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ガドラスガードの不穏な行動を防げ!

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ガドラスガードの不穏な行動を防げ!
【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
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・対空戦闘(カッキンチーム)

 クナール型飛空艦が戦場へ到着する。
 操縦していたリーネ・タカタは、格納庫の扉を開いた。

『そら、着いたぞ。行くがよい!』

 格納庫から大きな機体の影が飛び出していく。
 朗々とした名乗りの声が、戦場に響き渡った。

『大鐵神・宮毘羅、見参っ!!』

 地上に着地した大鐵神・宮毘羅が、天空を飛翔する敵機の群れを睨む。
 操縦しているのは他方 優だ。
 優の出撃を見送ったリーネは、魔法のバリアを展開して守りを固めると、クインクレイン(飛空艦)を乱射し援護する。
 元より敵機を追い立てることが目的なので、威力の大小はリーネにとってさほど重要なことではない。

『元より、戦いはアイデア次第じゃからな!』

 大鐵神・宮毘羅の派手な登場に注意を引かれたか、何機かのルーンラプターとルーンファイターが、それぞれ小型ルーンガンとミラージュキャノンを放って優へ攻撃をしかけてくる。
 優も下腹部搭載型無誘導弾を発射して反撃し、ルーンラプター一機を標的に絞ると、撃墜を狙った。
 無誘導型のミサイルなせいか、惜しくもルーンラプターに回避されてしまったが。
 とはいえ、当たらないのは織り込み済みだ。
 もちろん当てるつもりで撃ったのは確かであるけれども、その本命は回避した敵機を味方の射程範囲へ追い込むことにある。
 ルーンラプターとルーンファイターが、優の下腹部搭載型無誘導弾を避けた瞬間、リーネがそれが外れるのを見るや否やクインクレイン(飛空艦)で射抜いて強引に起爆させた。
 生じた爆風を避けるように、敵機の群れが進行方向を変える。
 優やリーネの思惑通りに。

『どうじゃ、見たか!』
『今だよ!』

 ふたり、同時に叫び、味方へ追撃を促す。
 交戦開始に合わせ、桜花は援護砲撃を行う。

『援護に回ります』

 命中精度よりもとにかく回数を行うことを重視し、本命の十字砲火から目を逸らせることができれば御の字とばかりに、火炎弾と雷弾を使い分けながら、撃って撃って撃ちまくる。
 派手に猛攻を行う桜花は、自然と敵の注意を引くものの、予測していた通りに土の壁を展開して防御し、対応する時間を捻出した。
 とはいえ、桜花ができるのはあくまで援護の範疇に留まる。
 基本は一対複数が前提で、味方と連携するのが基本。
 一対一では、どう頑張っても勝てない相手だ。
 それが分かっているので、桜花は味方との位置関係を注意深く確認し続け、孤立しないようにした。

『私が足を引っぱるわけにはいきませんから』

 油断なく、自らにできることで貢献する。
 ウォークスのロンデル試作型皇国仕様が、蜂巣ランドによる猛烈な連射を放った。
 あっという間に弾切れになってしまうが、その連射性能は折り紙付き。
 十字砲火を構成する要素としては十分な威力と命中率を担保している。

『これはそう簡単にかわせまい!』

 逃げ場を失い爆発する敵機を見届けると同時に、弾切れになった蜂巣ランドが大量の薬莢を排出した。

『よし、今だ』

 フォーゼルはウォークスと協力して十字砲火の位置取りを行い、下腹部搭載型無誘導弾を放つ。
 一呼吸の間の速さで繰り出した速射は、それでも無誘導ということもあって、命中性能に信頼を置けない。
 故に、フォーゼルはこの一撃を十字砲火を直撃させるための囮、障害物と割り切った。
 直撃させるのは、ウォークスやミューレリア、優らに任せる。
 連携して、ミューレリアも攻撃を仕掛ける。

『最高のプレゼントをくれてやるよ! 鉛玉だけどなぁ!』

 試製蜂巣砲から吐き出される凄まじい両の砲弾が、壁のような密度でルーンラプターやルーンファイターたちに襲いかかる。
 続けて、リリアもバルドイーグル(連盟)のアサルトライフルで銃撃した。

『見渡す限り標的ばかりなのです!』

 バルドイーグル(連盟)の攻撃とほぼ時を同じくしてルーンラプターやルーンファイターの反撃が始まる、双方向で激しく火線が飛び交った。
 さらにウルズラも加わり、サンダーカノンによる砲撃で敵機を薙ぎ払う。

『逃げ場はないわ! 観念なさい!』

 ここに、十字砲火が完成した。


* * *



 凄まじい瞬間火力の代償に、同じく凄まじい速度でミューレリアの残弾が無くなった。

『次の弾をくれ!』

 一夫に声をかけつつ、ミューレリアはルーンラプターやルーンファイターの動きを観察する。
 無人機のようだが、その操縦は巧みで、まるで有人機のように複雑な回避運動を取っている。
 特定のパターンの組み合わせのようだが、その組み合わせの数が膨大だ。

『……これ、この戦いで全部調べるのは無理じゃない?』
『だなぁ。先に戦闘が終わりそうだよな』

 ウルズラにも言われ、すっぱり諦めることにした。
 後方にいた一夫が、キャラック型飛空艦からミューレリアに通信を繋いできた。

『戻ってきてくだされば、補給しますよ』
『助かるぜ。帰還する』

 格納庫に戻ってきたミューレリアを出迎え、一夫は手早く補給用カートリッジで弾薬の補充を行った。

『ついでですので、修理もしておきました』
『有難い。再出撃だ!』

 修復された機体に乗り込み、再びミューレリアが格納庫を出ていった。
 一夫は自らの防衛に余念がない。
 浮遊機雷を散布し、ルーンラプターやルーンファイターたちに偽映像を送りつけてかく乱を行ってから、ようやく暴風神筒による攻撃を開始した。

『それでは、いきますよ』

 十字砲火から逃れた敵機から優先して、地上へ撃ち落としていく。
 後は味方が追撃をかけて撃破してくれるだろう。


* * *



 攻撃密度が低下した隙を突いて、ルーンラプターやルーンファイターたちは強引に攻勢を強めてきた。

『こっちくんなです!』

 3連装グレネード・ランチャーを発射したリリアが、ルーンラプターやルーンファイターを追い払おうとする。
 直線にしか飛ばない故に、簡単に避けられてしまったものの、一度距離を取らせ攻撃の手を緩めさせることには成功した。

『急ぐですよ! それまで、ボクたちで支えるです!』

 射撃の合間にランダムウォークを行い、少しでも被弾率を下げつつ、リリアはミューレリアを含む、順番に弾薬補充に向かう仲間たちに声をかけた。

『待たせたな!』

 補給を終えたミューレリアが戻ってきて、攻撃を再開する。
 クナール型飛空艦から出て、補給要因として後方に控えるレニは、味方の機体と激しく射撃戦を展開しているルーンラプターとルーンファイターを見上げた。
 戦闘機形態を取っている機体なだけあり、敵機はどれもがとてつもなく素早い。
 単騎での攻撃はほぼ避けられており、有効打を加えるためには、味方機が連携して動かなければならなそうだ。
 それでも絶対とはいえないため、誰もが弾薬の消耗、機体の損耗共に激しい。
 ウォークスの攻撃頻度が下がったのを見て、すぐにレニは動く。

「下がって! 補給を行うわ!」

 補給を受けなければならないが、全員が一度に下がってしまっては、戦線が崩壊する。
 そうならないために、補給の順番は予め決めていた。

『後退する!』

 レニの呼びかけを受け、予定通りにウォークスは戦線を離れる。
 この瞬間が、一番危険なのは言うまでもない。
 天喰刃を振るって衝撃波を飛ばし、隙を突かれないよう牽制しつつ、慎重に下がって補給を受けに行った。
 起伏に富んだ地形の問題で、地上では中々速度を出しにくいのだが、ウォークスは機体をラビットムーヴでウサギのように連続で飛び跳ねさせ、この問題をクリアした。
 見た目はアレだが、生き残るためなら手段を選んではいられない。
 ウォークスを出迎えたレニが、補給用カートリッジを用いて、弾薬やエネルギーのチャージを行った。


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