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新クレギオン

亡霊の守る場所

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亡霊の守る場所
【!】このシナリオは同世界以外の装備が制限されたシナリオです。
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・侵入し、突破せよ 4


 フォーチュン・マキシマ社とペンタクラン・ファミリーや無所属の者たちの連合が問題なく進めている組とするなら、綱渡りを強いられているのはネトヘス義賊団の面々である。
 輸送船がクレーター近くに着陸して扉を発見するところまではなんとか問題なく進んだものの、大量のオートマタたちには人数が少ないこともあって、為す術がない。
 そのため隠れるしかなく、なかなか開錠は進まなかった。

「……行った、みたいだね」
「うん。危なかったけどなんとかなってよかった」

 物陰からおそるおそるといった様子で、ケヴィン・ローウェルリロイ・ブラウンが顔を覗かせる。
 周囲にオートマタが一機もいないことを確認して、慌ただしく開閉装置に取りついた。

「オートマタが戻ってこないうちに急がないと」
「そうだね。どこかに行っている今がチャンスだ」

 少し前に、ここを守っていたオートマタは慌ただしくどこかへ移動していった。
 行先はフォーチュン・マキシマ社や、ペンタクラン・ファミリーが確保しているクレーター、無所属組が確保しているクレーターなどで、その三つへ応援に向かっていったのだが、ケヴィンとリロイにそれを知るすべはない。

「よし……始めるぞ。あとは頼む」
「うん」

 ケヴィンは己の脳を機械と接続することで、一つの演算装置と化し、その操縦をリロイに託す。
 リロイは一人でロックの解除とウイルスの対処に挑んだ。

「大丈夫……。僕は、一人じゃない」
『そうだ。頼むぜ、相棒』

 制御装置に表示されるメッセージに勇気を奮いたたせ、リロイはウイルスをねじ伏せ、ロック解除に成功する。
 ここまでうまくいったのは、まったくオートマタの横槍が入らなかったせいだ。
 彼らは応援に向かった別のクレーターで、フォーチュン・マキシマ社やペンタクラン・ファミリー、無所属の面々に撃破されていた。

「空き巣に忍びこむみたいで微妙だけど、まだ僕たちに運は残っているみたいだ」
「そういうことだな。さあ、行こう」

 電子の海から意識が戻ってきたケヴィンが、リロイの背中を押した。
 希望の火は消えていない。
 ロストテクノロジーはまだ手の届く距離にある。
 こうして、フォーチュン・マキシマ社とペンタクラン・ファミリー、無所属組に引きつづき、最後の最後でネトヘス義賊団も無事小惑星グレイブの内部へ滑りこむことに成功したのだった。
 小惑星グレイブに眠るロストテクノロジーの奪いあいは、まだまだ続く。


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