三千界のアバター

サルマティアの死神 前編

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サルマティアの死神 前編
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■プロローグ■



 ――TRIAL技術部。

「くく、ははは。ダメだ、笑いが止まんねぇ……! 
 いやぁ、ずいぶん幼女プレイが板についてるじゃないか」
「笑わないで下さいよ。あくまでキャラクターの見た目通りに振る舞っているだけです。
 私にそういう趣味があるわけではありません」
 
 セシル・B・ウォーカージェシカ・丸山から目を逸らした。
 この手のゲームには無縁な人生を送ってきたセシルだったが、やってみると意外と楽しい。
 さすがに幼女の姿はどうかと思うが、普段とは違う自分を演じられることは快感であった。
 
「ま、別にお前がロリコンだろうが少女趣味だろうが、アタシにゃどうでもいいさ。
 ただクランの連中と仲良くなるのはいいが、入れ込み過ぎんなよ」
「ええ、重々承知してます。我々の目的はあくまで、『RWOという世界』の調査なのですから」

 この世界は、これまでの大世界の中でも異質だ。
 代表のリサ・グッドマンは、サルマティアの街並みを「昔どこかで見たような気がする」と言っていた。
 しかし、はっきりとは思い出せない。RWOは人は受け入れるが、外界からの干渉は徹底的に遮断される。

「『ヴォルテックスの最深部に到達した者は、RWOの真実を知ることとなる』。
 リサさんはそう考えています」
「ゲームの体をした異世界だとして、なぜ“そうなる必要があったのか”。
 世界には生存本能がある、って話とも関わってくるだろうな」

 セシルはフルダイブマシンに入った。
 そろそろ“イベント”の時間だ。

「ああ、“四獣征討”だっけか。ま、頑張ってきな」




■目次■


プロローグ・目次

【3】調査準備会議(序)
【3】調査準備会議(1)
【3】調査準備会議(2)
【3】小休止、そしてRWOへ
【3】『水辺の村』の怪
【3】レプリカントの恐怖(1)
【3】レプリカントの恐怖(2)
【3】レプリカントの恐怖(3)
【3】NPC

【1】碧の亀1
【1】碧の亀2
【1】白の虎1
【1】白の虎2
【1】白の虎3
【1】白の虎4
【1】白の虎5
【1】白の虎6
【1】紅の鳥1
【1】紅の鳥2
【1】紅の鳥3
【1】蒼の龍1
【1】蒼の龍2
【1】蒼の龍3
【1】蒼の龍4
【1】蒼の龍5

【2】初めはのんびり。しかし、襲撃には注意しつつ
【2】ヘブンジャスティスは意外と話を聞いてくれる
【2】話し合いは終了したが、暗転か好転か
【2】先手必勝と攻撃にでるか、ほえみの守りに入るか
【2】罪を憎んで正義を憎まず
【2】ヒーラーを倒すことが勝利への道
【2】デザイアシンジケートが展開する防御
【2】ヘブンジャスティスの奇襲有
【2】守る意思を強く持つ
【2】防壁の中に入り込むヘブンジャスティスは絶対阻止
【2】ほえみとロゥの想いの交差

エピローグ

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