クリエイティブRPG

　かつて、その者は願った。
　大空を飛び回れる翼が欲しい、
　賢しい頭が欲しい、
　豊かに生きるための器用な才が欲しい、と。
　しかし、神がその者に与えたのは鋭い爪と獰猛な心だけだった。
　地を踏み荒らし、拳を振るい、己の欲に従い生きる……獰猛な心しか持たぬその者が見出した、唯一の道。
　そして、その道は他の誰と交わることもなく逸れ、辿り着く先は奈落。

　何故神はこうも不公平なのか。
　ただ、ただ皆と同じように生きていきたいだけなのに。
　誰がこうした？
　誰のせいでこうなった？
　神か？　いや違う。
　誰だ、誰だ、誰が悪い――あんたらだ。
　奈落を前に踏みとどまる俺たちの背を蹴り、堕ちていく俺たちに手を差し伸べることなく高みの見物をし、俺たちが堕ちたことすら知らずのうのうと生きる……あんたら全てだ。







〈プロローグ〉
【１】〈汝何を滋てん（１）〉
【１】〈汝何を滋てん（２）〉
【１】〈汝何を滋てん（３）〉
【１】〈汝何を滋てん（４）〉
【１】〈汝何を滋てん（５）〉
【１】〈汝何を滋てん（６）〉
【１】〈汝何を滋てん（７）〉
【１】〈汝何を滋てん（８）〉
【１】〈汝何を滋てん（９）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（１）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（２）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（３）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（４）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（５）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（６）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（７）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（８）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（９）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（１０）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（１１）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（１２）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（１３）〉
【２】〈そこに“希望”はあるか（１４）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（１）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（２）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（３）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（４）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（５）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（６）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（７）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（８）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（９）〉
【３】〈空を統べるは闇か光か（１０）〉
【４】〈這地立爪の果て（１）〉
【４】〈這地立爪の果て（２）〉
【４】〈這地立爪の果て（３）〉
【４】〈這地立爪の果て（４）〉
【４】〈這地立爪の果て（５）〉
【４】〈這地立爪の果て（６）〉
【４】〈這地立爪の果て（７）〉
【４】〈這地立爪の果て（８）〉
【４】〈這地立爪の果て（９）〉
【４】〈這地立爪の果て（１０）〉
【４】〈這地立爪の果て（１１）〉
【４】〈這地立爪の果て（１２）〉
【４】〈這地立爪の果て（１３）〉
〈エピローグ（１）〉
〈エピローグ（２）〉
〈エピローグ（３）〉
〈エピローグ（４）〉