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Correct the Cosmos Archives 序章

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Correct the Cosmos Archives 序章
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■エピローグ■



 ――アトラ、新東京。コスモス機関本部司令室。


「滅亡因子の消失、アルテラの世界変動値の正常化を確認」
「上手くやってくれたようだね、特異者のみんな」

 ヴェーダが観測したデータを確認し、紫藤 安治(しどう やすはる)シャオメイは安堵した。

「シミュレーター時間設定と世界の同期を解除。これでアルテラは一安心、かな」

 ヴェーダによる世界の同期を解除し、特異者たちが現実世界への帰還を果たす。

「ワールドホライゾンの鍵守さん、そちらでの観測結果はどう?」
『はい、こちらヴォーパルです。アルテラの歪みは弱まり、安定状態にあります。ただ』
「ただ?」
『負荷がかかった影響、でしょうか。わずかに、ではありますが滅亡因子由来とは別の、次元歪曲が確認できました』

 ワールドホライゾンの鍵守、ヴォーパルからの報告によれば、滅亡因子そのものによる影響は既になくなったが、世界にかかった負荷の影響で多少不安定になっているらしい。

「それによって何か大きな問題は起こってないかい?」
『今のところは何も起こってないわ。前例を考えると、まだ油断はできないけどね』

 ワールドホライゾンの市長明夜・ワーグナーが、過去に起こった“別次元からの流入”や、大世界で起こった時空の歪みについて説明してくれた。
 今のところ、その小さな歪みに現地の何かが巻き込まれたということはないものの、経過は念入りに観察する必要がありそうだ。

『滅亡因子の三千界での観測状況はどうかしら?』

 安治はヴェーダにアクセスし、観測範囲をアルテラから三千界の広域へと拡大した。
 
「アラートは鳴っていない。今回のような過去への流入、強い時空干渉は生じていない。だが」
「滅亡因子そのものの反応は、三千界の界域、大世界の至る所にある。
 いつ、どこが活性化して膨れ上がるか分からない状態よ。
 今はカオスが、今回のアルテラのような“大きな歴史の分岐点”を探している状態ってところね」
『まるで滅亡因子に意思が、強い悪意があるかのような感じね。
 でも、分かったわ。そういうことなら、わずかな歪みであっても注視し続ける必要があるわね。
 私たちも、現在時間軸での状況にはなるけど、各世界の状況は見ておくわ』

 異変が起こる時は、何かしらの兆候がその世界にあるかもしれないから、と。
 三千界の過去を脅かす滅亡因子との戦いは、ここからが本番となる――。





【Correct the Cosmos Archives 序章】完

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担当マスターより

▼担当マスター:クリエイティブRPG運営チーム

マスターコメント

『クリエイティブRPG』運営チームです。
『アナザーコスモス』のプレシナリオ「Correct the Cosmos Archives 序章」のリアクションをお届けいたします。

パブリックシナリオは、アクションを投稿しているか、
アクションを投稿していなくても「・アクション投稿しなくても登場を希望」の項目にチェックを入れた場合、基本的にリアクションに登場しています。
基本的にPCは1シーンに登場していますが、シーン分割の関係で数ページに渡って名前がある場合もございますので、リアクションを読み進めてご確認頂ければと思います。

今回の功績は下記の通りとなります。

▼以下の方に追加報酬「コスモス機関特別手当α」を付与させていただきます。
※配布はリアクション公開後、2週間以内を目途に行わせていただきます。

●分隊
せきう分隊
カオスハンター
ライトニング
まほろば分隊
ツクヨミ-A

●個人
フォルトゥナ・ベルリネッタ(SAL0042144)様
ヒルデガルド・ガードナー(SAM0041432)様
小山田 小太郎(SAM0021218)様
桐ケ谷 彩斗(SAM0032241)様


本編となる「特殊作戦」の詳細、および「アイテムコンバート」の開始時期については、近日公開予定です!
今しばらくお待ち頂けますと幸いです。


最後に今回のリアクションを執筆したゲームマスターからのコメントをお送りします。


【1】 担当:大林さゆる

パート【1】のリアクションを担当しました、大林さゆる と申します。
過去の世界へと繋がり、様々な想いがこみあげてくるものもありました。
そして、アトラ世界によって、新しいスタート・ラインが生まれてきたようにも思います。
あなたのキャラクターが、今後、どのように成長していくのか、陰ながら応援しています。
機会がありましたら、またどこかでお会いしましょう!


【2】【3】 担当:陽下 捻

【2】【3】を担当いたしました、陽下 捻と申します。
再現された過去の戦いに今の状態で介入する、なるほど強くてニューゲームだな、と思ったら相手も強化されていたでござるの巻。
二週目からはやり込み要素だから、と言わんばかりのゲームバランスに驚くばかりでしたね。
序盤のシナリオでこの難易度なので、今後を想像すると背筋がぞくぞくします。
【2】【3】いずれのパートも以前とは条件の違うボス戦でしたので、どちらも方向性は同じアクションが多い印象でした。
過去を懐かしむ方々の反応は想像通りでしたが、未経験の過去を経験しようとする方々が決して物見遊山のような気持ちで参加しているのではなく、お世話になっている先輩特異者のために、という形で参加されていたのがアツかったです。
一連のシナリオは決して過去を懐古するだけのものではない、とご理解いただけているようで大変嬉しく思います。

それでは、この度は当シナリオにご参加いただき、ありがとうございました。
またの機会がございましたら、どうぞよろしくお願いいたします。