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蒼空学園の学習発表会

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蒼空学園の学習発表会
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 生徒会役員と学習発表会実行委員の面々は、今日は1日大忙し。
 いまは大半が、発表会場である第1体育館と第1グラウンドの準備を進めていた。

「うん、綺麗になりましたね」

 影野 陽太も、クラスから実行委員に立候補したひとり。
 発表会開始までの時間は、グラウンドの準備を割り振られている。

「えっと……あ、副会長さん!」
「はーい!」

 椅子を並べる生徒達のなかに、現場のリーダーを探しあてた。

「舞台の掃除、終わりましたよ!」
「お疲れさまです」

 【ハウスキーパー】の技術を上手に活用しつつ、ほかの委員達とも協力しつつ。
 陽太は、広い舞台を隅から隅まで掃除し終えた。

「それでは次は、みなさんで手分けして、この一覧にある道具を揃えてください。
 体育倉庫の鍵を預けますね」
「分かりました」

 渡されたのは、A4サイズ・両面印刷の用紙1枚と、体育倉庫の鍵。
 グラウンドで発表予定の生徒達から貸出希望申請のあった、道具の一覧表だ。

「よーしっ!
 発表会が滞りなく進行するように、準備に励みますよ!」

 張り切って陽太は、委員達とともに体育倉庫へと足を向ける。
 すべては、恋しい想い人・御神楽環菜校長の役に立ちたい一心からの行動。
 いまこのときだって、眼をつむれば環菜の寂しげな表情が鮮明に浮かぶ。
 環菜の隣に立てる存在になれるよう、自己研鑽に励む日々だ。

「これですべてです。
 戻りましょう」

 体育倉庫の鍵をかけて、陽太は運搬機のボタンを押した。
 機械音のあと、その金属は地面から5センチほど浮く。
 目的地まで自動的に動いてくれる、優れモノだ。

「なんだろ、この棒」
「空手部かぁ、なんに使うのかにゃー?」
「皆さんの発表が楽しみですね」

 そんなことを話しながら、委員達とグラウンドへと戻る陽太。

「陽太くん、会長が呼んでいたわ。
 第1体育館へ急いでくれる?」
「はい、分かりました!
 みなさん、あとはよろしくお願いします」

 開会行事の開始時刻まで、10分強。
 陽太はカメラを首に提げて、グラウンドをあとにした。
 行事での撮影経験をかわれて、発表中は記録係を担当することになっている。
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