クリエイティブRPG

怪盗ルシフェル団現る!

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怪盗ルシフェル団現る!
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タキシードを着てマントで武装を隠し舞踏会に参加している戒・クレイルは、
令嬢の嗜みを以て冒険者と悟られぬよう参加者と接する。

ルナティエールの周辺を中心に嘘感知を働かせて
世間話で身分や意図を確かめつつ
動作や言動に違和感が無いか見極め
慧眼で相手の本質に迫ろうとし、盗賊を焙り出そうとした。

「……とりあえず、周辺はこんなもんですかね」

周りに聴こえないようひとり呟く。あやしいと思えた人物を改めて見て考えをまとめた。
結果、ひとまずあやしいのは三人。
初老を装った男、控えめな様子の女性、社交界デビュー間もないだろう年頃の少年。

マントで隠れている磁力銀盾に触れながら思案する。
早速『磁力銀盾』を使い、金属―――隠し武器―――の引き寄せを図りたいところだが、
団員を暴くメンバーで『暴くときは戦闘担当の仲間のことも考えて一斉に』との盟約を結んだので、今は耐える。

ルナティエールに近付いた綾瀬 智也は、ルナティエールにしか聞こえない声量でささやいた。


「ルナティエールさん。別室で『レイティアの涙』を外して、ドレスの中にでも隠してもらえませんか。
ちょっと作戦があるんです」

「構いませんが、作戦?」

「まぁ、見ていて下さい」


わかりました、と退席するルナティエール。ほどなくして戻ってきた。

「おかえりなさい……うまく隠せているようですね。自分の目からではわからない。一体どこに?」

「胸に隠しました。これでよろしいですか?」


なるほど、この豊満な胸ならチョーカーのひとつやふたつ余裕だろう。
そしてこの位置ならそうそう盗まれまい。
胸開きのドレスだが、うまくドレスにひっかけているようだ。


「大変結構です。
周囲には、やはり盗まれるのが不安だから部屋に置いてきたとでも言いふらしておいてください。
ルナティエールさんのお部屋はどちらですか」

「この広間の真上です。階段が近いのですぐですが……どうするのですか?」

「ありがとうございます。エレナ、行きますよ」

「はぁい!」


楽し気に応えるエレナ・フォックス
そうしてふたりは広間から姿を消した。

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