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ヒロイックソングス!

【小世界⇔地球】今夜も生中継☆ ファッションで輝け2世界の夜!

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【小世界⇔地球】今夜も生中継☆ ファッションで輝け2世界の夜!
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Closing ceremony



『地球のみんな、そしてパトリアのみんな、そして出演してくれたアイドルのみんな、本当にありがとう! 素敵な夜になったわね!』 

 山黄草乃(さんのうくさの)がマイクを手に声を弾ませ、声援とペンライトの波に手を振って応える。
 その向こうで、青海響弥(あおみきょうや)が感極まって泣いてしまった赤猫真巳(あかねこまおみ)をなだめていた。

『真巳ちゃん? 真巳ちゃん大丈夫? 次、挨拶できる?』
『す、すいません……あの、ホントに、違う世界の皆さんとちゃんと盛り上がれるのかな、って不安だったんですけど、その、場所は離れててもみんなが1つになれたっていうか、あの、やっぱりアイドルの皆さんの力って、すごいなって……っ』
『うんうん、そうだね。すごかったよね! ホント今日はみんなありがとう! ありがとーう!!』
 
 白光心吾(しろみつしんご)が最後までコメントできなかった真巳に代わって声を上げる。
 その横で黒柳言彦(くろやなぎことひこ)も大きく頷いていた。

『えー、あの、締めを任されてるボクまで泣いちゃうとイベントが終われないのでガマンしますが、ボクもここにいる他の3人もホントね、涙が出るくらい感動しました。
 きっと、もっとイベント楽しみたかった、っていう思いの人もたくさんいてくれるのかなと思ってます。
 ファッションの可能性、ライブの可能性って無限大だと思うので、ぜひまたこういう機会があれば、世界の枠を超えてまたみんなで楽しみましょう。
 本当に今日はありがとうございました』

 デザイナーたちが一斉に頭を下げ、2つの世界から歓声が上がる。
 そして会場にはプラジア、ミイレン、そして8人の楽巫の歌声が響き渡った。
 今回のイベントのエンディングである。

 観客や他の出演者も一斉に歌い始めると、その空には不思議な光の絵模様が踊った。
 それは、パトリアの世界を構成するガラテアの共鳴だった。
 遠く離れた地球でもそれが見られたのは、イベントに参加した誰かのいたずら、あるいはそれとば別の「何か」が起こした楽しい奇跡だったのかもしれない。 

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担当マスターより

▼担当マスター:九里原 十三里

マスターコメント

シナリオにご参加いただきました皆様、お疲れ様でした。
シナリオを担当いたしました、九里原十三里です。

秋はちょうど、世界各地でファッションイベントが行われ、新しいアイテムが発表されるシーズンですね。
今回はそんな時期に合わせ、ヒロイックソングス! でのシナリオを出してみました。
皆さんからいただいたいろいろな演出で、そういった現代の現実のファッションイベントでは見られないような斬新な表現も可能になり、楽しいファッションイベントができたかなと思います。
(何十年も経てば技術が進歩して魔法みたいな演出も実現しちゃうかもしれませんが……!)

ぜひともまた、シナリオでお会い出来れば幸いです。
改めまして、今回もご参加いただき、ありがとうございました!
九里原十三里でした!