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境界の破壊者

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境界の破壊者
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■プロローグ■



「この三千界のことを知りたい?
 その前に君のことを僕らに教えてくれないかな、メッセンジャー……いや、終末の天使君?」
「全部話したじゃないか。“世界を終わらせる者”だって。
 厳密には、ボクたちはそれを知らせるためのシステムみたいなものだよ。
 “終焉を望む意思”が、ボクらをこちらの時空に招いたんだ」

 シモンの問いに、天使――ギャラルホルンは薄笑いを浮かべた。

「ほう。こちらで言う界霊に近い存在、というわけか」
「どうだろうね。ボクはまだ、こちらでの存在というものを定義し切れていない。
 でも、あんな怪物と一緒にはされたくないなぁ」
「どっちかって言うと、あんたはその界霊にちょっかいかけて、引っ掻きまわす方だろ?
 世界が滅ぶように、さ」

 ビューレイストに答えるギャラルホルンに、デュランダルは挑発的な言葉を投げる。
「界賊の抱える負の感情に目をつけたのかもしんないけど、界賊連中の中でも三千界を滅茶苦茶にぶっ壊したい、なんてのはそう多くないだろうね。
 まぁ、色々と酷い目にあったそこのお嬢さんはそうかもしれないけどさ」
「あら、わたくしのことですの? 否定はしませんが、自暴自棄になるほど落ちぶれてませんわよ。
 まぁ、あのクソ野……山本大國のおもちゃではしゃいでいる者には虫唾が走りますが」
「なんだと出来損ない!」
「あら、何もあなたのことだとは言ってませんわ、お調子者のイカロスさん。
 せいぜい調子に乗り過ぎて燃えてしまわないようお気を付け下さいな」

 優雅に紅茶を飲むハウに、彼女の煽りに感情的になるイカロス。
 界賊ネットワークのメッセンジャーとして赴いたギャラルホルンは、彼らに酷く退屈していた。

(……見込みはそこまで高くないかな。まぁ、この世界の強度を図るにはこの程度で丁度いいか)



■目次■


プロローグ・目次

【1】ノーチラス号
【1】スカベンジャー
【1】イカロス

【2】スーリヤ
【2】デブリクズ
【2】鄭国然
【2】シモン
【2】ハウ

【3】終末という幻影の中へ
【3】個の強さの限界
【3】暴風の狂王
【3】ギャラホルンの本質
【3】浄化が持つ意味
【3】それぞれの決着

エピローグ

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