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ユグドラシル

秘密の島じんじん

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秘密の島じんじん
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C3 闇王様の城


 闇王ベローンの別荘でもある秘密の島、その中央には小さなお城がありました。
 ここは、たまに女王ターニアから離れてのびのびとしたいときに、闇王様が利用する保養地なのでした。
「闇王様、大変です!」
「なんの騒ぎだ」
 慌ててやってきた手下Aに、カウチの上でゴロゴロしていた闇王様が面倒くさそうに聞き返しました。
「なんだか、勝手に島にやってきたようせいさんたちがたくさんいます」
「私有地なのに、無粋な奴らだな。さっさと、お前たちで追い返せ」
 まったくもうと、闇王様がしっしっと手振りで命令しました。
「それが、なんだか基地を造ってるんです。奴ら、完全に居座る気です」
「なんだと! 社会常識というものを持っていないのか。まったく、たまにしか来ないと、すぐに変な奴らが住み着くときている。よし、すぐに配下の者たちを集めろ。こちらの勧告に従わない場合は、実力行使をするぞ」
「ははーっ!」
 さてさて、闇王様の命令で、モヤモヤの手下三人組が、闇ようせいさんたちをそれぞれ集めてきました。その数40人。総戦力77というそこそこの部隊です。
 この島にはたくさんの類友ようせいさんたちが住んでいますが、普段は隠れているので見つかりません。けれども、カリスマ的な指導者が現れると、その資質に合わせてわらわらと集まってくるのです。
 類友と呼ばれるだけあって、ようせいさんたちは自分たちに近い主の許に集まってきます。ある意味、主となる人物の暗黒面――いえ、素晴らしい資質に合わせて集まってきますので、だいたい同じようせいさんのグループとなります。
 とはいえ、闇王様ほどのカリスマを持つ者が簡単にいるわけがありません。不法侵入者など一捻りだと、闇王様はたかをくくっていました。
 けれども、そこはパンタシアにやってきても一筋縄ではいかない特異者たちのこと、なぜかこの島では、亡霊兵を召喚できる力が類友ようせいさんたちに影響を与えるということに気づいたのです。
 いや、本当は知らないのかもしれません。本能で悟ったか、単にアイテム持ってきていじってたら効果が発揮できてしまったのか。
 いずれにしても、今やこの島は、予想以上の勢力が集結した戦国時代へと突入してしまったのでした。


A1 秘密基地 パックンさんぜんねこ


「にゃんだと? 俺様の他にも、この島を攻略しようとしているようせいさんがいるだと。けしからんにゃ! こうなったら、もっと仲間を集めるのにゃ!」
 せっかくナイショで闇王様の島に自分の避暑地を造ろうとしていたパックンさんぜんねこでしたが、なんだか同じことを考えている奴らが大量にいるようです。
 これは、ライバルです。
 ライバルであれば、これは蹴落とさなければなりません。千尋の谷に突き落とすのは、猫族ようせいさんにとっては御挨拶のようなものです。
「べんとらー、べんとらー」
 パックンさんぜんねこの許に集められたスカラベたちが、仲間とうんち玉を呼び寄せます。その数10匹。総戦力20という、ちょっと頼りない部隊です。
「なあに、もっとドンドン集めるにゃ!」
「べんとらー、べんとらー」
 パックンさんぜんねこに煽られて、スカラベたちは、一所懸命仲間たちに呼びかけました。


A2 超時空銀河帝国型要塞 銀河帝国


「ふははは! 僕の名は、世界征服を目論む悪の銀河帝国オリュンポスの皇帝、カイザーゼウス! くくく、今回は長年の宿敵である段ボールの国と手を結び、この島の征服を成し遂げるとしよう! まずは、パックンさんぜんねこを倒すとするか!」
 この島の覇権を握ろうとしているパックンさんぜんねこのすぐ隣で、すでにゼウス・オリュンポスの銀河帝国オリュンポスが爪を研いでいたのです。
 今回は、万全を期するべく、葛城 吹雪の段ボール村と同盟を結んでいます。まずは、めざわりなパックンさんぜんねこを討ち滅ぼすべく、完全な包囲網を敷いていたのでした。
「準備はいいか! これより我々銀河帝国は、段ボール解放戦線と同盟を結び、銀河段ボール帝国同盟軍として、この島を征服すべく進軍を開始する!」
 ぷちぱるだよ~さんに出張して造ってもらった超時空銀河帝国型要塞のバルコニーに立ったゼウス・オリュンポスが、戦闘員たちにむかって叫びました。帝国軍なのに同盟軍という、流行のあちこちの設定に反する設定です。けれども、逸早くこの島に入り込んでからコツコツと造ってもらっていた超時空銀河帝国型要塞はかなりの規模になります。
「おりゅんほちゅぱんじゃーい」
 ドリルロケットパンチを装備したギャラクティック・オリュンポスを中心に、きらびやかな制服を着た27人のようせいさんたちが歓声をあげます。全体で、戦力39の銀河皇帝親衛隊です。
「先鋒は、お任せください!」
 親衛隊の横には、アルテミス・カリストが率いる、同じく27人のオリュンポス騎士団が整然と隊伍を組んでいました。全員、全身鎧に身をつつんだ騎士ようせいさんです。こちらの戦力は36です。
「ふふふふふ、圧倒的ではないか、我が軍は!」
 ゼウス・オリュンポスがほくそ笑みます。同盟とは言っても、うまい具合に段ボールをパックンさんぜんねこにぶつけて、あわよくば相討ち、そうならなくても、後で後ろからサクッと処分する気満々なのでした。


A3 砦 反省会会場


「今日ここに集まってもらったのは他でもない。もちろん反省してもらうためだ」
 ぷちぱるだよ~さんに造ってもらったこぢんまりとした砦の会議室で、古城 偲が、反省会場というグループとして集まったみんなに言いました。
 古城偲直属に集まったのは、55人のお猿ようせいさんたちです。『反省』と達筆な筆文字で書かれたお揃いのTシャツを着ています。みんな、古城偲の人徳で集まってきたのです。
 会議室には、同じように『懺悔』と書かれたTシャツを着た97人のお猿ようせいさんたちを従えたイクリマ・オーと、『内観』と書かれたTシャツを着た6人のおさるようせいさんとでぶドラと馬を連れたナイナ・シャシュカが一緒にいます。
 戦力的には65、106、17というそれなりの集団です。
 とにかく、この一団が集まったのは、普段巷ではおおっぴらにできない反省をここでするためでした。キャラ設定上、人前で反省なんかしたらキャラがぶれてしまうと思っているのです。
 まあ、別に自分の家で反省すればいいだけのことなのですが。なぜか、集まって反省しようというのです。矛盾してますね。
 そうは思っても、口に出してまでは言わないのがナイナ・シャシュカの優しさです。
「人目を気にせず、思う存分めそめそできる秘密基地。これは、ボクたちにとって、とても大事な場所だよね!」
 古城偲が力説します。でも、女の子は、だって涙が出ちゃうものではなかったのでしょうか。隠れて涙を拭っても、誰にも気づいてもらえません。
「うんうん」
 古城偲の言葉に、イクリマ・オーがしきりにうなずきます。普段のイクリマ・オーのキャラクターからして、真面目に反省している姿なんで、絶対に他人には見せられません。この秘密基地は、そのためにも、本当に秘密の基地なのです。
「大変です。今、この島は、群雄割拠で、誰もが島を占領しようと戦闘を仕掛けているそうです」
「なんだってえ!?」
 突然報告にやってきたようせいさんの言葉に、会議室にいた全員がざわめきました。
「ああ、なんでこんな島に秘密基地を造ってしまったんだ。反省しなければ……」
 古城偲を初め、全員が一斉にテーブルに手をついて反省のポーズをとりました。
「でも、せっかくのこの場所を失うわけにはいかない。みんなで戦って生き残るよ!」
「おー!」
 古城偲の言葉に、全員が一斉に拳を振り上げて声をあげました。
「ああ、いけない。こんな大きな声を出して、御近所様に御迷惑を……。反省……」
 またテーブルに手をつき、反省のポーズをとる一同でした。


A4 要塞都市 らいんのまもりっ!


「全軍、集結だよー!」
 ぷちぱるだよ~さんたちが頑張って造った要塞都市ばすとーにゅの中で、八上 ひかりが、らいんのまもりっ!全軍に号令を発しました。
 前列左に整然と整列している八上ひかりの率いる部隊、えるえすえすあーはー(1SSPzD)に属しているようせいさんたちは総勢721人。中には、戦象もいます。金髪碧眼の美形ようせいさんたちを集めたのは、八上ひかりの趣味でしょうか、人徳でしょうか。黒一色の軍服で、軍帽には骸骨の標章、軍服にはルーンの襟章、ベルトのバックルには『忠誠世こそ我が名誉』と刻まれています。
 前列右に隊伍を組むのは、佐久間 綾乃が率いる部隊、12SSPzDです。八上ひかりの部隊と同じ出で立ちのようせいさんたちが集まっています。あちらは美青年ようせいさんを集めていますが、こちらは美少年ようせいさんを中心に集めているようです。佐久間綾乃の趣味でしょうか……。とにかく、総勢362人のようせいさんが集まっています。
 後列左は、内川 紅蘭麻の率いる部隊、ほーえんしゅたうふぇん(9SSPzD)です。508人のようせいさんと、IFで構成されています。
 後列右は海原 香の率いる部隊、だす・らいひ(2SSPzD)です。450人の部隊です。ビシッと決めている八上ひかりの部隊のようせいさんたちと比べると、ちょっと砕けた感じのようせいさんたちが集まっています。
 それにしても、各部隊の戦力は、732。371、519、459という一大勢力となっています。


 
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