■プロローグ
――ドリーマーズ・ララバイ会場。
「そもそもゆにかさん、どうして夢喰らいのプロデュースなんて……?
その子は女神様を傷つけたのですよ」
そう尋ねた丹頂鶴に対して、イメチェンして白くなったゆにかは笑って答えた。
「ジ、ジブン……夢ちゃんが楽しそうにしてるのが、嬉しくて……。
だから、ちょっとタガが外れてても、やりたいことをやってほしいって思ったんす!」
「へへー。愛されキャラでーす」
ちょっと得意げな夢喰らいがダブルピースをすると、681様のJ6B(跳び蹴り)が飛んできた。
いささか調子に乗りすぎてしまったらしい。
「……ま、冗談はさておいて。
始めよっか、
最強の子守歌決定戦!」
「そんな名前じゃねーから!!」