■プロローグ■
――カーボネック城、郊外
アーサー・ペンドラゴンはカーボネック城を遠くから臨んでいた。
吹きすさぶ風が、彼女のきらびやかな銀髪を煽る。アーサー女王は空いている手で髪の毛を押さえた。
もう片方の手は、腰に佩いた王者の剣エクスカリバーの柄に置かれている。
「
モルドレッドも
ガウェインも、どうして私に相対するのでしょう……」
自分が血塗られた血縁の元に生まれていることは知っている。
ガウェインは従姉であり、モルドレッドは肉親だ。
できれば共に中原のために手を取ってほしい相手であった。
しかし、ガウェインは
織田信長の元におり、モルドレッドは暴君
董卓 仲穎に下っている。
そういう
“天命”とはいえ、肉親と刃を交えなければならないことに、アーサー女王は愁いを帯びた瞳でカーボネック城を見つめていた。
■目次■
1ページ プロローグ・目次
【1】カーボネック城に攻め入る
2ページ 戦いの前に 1
3ページ 戦いの前に 2
4ページ 城門・城壁破壊工作開始
5ページ 赤い騎士ペリモネス
6ページ 青い騎士ペルサント 1
7ページ 青い騎士ペルサント 2
8ページ 緑の騎士ペルトリーペ
9ページ 黒い騎士ペルカルド
10ページ 城門突破
【2】モルドレッドと戦う
11ページ アーサー女王とともに
12ページ 唸る獣
13ページ 決戦
14ページ モルドレッド
【3】蓬莱山を目指す
15ページ 【森林敵兵討伐平定戦】1
16ぺージ 【森林敵兵討伐平定戦】2
17ページ 【森林敵兵討伐平定戦】3
18ページ 【蓬莱山周辺平定戦】1
19ページ 【蓬莱山周辺平定戦】2
20ページ 【蓬莱山周辺平定戦】3
21ページ 【蓬莱山周辺平定戦】4
22ページ エピローグ