【1】リベリオンの新モードを開発する
歯車騎士(
ユファラス・ディア・ラナフィーネ)は、マジカルデバイス工房に足を運んだ。
その理由としては、次のようなものであった。
(試射をしようかと考えていたが、他の人の開発を見てみたら開発してみたくなった。
マジカルベルンの今後を考えても必要でもある……)
歯車騎士は、吉田に次のような開発案を提出した。
①緻密性1、②展開速度1、③耐久性1、④重量3、⑤バッテリー性能1、⑥魔導性能3、⑦魔法出力3
「パラメータの割り振りのコンセプトは威力の高い遠距離魔法用といった所かな
魔導って言葉だけじゃ何を意味するのか分からなかったが……命中とか魔法の安定とかに繋がるのかなって思ったから振ってみた。
そして魔法出力で威力を高めて重量が重くなるがその分安定感が得られると考えた。
ただ重い分、近距離戦闘じゃ使いづらいだろうから場面は選ぶと思う」
「ふーむ、なるほどなるほどー。じゃあ名称はライフルモードYR式ver1ですかねー」
「……ま、何だ。
上手く役立ててくれると嬉しい」
「はいっ! うまく使ってみせます、師匠!」
歯車騎士の言葉に、マジカルベルンは元気よく応えたのであった。