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ガドラスガードの不穏な行動を防げ!

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ガドラスガードの不穏な行動を防げ!
【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
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【対白いザフィーア1】


 ルミナス王朝側の準備は整っており、いつでも戦闘が開始できる状態になっている。エース機の孤立や取り巻きの撃破をどうするかなど大まかな作戦はそれぞれの頭に入っていた。
 その中で先行して動いている者がいる。
「足場は悪いが……バランスを崩すほどではないか」
 クロウ・クルーナッハは戦場となる場所の地形を確認していた。
 鉱脈がある場所や、どの辺りで戦えばよいのかどうか。何か気になるポイントがあれば他の仲間達にも伝えようと思っているが――突出しておかしい地形などは見付からない。
「遮蔽物もあるし、特に隠れている物もなさそうだ。であれば――」
 クロウはそのままどんどん先に進み始める。後方ではルミナス王朝の者達が動き出している音が聞こえてくる。そして、彼女が狙うのは母艦だ。
 採掘したものを運んだり、敵機を輸送しているのも母艦だろうと予測出来る。その母艦を落とすことが出来れば、と考えていた。

ドーン! ドーン!

 砲撃の音が聞こえたと思うと、周囲で爆発する。
「気付かれた!?」
 次々にこちらに向けて攻撃が行われる。爆発に巻き込まれればシュヴァリエ・メイジに乗ってるとはいっても、大怪我をする可能性もあるだろう。
「機体損傷もしたな……! ここは下がるしかない!」
 クロウは母艦にこれ以上近づくのをやめ、撤退を開始する。母艦に単独で向かうのは非常に難しかった。
 そこでもう一人戦場の地形を確認している者がいた。
 乙町 空はこれから白いザフィーアと戦いになるだろう場所の偵察にきている。クロウと同じく周囲には特に変わった場所はない。
(山岳地帯での戦い方を基本とすれば問題はなさそうです)
 後方では味方が前に出始めてるため、この偵察もそれほど時間をかけてはいられない。そして、前方を見ると、まだ距離があるが敵機がこちらに向かってきているのが分かった。
「そろそろ戻った方が良さそうですね」
 敵機に狙われないように地上に降りていた空はウィンドマントを使って空中に上がると、地形の影響を受けないように飛んで味方の方へと戻る。
「――はい、地形はそのような感じです。段差もあるので地上戦をする場合にはそこを気を付けた方が良いかもしれません」
 空はリュミエールの仲間達に通信をしながら戻る。そして、合流を果たすと白いザフィーアとの戦いに備え始めた。

「――来たな」
 バルタザール・ルミナスが白いザフィーアを見てニヤリと笑いながら言う。
「はい。まだどんな性能を持っているのか分かりません。勇者バルタザール、十分お気を付けください」
「分かってる。――さあ、見せてもらおうか」
 ソラン・ラッグスに返事をすると、楽しそうな声でザフィーアへとバルタザールは向かっていくのだった。
 彼に合わせて白いザフィーアを狙う部隊が動き出し、ヤークトフントのメンバーが前に出る。
 マジックミサイルアックスを持ったシュヴァリエ・ルークが一番前に出ると、白いザフィーアへ向けていの一番に砲撃を始めた。
「さあ、始めようぜ」
 相手は飛行能力を持っているが、キョウ・イアハートもウィンドマントの効果で同じく飛ぶことが出来ている。しかし、それほど過信が出来ないスピードしか出ないので、上手く防がないと危険だ。
 しかし、そんな事も気にせず盾を展開して真っ直ぐ近づきながら、砲撃を続けていく。しかし、敵機はそれを回避をしてザフィーアはこちらへ向けてライフルを撃ってくる。
「結構ギリギリだな……! だがな、引くわけにはいかないんだ!」
 キョウは敵機の魔力を感知しつつ相手を捉えて攻撃を続ける。これだけ攻撃を続けられれば、こちらへ近づくことは難しいだろう。しかし、射撃をしながら回り込むようにして近づき、射撃をしながらもう片方の手で持っているブレードで斬りかかってくる。
「くそっ!」
 足から魔力を射出したキョウはどうにか斬撃の回避に成功。
「流石ザフィーアってところだな。どっちの武器も使いこなしてる」
 しかし、キョウは近中距離から離れるつもりはない。そこに彼を援護するようにしてヘビーマシンガンの音が聞こえてくる。
「この攻撃は避けにくいんじゃないか?」
 ミシャ・ルメイの攻撃を避けるようにして、白いザフィーアはくるっと回りながら弾を避けていく。流石にこちらの飛行能力よりも高いものを持っているからか、上手く回避をしている。
「ほらほら、止まったら当たるよ!」
 3連装グレネード・ランチャーを構えると、ミシャは敵機へ向けて放つ。着弾地点は地上だったため、その爆発ポイントを避けながらザフィーアはまずキョウを落とそうとしてくる。
「やらせない!」
 再びヘビーマシンガンで弾幕を張ると、上手く攻撃をさせないように撃っていった。しかし、ヘビーマシンガンを撃っている間は足を止めなくてはいけないので、相手からの接近には気を付ける必要がある。
(上手く地上に落とせればいいんだけど――)
 やはりどこかで飛行能力を潰すか、性能を落とすような一撃を与えないと厳しく感じていた。
 そこに突然射撃目標をミシャに切り替えたザフィーア。足を止めてる彼女に攻撃を避ける術はない。
「くっ……!」
「大丈夫ですか!?」
 紋章盾をシュヴァリエ・アーチャーが敵の銃撃から守ってくれたようだ。一番近くにいた納屋 タヱ子が割り込んだ形となる。
「ありがとう、助かったよ」
「いえ、気にしないでください」
 タヱ子はそう言うとすぐさま移動を開始。
「これだけ撃たれれば攻撃出来ないだろう!」
 ミシャから離れるようにするため馬飼 依子がアサルトライフルで攻撃をするとそこから離れるようにして射撃をしつつ距離を空けていく。そこには再びキョウが攻撃をしながら引きつけ始める。
(――周囲は問題ないみたいだな。こちらはこのままザフィーアを相手にしていれば良さそうだ)
 依子が白いザフィーアと戦っている者達の邪魔をするような敵がいないかを目視で確認をする。他に敵の姿は見えないので現状は大丈夫だろう。
 敵機の弾が当たりにくくするために、高速で動きつつジャンプをして、山岳地帯の地面による影響を少なくさせている。
 動きながら射撃をする事で相手にも攻撃をさせにくくしているにも関わらず、敵機の白いザフィーアはそこを掻い潜って隙間に攻撃をしてくる。
「一応ライフリキッドは持ってきているが、皆無茶はするな!」
 依子がヤークトフントのメンバーへとそう言う。
「先程は責められましたが――」
 ザフィーアを引きつけてくれている味方がいるので、タヱ子もまた相手を狙いやすくなっている。しかし、こちらはマジックリボルバーの為5発の制限がついている。しかし、その弾丸をダイヤモンドのような固めた攻撃であれば――。
「当てることが出来れば!」
 リアサイトを覗きながら白いザフィーアを狙い――引き金を引く。
 タヱ子の弾丸はこのまま行けば直撃する攻撃だ。それに気付いたザフィーアだったがその攻撃を腕を撃ち抜く。
「やった、これで腕は使い物に――」
 彼女の強力な一撃は白いザフィーアを貫いたのだが――。
「どういうことだ……!」
「自己修復機能……!」
 ようやく一撃を直撃させたのだが、その攻撃はザフィーアの自己修復機能によって回復されてしまう。そのため、腕へのダメージはほぼないに等しい。

 ヤークトフントのメンバーを待つ少女。中願寺 綾瀬は任務の成功を祈っていた。
「……皆様は今どういう状況でしょうか」
 戦闘前にメンバーの為に舞を踊り鼓舞をした。それによって士気が上がり、戦いやすい状態になっている。
 サポートとしてやってきたが、飛空艦で行けば狙われる可能性を考え、こうして綾瀬は残る事を選んだのだ。
「きっと、成功させてくれます」
 戦場を見ながら綾瀬はそう力強く、仲間達に伝わるように言葉に出した。

「これでどうだ!」
 シュヴァリエ・アーチャーに乗る朝霧 垂が暴風神筒にてザフィーアの飛行を邪魔しにかかる。
 やはり素早い動きで空中を飛び回られるのは攻撃をするこちらとしてもどうにかしたい。そのため、飛行能力を削ぐ事が可能な攻撃で狙うが、回避行動を中心にしている動きの場合は当てるのが難しい。
 垂の攻撃が危険だと感じたのかライフルの弾がこちらに向けられる。体を反らせることでどうにか回避をし、すぐに移動をする。
 遠距離攻撃を足を止めてし続けるのは危険である。ある程度動きながら、敵を落とすタイミングを見計らう。
(少しでも止めることが出来れば――遠距離が得意な機体とはいえ、あの速度を完全に捉えるのは難しい)
 ヤークトフントの皆でザフィーア向けて攻撃をしているが、軽微な損傷であればすぐに修復されてしまう。そのため、相手が動きを止めることがなく、合間に攻撃を挟みつつ攻撃を避ける。
 この厄介な動きを止めるには地上に落としたい所だが、それが難しい。しかし、完全な狙いはそれではない。
「もう少し、もう少しだ」
 垂はもう1度暴風神筒を放つと、やはりそれを避けられてしまった。
「入ったぜ!」
 そこに突然現れたのはシュヴァリエ・メイジに乗った柊 恭也だった。
 マジックラッパーにて姿を隠していた彼は射程距離に白いザフィーアが来るのをずっと待っていた。キョウが引きつけ、他の者が攻撃をし続けていたことで隠れ続けることが出来た。
 そして、恭也がいる場所はヤークトフントで共有されていた為、ザフィーアを彼の射程距離に入れるように誘導。そこに彼が強襲をする手筈になっている。
「食らえぇぇえ!」
 マジックランスに雷を纏わせ、空中へと攻撃を仕掛けた彼の攻撃はザフィーアに到達する。すぐに敵機は距離を開けると、機体が破損しているのが見て取れる。
「これならすぐに修復は出来ねえだろ」
 強力な一撃はザフィーアを貫き、その機体を損傷させる事に成功した。ここからが本当の勝負となってくるだろう。

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