではなく、この女にはそれができる。
 彼女から発せられる魔力の圧がそれを物語っていた。

「面白い。あの男といい……お前も“魔王”の一角というわけか」

 青年は魔王と手を組んでいる。
 一族の悲願を果たすために。
 そのために必要な力の、最後のピースを手に入れる。

「で、“お願い”は決まったかな」
「ああ。確かに、今すぐお前の力がいるわけではないが――」

 いずれ力を借りる時が来る。
 青年は彼女とある契約を交わした。



■目次■


プロローグ・目次

【1】エラスモテリウムを足止めせよ!1
【1】エラスモテリウムを足止めせよ!2
【1】エラスモテリウムを足止めせよ!3
【1】エラスモテリウムを足止めせよ!4
【1】エラスモテリウムを足止めせよ!5
【1】暴走するエラスモテリウムを足止めせよ!1
【1】暴走するエラスモテリウムを足止めせよ!2
【1】暴走するエラスモテリウムを足止めせよ!3
【1】暴走するエラスモテリウムを足止めせよ!4

【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い1
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い2
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い3
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い4
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い5
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い6
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い7
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い8
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い9
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い10
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い11
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い12
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い13
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い14
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い15
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い16
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い17
【3】牙剥く蛇、交錯する思惑、荒れ狂う想い18

【2】屍は踊る1
【2】屍は踊る2
【2】屍は踊る3
【2】かつて、帝国と呼ばれていた1
【2】かつて、帝国と呼ばれていた2
【2】かつて、帝国と呼ばれていた3
【2】かつて、帝国と呼ばれていた4
【2】かつて、帝国と呼ばれていた5
【2】理想に狂えし者1
【2】理想に狂えし者2
【2】理想に狂えし者3
【2】理想に狂えし者4
【2】理想に狂えし者5
【2】そうして、不意にとぎれた。1
【2】そうして、不意にとぎれた。2
【2】そうして、不意にとぎれた。3
【2】そうして、不意にとぎれた。4

【4】魔導師1
【4】魔導師2
【4】魔導師3
【4】魔導師4
【4】魔女の心臓1
【4】魔女の心臓2

エピローグ

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