クリエイティブRPG

夢魔のお誘い

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夢魔のお誘い
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 序章:プロローグ

 宮代ナギの協力要請を受けてアンダープレートにやってきた一行は、彼の案内で夢魔を目撃したという保育園近辺へと向かっていた。
「薄気味悪いところだろ?」
 周囲を警戒する青井 竜一の姿を瞳に映してナギが言う。
 その言葉に行動を共にしていた皆が心の中で同意する。
 確かに、人気のない路地裏にはどこか違和感に近いものを感じる。これもデーモン……夢魔のせいなのだろうか。
 変な気持ちを考えないようにして、ナギは皆の案内を続ける。
 彼の後方を歩く皆は、案内人の後ろをついて歩きながら、周囲への警戒を続けていた。
 そんな中、ナギはもう一つの違和感を覚えていた。
 疑問は、そのまま言葉になる。
「そういえば、人数が少ないような気がするんだが……気のせいか? 確か、要請に応じてくれたのは十七人だったような……」
「あはっ♪ その五人は夢魔の夢に囚われた人達を助けるために別行動中だって聞いているよ。ね、ナインちゃん!」
「はい、シャロお姉ちゃん」
 ナギの疑問に天真爛漫な笑顔で答えたのはシャーロット・フルールだった。続いて、ルルティーナ・アウスレーゼが首を縦に振る。
「そ、そうか……」
 もうすぐ戦闘だというのに笑顔を浮かべるシャーロットに少し動揺しながらナギが相槌を打つ。
 と、その時だった。
「———きます!」
 砂原 秋良が発した言葉に皆が表情を硬くした。
 同時に、こちらに近づいてくる悪意の塊を感じ取った。
「な、なんだ?」
「どうやら、敵がこちらに向かってきているようだね」
 ナギの問いに剣持 真琴が答えた瞬間、目の前で接近を続けていた悪意たちが足を止めた。
 それらがナギの瞳に映ったその時、彼はその存在の正体を知った。
 ……夢魔。
 それは、あの日に見たモノと全く同じだった。
「人間……おかしいですね。なぜ、あなた方は奇跡を見ていないのです?」
 目の前にいる者達が何者なのか、そんなことなどお構いなしに指導者と思われる夢魔はそう言って「まあ、いいでしょう」と確実な交戦の意志を放った。
「あなた方にも奇跡をお見せしましょう。そうすれば安心してください、痛みは伴いませんから」
 放たれた言葉に、その場にいた皆が戦闘態勢をとる。
 そして、夢魔との戦いが幕を開けたのだった。

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