三千界のアバター

犯罪結社”GreyCielo”の暗躍 後編

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犯罪結社”GreyCielo”の暗躍 後編
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■プロローグ■

 メトロポリス都市の第一層に、犯罪結社GreyCieloのアジトは二つ存在していた。一つ目は、カフェ”Polaris”の地下。二つ目は、大型ギア製造工場・クレメール。犯罪結社はその存在を巧妙に都市の下町へと溶け込ませていたのだ。
しかし、特異者――ウィザード達の調査と潜入によって、彼等の隠れ蓑は壊滅へ追い込まれる。構成員の大半、そして組織を支える実力派の幹部も討ち取られ、GreyCieloに甚大なダメージを与えることに成功した。
しかし、依然として問題は残されている。
犯罪結社GreyCieloのリーダーが、誘拐したジークリードと共にスラム街へ逃亡を図ったこと。さらに、ブレイク・マグノリアの依頼品が、未だ組織の元にあるということだ。
 犯罪結社は、スラム街の本拠地からウィザード立ちの目を欺くため、あえて仮の根城の情報をウィザードたちに集めさせ、リーダー・ラントとジークリードを逃がす時間を稼いでいた。
構成員の多くはリーダーのラントに対し、絶大な信頼を寄せていたようだ。彼等にはまだ、スラム街でウィザード達を迎え撃つ覚悟と余力が残されていたのである。
 しかし、特異者達も当然退くつもりはなかった。ジークリード・オールマンを組織の手に渡し、彼の知識を悪用されてしまっては、このメトロポリス都市の存続が危ぶまれる事態だからだ。それだけでなく、ジークリードの救出は、シャーロットからの依頼でもある。
犯罪結社に潜入するウィザードたちには、依頼人・ブレイクも同行することになっているが、戦闘に参加しない彼が、自らが同行を願い出た理由は不明なままだ。
犯罪結社を潰し、ジークリードを救出するだけではなく、ブレイクに疑念を抱くウィザードたちは、彼の目論見を暴くことも求められているのである。
 
 犯罪結社とブレイク……二つの陰謀を阻止する戦いが始まる。
ウィザードたちの長い一夜は、鬱蒼とした闇の中、静かに幕を明けたのであった。

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