01.プロローグ
管理区の研究室で
ルナ・セルディアと
アゼル・エルフォードは机を挟んで対峙する。
「そう警戒しないでくれたまえ」
「貴方は計画の障害になるかもしれない私たちを排除したい筈……」
「正しいが間違っている。私はここで終わる存在だ。だから私は私の至れない未来を知りたいのさ」
こちらの真意に気付かれれば敵対されると思っていた。
しかし、アゼルは手を差し伸べてくる。
「さて、未来の私が至った『
翡翠の黄昏』とは如何なるものか――共に探ろうではないか」
■目次■
01.プロローグ・目次
02.平穏なる世界
03.歴史の転換点
04.待ち人来たりて
05.平和の影
06.戦争を始めよう
07.最終防衛線
08.心に残るもの
09.エピローグ