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【Terra S番外編2】マジカルデバイスの試射をしよう!

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【Terra S番外編2】マジカルデバイスの試射をしよう!
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【3】量産型マジカルデバイスの試射を行う(1)



 準備は整った。
 吉田は工房の屋上に昇ると、マジカルデバイスを掲げた。
「工房にサーキットなんてあるんですか? あるんです! 無いなら作るだけなんです!
 ではでは、空間歪曲の魔法を搭載したマジカルデバイスを使ってサーキットを作っちゃいまーす」
 特異者たちの前で、吉田は「よいしょっ」とマジカルデバイスを床に突き刺した。
 ぐにゃあぁぁぁぁ……という奇怪な音を立てて空間が歪曲する。
 どうやら、この歪曲空間をサーキットとして使え、ということらしい。
「ただし! このデバイスは試作品なので、1回につき5分しか空間を維持できませーん。
 5分の制限時間を設けたのはそのためでーす」
 歪曲空間の内部は細長く、直線状に延びている。
 確かに、サーキットと言うべき空間だ。
 量産型マジカルデバイスAK式ver1を握るフィア・ヒーターの胸中は、わくわくのどきどきだった。
(恭司君がねっ! 私用にマジカルデバイスの設計をしてくれたらしいんだよーっ!!
 じゃあ私がしっかりをそれを取り扱わなきゃだよねっ! ふふふっ、楽しみだよーっ!)
 フィアのためにマジカルデバイスを作った天津 恭司は、雑貨屋で買った応援用の旗を振っている。
「ふれーふれー! ふぁいとー! 負けるなー!」
 彼女ならきっと立派な魔法少女になれるはず……という思いが籠った声援だ。
 フィアは歪曲空間に飛び込むと、サーキットに着地した。
「というわけで量産型マジカルデバイスAK式ver1(以下AK式と略す)の試射を行うよーっ!」
「準備はよろしいですねー? それでは、3、2、1……スタートですー!」
 吉田の合図と共に、フィアはサーキットを走る!
 程なくして、木製の的がサーキットから現れる! フィアはくるっと回ってうつ伏せになった。
 と言うのも、恭司が作成したデバイスは一発の威力が大きめのもの。他はそれなり……とはフィアの談であり、扱いに気を付ける必要があったためだ。
「えーいっ!」
 フィアはAK式の引き金を引いた。
 フィアの魔力がAK式に伝わり、マジカルバレットとして放たれる。
 ――ずばぁっ!
 空気を引き裂いて魔法の弾が走り、的を粉砕する。が、その反動でAK式は今にも壊れそうだ。
 フィアはすぐに起き上がると、サーキットを走った。
「最後の一発だよっ!」
 ゴール前に現れた的にマジカルバレットを放った直後、AK式は壊れてしまった。
 AK式の自壊と引き換えに、フィアはゴールインする――。


フィア・ヒーター


〇 結果 〇
ゴールイン:成功(+70点)
的破壊数:2(+4点)
総合点:74点



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