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新クレギオン

亡霊の守る場所

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亡霊の守る場所
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・亡霊という名のキャバリアー 5


 フォーチュン・マキシマ社とペンタクラン・ファミリーがくり広げる戦いの趨勢を、バシリカ・ウーツ戦争の英雄と共にずっと見守っていた。
 バシリカはどこにも身を置いていないフリーランスだ。

「背面はスラスター、頭部にはカメラ、コックピットハッチは胸部。フォーチュン・マキシマ社の奴らがこじ開けたから、中には入れる。とはいえあの様子だとハッキングは無理そうだね。……ならせめて、取れるもん取って帰ろうか」

 戦争の英雄を引きつれ、意表を突いた電光石火の飛びだしでフォーチュン・マキシマ社の誰よりも早くファントムに飛びつき、機体から価値のありそうなもののうち、手で運べそうで目についたものを掠めとる。
 そのあいだ、戦争の英雄は邪魔者がいれば排除せんと電磁砲を手に身構える。

「さ、いくよ」

 時間はかけず欲張りもせず、バシリカは戦争の英雄に声をかけると、すぐに離れて宇宙空間を漂うファントム自身の陰に隠れて身を隠し、デブリ帯をめざした。
 当然、火事場泥棒のような行為をフォーチュン・マキシマ社が許すはずもなく、レベッカの指揮のもと、追撃が始まろうとする。
 そこで、運がバシリカたちに味方した。
 一度ファントムに吹きとばされたダイジャスティスが戻ってきたのだ。
 こうなればもう、バシリカどころではない。

「それじゃあ、アタシらはここで失礼する。あとは存分にやるんだね」

 無事デブリ帯に辿りついたバシリカと戦争の英雄は、三大組織の誰にも見つからずに、ブループラネットの輸送船に拾われるまで隠れつづけることができた。


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