三千界のアバター

≪フェイタル・ゲーム≫セクターGを制する者

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■プロローグ■



 ――セクターD。

「調子はどう、グラッジ?」
「……問題ない」

 グラッジは腕に同化させた栄具の具合を確かめ、ソロウと目を合わせた。

「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン。その力を宿したその原典は、武闘派の貴方にぴったりだったわね。
 それに、“飲まれない”その精神力。さすがは“元”アダム=ライブラの右腕」
「……ヤツの“間違い”を正す。俺の五年間はそのためだけにあった」
「そう。まぁ、頑張って。でも……いいえ、何でもないわ」

 ソロウが微笑み、グラッジから離れていった。
 自分と同じ、かつて十二星と深い関わりがあった敗者。
 彼女によってセクターDの戦力は大幅に増強されたが、どこか冷めた目で見ているようにも感じられ、腹の底が読めない。
 ソロウはセクターDに大きく貢献している。
 それは事実だが“あの男”の声で目を覚ました、自分を含めたセクターDの「真の敗者」の中で、彼女に心を許している者はいない。

「……お前は一体、何を目指している。ソロウ」

 遠ざかるソロウの背に向かい、グラッジはそう呟いた。



■目次■


プロローグ・目次

【1】広く、そして広く
【1】続く戦い
【1】勝ち上がった先には

【2】コンビネーションを断つもの
【2】楽しんで、戦う
【2】出世よりもしたいこと
【2】星を握って進む
【2】勝利を目指す二人組
【2】策士と用心棒と妹
【2】我らは進む

【3】廃倉庫群での争い
【3】その一撃、破壊の如し
【3】怒りの拳を破る者

セクターG決勝戦

エピローグ
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