■プロローグ■
――リュクセール王国、フェゼルシア、トロージャン
ユーフォリア王女は護衛に
シルヴィヤンカを伴い、領主の
ザレム・トロージャンの執務室に居た。
彼女は住民から送られてくる陳述書に一つ一つ目を通していた。
そこへ
アレン・ナブラッドと
デレク・ダーバンが現れ、3人に淹れたての紅茶を差し出してゆく。
「……ザレムはそのように、民の言葉に耳を傾けているのだな」
「
民あっての領土ですからね。それに私は神竜様の神官です。信者が困っているならできうる限り手を差し伸べるのも役割だと思っています」
「……そうか」
「ユーフォリア王女も既にそうなさっていますよ」
ザレムの言葉を補足するようにシルヴィヤンカが告げた。
少なくともエイブラム王のやり方を認められず、大公カシウスに恭順していないのは、リュクセール王国の行く末のためだと彼女が思っているからだと、シルヴィヤンカは考えていた。
■目次■
プロローグ・目次
【1】トロージャンの城壁や郊外を復旧する
復興の先に続く路
【2】トロージャンに産業を興す
1.観光地と言えばお土産屋
2.観光地といえばグルメ
3.観光地ならではの特産品
4.観光地と言えば娯楽施設(1)
4.観光地と言えば娯楽施設(2)
【3】戦闘訓練に参加する
劣勢の中で得たもの
【4】自分の領土を開発する
1.~フェゼルシア領キリガヤ準男爵領~
2.~フェゼルシア領クサナギ準男爵領~
3.~サンエイム領オトマチ準男爵領~
4.~フェゼルシア領ヒトミ準男爵領~
5.~フェゼルシア領ライガー準男爵領~
6.~サンエイム領カラスマ準男爵領~
7.~フェゼルシア領ワガ準男爵領~
8.~フェゼルシア領エッシェンバッハ準男爵領・フェゼルシア領キルシュシュタイン準男爵領~
9.~フェゼルシア領ナワ準男爵領~
エピローグ