■プロローグ■
大和、竹取の里。
「おじ様に……
エドワードバーレット卿に会いたいのです」
(よりによってあのオッサンかよ!……まいったなあ)
ユグドラシルでは
ロキを名乗っていたその男は
目の前の美少女――
かぐや姫の言葉に答えあぐねていた。
“おじ様”を界賊にスカウトしたのは自分なのだ。
その後バーレットは内界のある世界を三千界管理委員会から“解放”し、
そして――
『もう疲れちゃった(ノд・。) エエーン;;
普通の女の子に戻りたいの(-人-)ゴメンネ』
という手紙を残して消えた。
(40代のオッサンの癖にっ!!)
と捜索をするが見つけられず現在に至っているのだ。
ロキはそのことをかぐや姫に告げた。
「お前の
“おじ様”は行方不明だ。
だが、内界のどこかにバーレットはいる。
お前が強く想えば巡り合うことも出来るかもしれない。
連れて行ってやってもいい。
ただし、それにはお前が界賊になることが条件だ。いいか?」
「はいっ!」
かぐや姫は躊躇う事なく答えにロキは微笑んだ。
「いい返事だ。――重要な事ほど、直感で決めるべきだな」
■目次■
1ページ プロローグ・目次
【1】界霊戦艦と戦う
2ページ 【1】――最大限の力の為に――
3ページ 【1】――不浄化から現れるもの――
4ページ 【1】――接近! 界霊戦艦!――
5ページ 【1】――掻い潜り、突撃せよ――
6ページ 【1】――ブリギットの危機――
7ページ 【1】――異質な姿――
【3】近隣の島々で避難活動
8ページ 【3】戦闘海域に一番近い島 1
9ページ 【3】戦闘海域に一番近い島 2
10ページ 【3】それぞれの救助活動 1
11ページ 【3】それぞれの救助活動 2
12ページ 【3】それぞれの救助活動 3
13ページ 【3】航路を守る者たち 1
14ページ 【3】航路を守る者たち 2
15ページ 【3】航路を守る者たち 3
16ページ 【3】おいしいごはん
【2】界霊艦長を倒す
17ページ 【2】戦艦突入
18ページ 【2】かぐや姫と流血帝国の騎士
19ページ 【2】艦橋への道 1
20ページ 【2】艦橋への道 2
21ページ 【2】界霊艦長―正体―
22ページ 【2】界霊艦長―反撃―
23ページ 【2】界霊艦長―終結―
24ページ エピローグ