三千界のアバター

≪フェイタル・ゲーム≫魚座の試練

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■カルロに戦いを挑もう!!■










 松永 焔子の攻撃の前にリリカ・ワーグナーはセントラルリングで偉能力の力をアップさせ、魂礼の呪詛でカルロとオロチの繋がりを弱め、更に【栄具】嫉妬に塗れた十二単でカルロとオロチの攻撃力を低下させた。
「セクターLはリゾート地のようなゴージャスな雰囲気がこの大天才に相応しいと思いませんか!? 今回は超本気で力を貸しますよ!」
「十二星カルロ=ペッシ様! セクターLのフェイタルゲーム、私達と楽しく盛り上げましょう♪」
 カルロの周りをプロミネンスフレアによる複数の光球が爆発していく。
 術者は松永だ。
「試す、とは笑わせる。貴様は敗者の執念を舐め過ぎだ。その慢心のツケ、オレ達が支払わせてやる」
 数多い敗者を率いて追って来るのは夏輝・リドホルムである。
 そうして、周りの決闘者をも巻き添えにしてカルロは足止めを食らわされたのだ。
 グループ:ブレイカーズの夏輝は「負け犬で終わるか、オレ達と明日を掴むか。決めるのは諸君らだ」と、予選前に敗者に敗者によるセクター運営の夢を語り、カルロが気に喰わない敗者にはストレートに「現代表に予選落ちの屈辱を」と。【原典】遺恨の指輪によるカリスマ性を滲ませて語っていた。
 事前準備は夏輝。一緒のグループ:ブレイカーズの松永は松永で、スロウスリングで術式をデータ化して保存し、プロミネンスフレアを高速発動させて足止め。偉人のリリカと共に【C】グラビティフリーによる無重力の身軽さでカルロ達の後を追って来ていた。
 カルロを追いかける時も、夏輝は妹尾 春那と一緒にホライゾンホバーボードで水上走行し、妹尾は索敵宝珠改を持ち、全方位索敵による索敵でバイオホエールを警戒しつつ、夏輝はエデンDBアクセス権Lv2で事前に分析したカルロ&オロチの能力への対策を思案していた。
 エデンのデータベースにアクセスできるトレミーウォッチをもち、偉能力分析での分析と抜かりは無い。
 そこからのデータからでも「カルロの方はおまけ」と言われる所以がよく解る。カルロの方は積極的に戦う素振りがなく、装備にしても、リゾート地のような土地柄、水着同然の薄着でいることが多いらしい。
 オロチ――外見は十歳くらいにしか見えない和装の幼女の元となった人物は安徳天皇。歴代最年少で崩御した天皇である。
 持つ剣は『原典「草薙剣」』。
 『竜王の娘』『ヤマタノオロチの化身』などの伝承もあり、偉人としてのオロチの名はこれに由来するらしい。
 容易に海を割り、水上に立ったりできて、偉人のリミッターは?と不思議に思う能力持ちである。
 ――――しかし、これでは、水がある場所での戦いは非常にこちらが不利である。
 オロチのような能力者がいないとは限らないだろうが、イーブンな戦いとは言い難い。本戦はともかく。
 …………。本戦でもカルロ達に有利な条件があるとすれば、エデンDBアクセス権Lv2では全貌が明らかになっていない――未だに手の内をみせていない能力があるか、だ。
 カルロの方がほぼないと言ってもいい状況だ。夏輝は『ある』事を確信したが、とにかく今ある情報で戦いに挑むしかない。
 

 松永の攻撃と共に、敗者達の猛攻撃が絶え間ない波攻撃でカルロ達を狙う。
 目の前で割れる水面に飲み込まれる敗者が数人。初めに注意喚起を敗者達にしていた為、水面が割れた瞬間に背後に飛び退さり、被害は最小限だったが、波攻撃は中途半端になってしまい、攻撃は無理矢理中断させられる。
 その隙に自由になったオロチが剣を振い倒していくが……敗者達がそっちの味方につくのなら! と、カルロ派の勝者達が間に入って来る。
 そして、その勝者達は、カルロとオロチを守るように動き、敗者達は一掃され、ブレイカーズのメンバー達も攻撃を受けていく。
 松永はグロウシールドで防御し無重力状態にいた彼女は吹き飛ばされる。リリカは枯涙のケープによる偉能力に対する防御性能を維持しつつ、ワンパトロンによる防御術でオロチからの攻撃を無力化してその場に踏み止まる。
 高い防御性能を保持する降魔の長衣を夏輝は身につけ夏輝は耐えて、妹尾は範囲攻撃を仲間達に当らないようにと距離を置いていたため、攻撃範囲外だ。
 吹き飛ばされつつその動きに添って松永はリリカと共に【C】バーミネントウェブによる大きな網を発生させ、【C】グラビティフリーで立体的に動きカルロの動きを阻害しようとするが、大きく揺れるカルロの周りを水が飛び跳ね、強くその網の動きを阻害していき、他の決闘者がその網を鷲掴む。
 バイオホエールの動きを探っていた瀬尾だが、最短距離を走るカルロ達筆頭の自分達の他に遠回りするメンバーも少なくは無く、バイオホエール達はそちらのメンバーとの対戦となってて、中央の最短距離メンバーに襲い掛かるのは――先頭を走っている時だろう。
 松永がカルロ達を足止めしている間に、妹尾は彼らの前に回りこみ、敗者達が引いたのを見計らって雷の蛛網で雷撃を纏った細い糸を自分を中心に張り巡らせる。
 カルロは早々に海の中に潜ってしまったが、オロチはそこに残っている。
 もしもの攻撃の時の為にも、【原典】魔女に与える鉄槌で攻撃にも転用できる光を纏い、【栄具】復讐の牙による準備――受けた物理的ダメージを相手にも同じだけダメージを与えるようにしておく。
 オロチは話を聞く限り攻撃は物理的なものに限っているから、大丈夫なはずだと距離をおいて揺動で一定範囲内にいる人の身体を揺さぶっていく。
 【栄具】聖人の欠角で妹尾は夏輝の防御力と水の偉能力――ウォークオンウォーターの力を上げ、水上を移動する夏輝。


 水の中へと落ちたカルロだが、そこで天津と鉢合わせする事となる。
 だが、セクターLの決闘者がカルロを守ろうと追いかけてきてもいた。
 目の前に現れたカルロに、天津は蠕蟲の蠢きで栄具同化、深・栄具同化した【原典】巴薙刀を触手化し、カルロを捕まえようとするが捕まえるのは他の決闘者だ。
 【栄具】王位簒奪者の指輪で透明化し姿を隠し無生の閃剣で拘束しようとするが、ものの見事に透明になったものの他の決闘者に囲まれ、一人捕らえて道を作ろうとしても囲まれていく。







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