■プロローグ■
「センパイ、あんたらも早く!」
「悪いな。コイツの足止めをするヤツが必要だ。なに、すぐに俺たちも戻るさ」
大将の目の前に、“センパイたち”がいた。
リーダーの身体を、紫電が奔る。
「お姉様、わたくしも共に!」
姫が炎を纏った深紅の騎士――のファミリアを呼び出し、加勢しようとする。
「あなたは、あなたを慕う子たちを守りに行きなさい。ふふ、お姉さんはあなたよりも強いのよ?」
どこか大人びた雰囲気の少女が、雷電の少年の隣に立つ。
彼女は「あおぞら」のサブリーダーだ。
「お前ら、俺たちの力は知ってるだろ? さっさと行け。全力を出すと、お前らを巻き込んじまうからな」
「ふふ、今まで私たち、負けたことないのよ? 大丈夫よ、今回も」
大将は頭が悪い。
だが、本能的にあの大型種がただのテュポーンと違うことを感じていた。
「ほら、行きますよ」
「おい、離せよ委員長!」
「センパイたちを信じなくてどうするんですか。私たちまでいなくなったら……」
直後、光が姫を飲み込んだ。
「姫っ!!」
“敵”の攻撃を受け、姫が倒れた。
委員長が彼女を抱き抱え、後退を始めた。
「……くそッ」
「そうだ、それでいい」
大将もまた、この場をセンパイたちに任せて、駆け出した。
彼らがあおぞらに戻ることはなかった。
■目次■
プロローグ・目次
【1】畑の使い方講座
【1】説得は胃袋と筋肉で!
【1】“対等”を示すために
【2】敵と味方
【2】捕まっちゃった☆
【2】ハーブの正しい使い方
【2】説得と調査
【2】離反工作
【3】ふたつの調査隊
【3】調査隊の危機_Girl’s Side(1)
【3】調査隊の危機_Boy’s Side
【3】届かない思惑
【3】その他の地域の捜索
【3】調査隊の危機_Girl’s Side(2)
【3】大型種との遭遇(1)
【3】大型種との遭遇(2)
【4】未来を惑わす者
【4】燃えた図書館1
【4】燃える図書館2
【4】moえru図書kan3
【4】yaける図……4
【4】因果改変:焼け残った図書館5
エピローグ