【3】量産型マジカルデバイスの試射を行う(2)
(せっかく自分で出した案で出来たものですからね。
それの試射はやっておきたい気持ちはありますよ)
量産型マジカルデバイスSA式ver1(以下SA式と略す)を手にした
砂原 秋良は、特設サーキットに降り立った。
吉田の声が歪曲空間に木霊する。
「準備はよろしいですねー? それでは、3、2、1……スタートですー!」
合図と共に駆け出した秋良の前に、木製の的が飛び出す。
(現状ではマジカルバレットのみでしたね)
秋良はSA式の引き金を引いた。マジカルバレットの魔法陣が展開し、魔力の弾が放たれる。
難なく最初の的を粉砕した秋良はサーキットを走り、次々と的を破壊していく。
「いいですねー。SA式は緻密性とバッテリー性能が高めですから、こういう場面で力を発揮しますねー」
慣らしを済ませた秋良は、一気にサーキットを駆け抜けた。
最小限の出力で的を2個3個と破壊し、秋良は無事にゴールイン。それと同時に、SA式のバッテリーが切れた。
サーキットを走り終えた秋良は、工房へと帰還した。
砂原 秋良
〇 結果 〇
ゴールイン:成功(+70点)
的破壊数:5(+10点)
総合点:80点