クリエイティブRPG

ジーランディア

ガドラスガードの不穏な行動を防げ!

リアクション公開中!

 152

ガドラスガードの不穏な行動を防げ!
【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
リアクション
First Prev  1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11  Next Last

【対ゾイサイト】


 身体が響くほどの低音が響き渡る。敵にはゾイサイトがおり、その砲撃の音がこちらを狙っていることが分かる。それらもどうにかしなければこちらに勝ちはない。
 それだけではなく、白いザフィーアやヘルグリューンと戦っている者達の戦いが更に厳しいものになるだろう。
「さて……出るぞ」
 シュヴァリエ・メイジに搭乗した有間 時雨がスループ型飛空艦から出撃をする。
「現在味方はそれぞれ的に当たってる。今は目の前に集中すれば問題なさそうだぜ」
「了解した」
 日坂 颯真が通信や周囲を確認しながら状況を時雨へと報告。そして、後方から援護射撃を開始した。
 砲撃を食らえば危険だが、連射が出来る武器ではない。次の砲弾が放たれる前に射程圏内へと入り込み、こちらのペースに持ち込むのが良いだろう。
 癒しの巫女が耐久を上げるためにシールドエンチャントによるコーティングはしているが、過信はしてはいけない。効果時間も長くはないので、戦いが長引かないようにする必要がある。
 時雨は肩からマジックシールドを展開させ、機体を隠すことが出来る場所を移動しながら進んでいく。
 地形の把握はしているので、ある程度の事は分かっているが、隠れている間は敵側を見る事は出来ない。
「敵が近付いてくる様子はないな。こちらを狙って砲撃してるのをメインにしてるみたいだぜ」
「なるほど、向こうも味方の援護射撃を中心に動いているってことだな」
 颯真の知らせを聞いて、砲弾に当たらないようにしつつ近づいて間合いに入り、風箭の魔導弓のついたガントレットを前に突き出すと2本同時に矢を射る。
 時雨の攻撃にゾイサイトがこちらへ砲身を向けてくるが、攻撃をされる前に移動をして次の攻撃のチャンスを窺う。
(射程距離は飛空艦にも届くくらいだ。出来るだけこちらで注意を引いた方が良いだろうな)
 敵からこちらが捕捉出来る範囲に入りつつ、クロスボウで狙って攻撃をする。移動要塞と言われる機体であり、耐久度が高い機体だが速度は早くない。
 確実に当てて撃破をしていくほうが良いだろう。
「切れたか。一旦下がるが、そっちも注意してくれ」
「了解」
 12本の矢を撃ち尽くすと、リボルバーで牽制をしつつリロード時間を稼ぐ。この間に飛空艦に攻撃が行く可能性もあるので颯真にも注意を促した。
 そこに1機のシュヴァリエ・ポーンが割り込んでくる。
「リロード時間を稼ぐのを俺も手伝う!」
 そこへやってきたのはラティス・レベリーだった。そして、レイン・クリスティが後衛で援護を行っていた。
 ロングソードを持っているラティスはゾイサイトへと近づく。それを危険視した敵機は移動を開始するが、彼はそれを追いかけていく。
 前衛のラティス、後衛の時雨として立ち回る事で目の前のゾイサイトを追い詰めていく。
「――! 危なかった……!」
 重低音と共に放たれた砲撃はラティスの方へと向いていた。近くで爆風が起こるが、どうにか避けることが出来る。
 少し離れただけで狙ってくる事を考えると、やはり近づくだけ近づいて戦った方が長い砲身でこちらに攻撃が出来なくなるだろう。
「よし!」
 飛び道具からの攻撃は任せ、自分は更に近づくことでダメージを狙い、敵の攻撃の隙を突いて確実にダメージを与えていく。
「これでどうだ!」
 ラティスの一撃がゾイサイトへと突き刺さる。そこに時雨のクロスボウが追撃を食らわせると敵機は大破をするのだった。

 後方ではラティスを見送ったエピュアル・エリークがいた。
 彼女は彼の機体の整備をしており、それを終えて戦闘が開始すると出撃していく彼の無事を祈っている。
「……今はどういう状況でしょうか」
 機体の修理があるのであれば、ここまで戻ってくる手筈になっているが、激しい戦闘で戻ってくるのは難しいだろう。
(どうかご無事で……)
 エピュアルはラティスの戦いの行く末を祈り続ける。

 スマートファルコンとスマートホークの2隻の飛空艦。そこからはスマートワークの機動兵器が出撃をしていた。すでにゾイサイトとの戦いになっており敵の砲撃を掻い潜りながらの戦闘になっている。
「――分かりました。こちらは問題ありません」
 スマートファルコン艦長のカーム・オールドリバーが味方からの通信を受ける。
 現状ルミナス王朝側の戦いは有利に進められており、大きな被害が出ていないという報告を受けた。
「カームさん、白いザフィーアもどうにか追い詰められているみたいね」
「はい、このまま撃墜――可能であれば鹵獲まで出来れば良いのですが」
 味方への援護射撃を続けつつ、現在の戦況の確認をスマートホーク艦長のキャリー・ハーネスと相談をする。
 それぞれ敵の機体を受け持つことで、それぞれへ援護などをさせずに撃破をさせるという考えは間違っていなかったのかもしれない。
 彼女達はゾイサイトを相手にして戦っているが、現在攻撃をしている機体はそろそろ撃破が出来る。
 敵の砲撃からどの辺りにいるのかを予測を立てて、機動兵器に搭乗している魁 弾ジェン・イーが出撃して近づく。
 この間に飛空艦組はゾイサイトに攻撃をし続けて引きつけ、先にジェンが敵を攻撃した後、上手く気配を隠していた弾が奇襲をする。
 この作戦が功を奏し、大きなダメージを与えることが出来た為、自動修復が間に合わない速度で攻撃をする事が出来ていた。
「周囲に敵がいないかを一応確認しておきましょう」
「ええ。味方がピンチになってればそっちも助けないとね」
 飛行が出来ない機体に前衛は乗っているので、空にいる自分達がソナーを用いて隠れた敵がいないかしっかり監視しておく。
 現在ソナーで分かる相手は2人が戦っている機体のみで、他に敵機がいる様子はない。ソナーの範囲外にいる可能性もあるが、その辺りは目視で注意をせざるを得ない。
「おし、1機撃破!」
 弾から通信が来る。
 目の前にいるゾイサイトは撃破出来たようだ。しかし、持ち帰れる物があればと思っていたのだが――大きな爆発によってそれはなくなっていた。
「大丈夫か?」
「はい!」
 弾はジェンを気遣うようにそう言うと元気よく返事が返ってくる。
 ここまで訓練をしてきた彼はどこまで戦えるのかを気にしていた。しかし、自分が思っていた通りに機体を動かしたり、戦う事が出来ていたので問題はなさそうだ。
「弾さん、ジェンさん、敵機を発見しました」
「2人がいるところからだと……10時方向ね。そのまま行ける?」
「やってやるぜ!」
「大丈夫です、すぐに行きます!」
 飛空艦の2人が敵機を発見し、すぐさまそちらへと弾とジェンは向かい始める。
 敵は他の味方を攻撃しているのか、こちらには気付いていないように思えた。これならば、先程よりも上手く動けるだろう。
 再び弾はこの戦闘で気配を出来るだけ消しながら動き、ジェンは障害物を使いつつゾイサイトへ近づく。
 そして、今回は先にジェンが煙幕弾を発射し敵の視界を奪う。ピアッシングライフルを撃ちながら装甲を削っていく。
 両手で扱わないといけない銃なので移動をしながらとはいかないが、撃ってはすぐに動き、撃ってはすぐに動きと可能な限り狙いをつけなくさせていく。
 上手く彼の方へ向けてこちらのものだ。弾は一気に距離を詰め、射程距離に入るのと同時にビームピストルで敵を狙う。
 前方のジェンと後方の弾の挟撃によってゾイサイトはそのまま撃破をされる。そして、先程よりも上手く立ち回れた為破損していない部分を見付けることが出来た。
 弾とジェンは使えそうな物を拾うと一旦飛空艦に戻るのだった。
First Prev  1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11  Next Last