クリエイティブRPG

泥棒ヴィランを捕らえろ!

リアクション公開中!

泥棒ヴィランを捕らえろ!
リアクション
1 | 2 | 3 | 4 | 5  Next Last

一章 宝石泥棒を捕らえろ

「状況は把握しました。セイヴァーとして宝石泥棒の捕縛に努めようと思います」
 邑垣 舞花は、これまでの犯行場所から次の犯行現場になると思われる場所を分析して傾向を把握する土地鑑(カディヤックヒルⅠ)を元に推測した。
 調べたところ、普通の宝石ではなく、ステータスが上がるアイテムを置いている場所を狙っている様だ。
「どうやら、次に狙われる店は、この店だと思われます。皆さんで早めに集合しましょう」

 住民が寝静まった午前0時。一部の店舗を除いて、扉は閉まっている。
 そんな中、とある宝石店に謎の集団がやって来た。
「今日もお宝をガッポリ手に入れるわよ!」
「そうよね! ここには私達の美しさとステータスを上げてくれるアクセサリーもあるし」
「よーし、今日も頑張るわよ!」

 彼女(?)達がひそひそと会話をしていると、周囲から別の集団が現れた。
 振り向くとそこに立っていたのは、特異者達だった。
「キャー! 何でこんなところに、人がいるのよ!」
「もしかして、セイヴァーの人達?」
「でも、中には良い男もいるわね!」
 宝石泥棒は、全員おねぇミュータントだったのだ。ワールドホライズンから提供された事前情報で、彼らのデータは既に把握しているが、実際に大勢のおねぇからこれだけ強烈に迫られると、かなり引いてしまう。
 何としてでも、退治しなくては。
 
「おねぇミュータントだと? 邪魔をしてくる男を優先的に狙うと言う情報があったが……なら、それを利用させてもらうとしようか」
 ジェノ・サリスは、フレックスカウンターを使って、おねえミュータントの高い能力を逆手に取る作戦に出た。
「あら? いかにも強くて良い男ね。今すぐ私のものにしてあげたいわ!」
 ジェノを一目で気に入ったおねえミュータントがジェノに飛びついてきた。
 だが、ジェノはそれをかわして、ビーストセスタスの攻撃による衝撃を与えた。
「いやぁんっ!」
 おねえミュータントは、悲鳴を上げてその場に倒れこんだ。
 突然の襲撃で焦ったが、無事に撃退することが出来て良かったと安堵したのも束の間、
「隙あり!」
 突如、別のおねえから押し倒された。
「うふふ……クールに見えて、可愛いところがあるわね」
 おねえはジェノを気に入ったのだろうが、恍惚とした表情が不気味だった。おねえはジェノの唇を奪おうとしたが、突如彼の身体が消失した。
「あら? どこに行ったのかしら?」
 おねえが辺りをきょろきょろしていると、背後から強力な一撃を与えた。
「ぐあっ!」
 おねえは、その場に倒れて、気絶した。
 実は、ジェノは霧散によって自身の身体を霧にして、その後、ラースインパクトを放ったのであった。
 
「俺が結婚指輪を用意するのにどれだけ苦労をしたと思っているんだ! 給料の3か月分貯めるのには3か月じゃ効かないんだぞ! それをお前ら、うらやま、じゃない!絶対に許さんぞ!!」
 弥久 ウォークスは、バトルガーダーで変身して、ポーズを決めながら台詞を発した。
「皆の可愛いお友達! 超犬ビッグ・ドッグ参上!」
 そして、正面から宝石泥棒に立ち向かった。
 まずはハッシュドスラッシュで、敵に軽くダメージを入れて接近して行った。
「キャッ! 何なの、この子」
「一瞬デカイものが見えたけど、体格が良さそうね」
「いっそ、私のペットにしちゃおうかしら?」
 おねえ達は、ウォークスに興味を示しているが、
「何を言うか! 俺には、既に愛する妻がいるのだぞ! だから、いやそもそもお前達の様なおねえに興味はない! そして、俺はペットになる気は毛頭ない!」
 と強く一蹴して、あらかじめパニッシャーブレイカーで威力を増した必倒の拳をぶつけた。
 渾身の力で入れた一撃は、周囲を圧倒させた。
 拳を入れられたおねえ達は断末魔を上げると、その場に倒れ込んで、伸びてしまった。

「あー……うん。見なかった事にしたいんだが、ダメか?」
 佐藤 一は、おねぇミュータントの集団を眼前に、絶句していた。自ら引き受けた仕事とはいえ、今回の敵を見て逃げたくなったからである。
「『美しいものは、全てわたくしに差し出しなさい!』などと言っていた事がわたくしにも確かにありましたわね。……でも、それをおねぇなミュータントに言われるのは、何か腹立たしいものがありますわ。然るべきお仕置きが必要ですわね。アナタ、やっておしまいなさいっ」
「……ダメか。分かった」
 佐藤 花が敵を観察して弱点を分析している間、一は魔剣ダインスレイヴで、敵の攻撃を抑えることにした。
「あら? 優しくて可愛らしい子ね。お持ち帰りしたいくらいだわ」
「離れろ! このオカマ!」
「うふふ……やんちゃなところも良いわね」
 抵抗している一だが、おねぇは余裕を見せている。
「敵の弱点が分かりました。相手は、中身は女性ですから胸を攻撃すると良いです。あと、魔法や遠距離攻撃を使えば距離が取れるので、多少は楽になるかと……」
「分かった。魔法は使えないから、遠距離攻撃を使ってみるよ」
 そのときだった。
「うわあああっ!」
 2人が会話をしている僅かな隙を突かれ、瞬時におねえにマウントを取られてしまった。
「あら? ちょっと油断しているところで、あっさり押し倒しちゃった。でも、お楽しみはこれからよ」
 おねぇは、嬉しそうな顔は一の服に手を掛けた。
 そのときである。
 2人の間に、強力な反発が起きて、おねぇは壁まで吹き飛ばされてしまった。
「わたくしのサルバトーレに、何なさる気ですの! 豚風情が、身をわきまえなさい!」
 罵声と共に鎖の鞭――チェーンウィップを持って現れたのは、花だった。
「よくも、この私の亭主に手を出してくれましたわね。宝石どころか、うちの人に手を出す人はこの場で、お仕置きしますわよ!」
 と鎖の鞭を床に叩きつけて一喝した。
 その隙に一は、裂帛の気合と共に衝撃を放った。
「きゃあああああっ!」
 おねぇは、一の攻撃に悲鳴を上げた。
「人の物を奪い取るなんて、言語道断! あなたはここできっちりお仕置きしてあげますからね!」
 その後、おねぇは自身が降参するまで、一と花から責め具を受けたのであった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5  Next Last