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オアシス・ドゥニア防衛戦

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オアシス・ドゥニア防衛戦
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■エピローグ■


 ――オアシス・ドゥニア郊外

「“アディス・カウンター”は撤退していったか……まずは一安心だな。各員被害状況を知らせ!」

 レーヴェは索敵宝珠が映す“アディス・カウンター”の動きを見ながら、“プリテンダー”と特異者たちに連絡を入れた。
 “アディス・カウンター”の動きによっては追跡戦もあり得るからだ。
 とはいえ、バトルシップ級エアロシップの一隻を預かるウルスラが仕掛けてくるとは考えにくいし、実質の司令官であるカシムを撃破したのだから、彼が激昂して冷静を欠く命令を下さない限り、消耗戦を仕掛けてくることはないと踏んでいる。
 ズルフィカールの動きを見る限り、ディッカはいたって冷静に大局を見据えて行動していた。彼が居れば、この状況下でいたずらに事を起こすことはない、とレーヴェは内心苦笑しながら実感していた。

「後はこいつをどうするかだが……」

 彼の手には、ルーニャが特異者から託された“アディス・カウンター”の所業の記録があった。
 ルーニャは愛馬のアーマードユニコーンを駆り、一足先に交易都市オデソスへと戻っている。
 今のところ、タイガーシャークで協力してくれたロメオに関しても、“アディス・カウンター”は何も言ってきていない。
 上手く誤魔化せたか、それともこれからエーデルや外交を担当しているナティスに抗議が行くかは分からないが、ドゥニアの浄化を阻止できたのは事実である。

「公開したいのはやまやまなんだが、な」

 何人かの特異者がレーヴェに、“アディス・カウンター”やルトガー宰相について進言してきている。
 レーヴェもドライからルトガー宰相の話は聞いており、特異者たちの進言には賛成だが、確たる証拠を掴んでいないのと、サフル大陸の情報網は“アディス・カウンター”が掌握しているので、ゲリラ的にこの映像を流しても握り潰されてしまうのは目に見えている。
 何より、浄化という強引に手段により、人々は恐怖を植え付けられてしまっており、耳を傾けてくれないのだ。

「奴らと冥王軍を結びつける、決定的な証拠を掴んだとき、こいつは役立つ。それまでは、どうしても後手に回らざるを得ないな……」
「レーヴェ様、ドゥニアの長老から連絡が入っています」

 そこへバトルシップ級エアロシップのオペレーターが話しかける。
 見れば、ルーニャが“悲涙の聖母”ナティスに秘匿回線で話を付け、ナティスが特別に派遣したストアーシップが到着しており、避難民を乗せていた。
 ドゥニアの政治を司る商工会を仕切る長老は、特異者が約束を取り付け、ルーニャを通じてナティスが呑んだ条件について、改めて確認を取ってきていた。
 ドゥニアの人々を説得し、避難させるために交渉した結果だということはレーヴェも理解している。
 その結果、人々の避難は予想以上にスムーズに運び、人的被害は皆無だった。
 オアシス・ドゥニアを救ったという事実は、“プリテンダー”の活動に弾みを付けることになるだろう。

「……そうですね、奴らが報復に来ないとも限りません。では、ヴィッカーズ近くの街に、皆さんをお運びします。その間、“プリテンダー”がドゥニアを守り、安全を確保した後に、皆さんが戻ってこられるよう尽力いたします」

 レーヴェの言葉を聞いて長老やドゥニアの人々は喜ぶと、ストアーシップに乗って、レーヴェが用意した避難先へと移動するのだった。

「残存部隊のうち、トムキャット小隊数隊とエアロシップの何隻かは警戒のためにしばらくここに駐在させる。もう数体と数隻は、避難する人々の護衛に当たれ。残った者は“アディス・カウンター”にプレッシャーを掛けるぞ」

 被害状況が上がってくると、レーヴェは部隊を再編成し、次への戦いに備えるのだった。


■□■


 ――国都グローリア・ラディア

「浄化に失敗するとは、“アディス・カウンター”としての示しがつかんではないか!」
『“プリテンダー”がこちらの想定以上に強かった。彼らを過小評価していたようです』

 ルトガー宰相はディッカからの報告を受け、怒りを露わにしていた。
 だが、当の本人は浄化に失敗したことをさして気にしていない様子だった。

『ドゥニアを浄化することは出来ませんでしたが、それ以上の成果が得られました。ドゥニア以上の大物が釣れるかもしれませんよ』

 ディッカの話を聞いたルトガー宰相は笑みを浮かべる。

「なるほど、状況証拠のみだが、積み重ねれば言い訳は出来まい。後はどうとでも糾弾できるな」
『シャイニング・キャニオンはいろいろと厄介ですからね。アレを試す機会でもあります。隊を二つに分け、カシムにはそちらに戻らせます。私の隊はシャイニング・キャニオンに寄ります。後はお任せしてもよろしいでしょうか?』

 目の上の瘤を排斥する機会を得た二人は、行動に移そうとするのだった。


【オアシス・ドゥニア防衛戦 完】

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担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『三千界のアバター』運営チームです。
「オアシス・ドゥニア防衛戦」のリアクションをお届けいたします。

トリガーシナリオは、アクションを投稿しているか、
アクションを投稿していなくても「・アクション投稿しなくても登場を希望」の項目にチェックを入れた場合、基本的にリアクションに登場しています。
基本的にPCは1シーンに登場していますが、シーン分割の関係で数ページに渡って名前がある場合もございますので、リアクションを読み進めてご確認頂ければと思います。

今回の結果を踏まえて、トリガーシナリオ「シャイニング・キャニオン陥落!?」が公開されます。
皆さんの行動(アクション)はテルスの世界やNPCたちに影響を及ぼします。
戦局を変えたり、NPCの生死を分けることもありますので、悔いのない行動を心がけてください。

今回は戦功を獲得した方がいます。
各戦功の付与は、リアクション公開日より1週間以内を目処に行わせて頂きます。

▼以下の方にアバター:サクセサーへのチェンジアイテムを付与させていただきます。
・九鬼 苺炎(SAM0044246)様
・柊 恭也(SAM0000017)様
・フィア・ヒーター(SAL0066432)様

▼以下の方にアバター:センチュリオンへのチェンジアイテムを付与させていただきます。
・フォーゼル・グラスランド(SAM0032737)様

▼以下の方に戦功称号を付与させていただきます。
・八上 ひかり(SAM0001681)様
・信道 正義(SAM0014675)様
・テレサ・ファルシエ(SAM0060634)様

▼以下の方にバトルシップ級エアロシップを付与させていただきます。
・焔生 セナリア(SAM0047271)様

▼以下の方に新装備を付与させていただきます。
・夏輝・リドホルム(SAM0034773)様
・西村 由梨(SAM0039597)様
・コミュニ・セラフ(SAM0059382)様


最後に今回のリアクションを執筆したマスター陣からのコメントをお送りします。

【1】 担当:革酎

 皆さま、こんにちは。
『【1】街の周囲の敵を攻撃する』を担当しました革酎です。

 御覧の通り、概ね完勝です。
 でも毎回毎回こんなに上手くいくとは限りませんので、勝って兜の緒を締めるという気分で、次回に備えて頂ければと思います。

 それでは皆様、ごきげんよう。

【2】 担当:篠崎砂美

 お疲れ様でした。
 すいません、色々あって、かなり難産でした。半端なく時間かかりました。
 ボス狙いはやはり多かったのですが、ディッカがなぜ指揮を執っていないのかを考えれば囮であるのは明白だったので、ディッカを牽制ではなく撃破にむかったPCは、まんまと敵の手のひらの上で踊らされたこととなります。とはいえ、放置も大問題ですので、バランスの問題だったわけですが。
 そのため、カシム方面の敵がわんさかいる状況にはなっています。もっとも、カシムを捕縛しようとしなければ、もっと楽に勝てていたのですが。
 ただ、ズルフィカール戦のPCの作戦は今回見事で、あっ、こりゃディッカ死んだなと思ったんですが、なんと御都合主義じゃなくて、実力ではねのけましたよ。
 しかし、実質ズルフィカール戦は負けたとはいえ、まったくの無駄ではなく、ズルフィカールの異常性を引き出すまでに善戦はしています。敵はMECではなく、量産でもないオリジナルのキャヴァルリィです。今のところ、弱点を見つけださなければ圧倒されるほどの性能差ですので、何か考えていかなければならないでしょう。
 PL情報では、ディッカはたびたび独り言でズルフィカールに呼びかけているような描写があります(PCは知りませんから、これを論拠にしたアクションは問答無用で没です)。また、PC情報では、特別描写がなくとも、PCはプレッシャーのようなものを感じたり、何かの声を聞いています。トランスヒューマンの場合、少女のビジョンを見てもいるようです。これ自体が、ズルフィカールの能力によるものなのか、あるいは、何かの関与があるのか、あるいは何かの啓示であるのか、そのあたりは不明です。


【3】 担当:朱街もか

 【3】市民を避難させるを担当させて頂きました、朱街と申します!
 街は襲われてしまい、全体としては安心できない状況ではありますが……
 このパート内に限って言えば、隅々まで助けに向かってくださった方が各所にいたので、
 心強い気持ちでいっぱいでした……。
 おかげ様でルーニャさんにも、あまり無理をさせずに済んだような気がします。
 今後の展開が気になるところではありますが、ひとまず、お疲れ様でした!
 またどこかでお会い出来たら嬉しいです、有り難うございました!