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幽霊屋敷に花束を

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幽霊屋敷に花束を
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 ツァンダの郊外、というか、「ツァンダの近くの森の中」に立つ、古びた屋敷――
 その前庭……だった野っ原には、数十人ほどの契約者たちが集まってくれていた。
「皆さん、今日は集まってくださって、本っ……当にありがとうございます!」
 屋敷の現在の持ち主であるパトリック・エイベルと、そのパートナーである桜坂ののが皆に向かって深々と頭を下げる。
 それからパトリックとののの二人は、集まってくれた面々に向けて改めて現状を説明した。
 皆が集まってくれるまでの間に、二人が恐る恐る屋敷の様子を観察した結果、「幽霊」とひとくくりに考えて居たものには二種類あることが分かっていた。
 一つはふよふよと漂っている薄もやのような人魂状のゴースト。こちらは、同時に複数浮かんでいるのが見えたので、複数体居るだろうということ。もう一つははっきりと「人影」と認識できる程度に確りした形を持っている、発光する影。こちらは逆に、同時に現れるのは一体だけ。
 それからもちろん、幽霊が片付いたら掃除も頼みたい旨を伝える。
 一同はその場で簡単な打ち合わせをして、役割分担を済ませると、それぞれに自分の担当の仕事を済ませるべく、ある者は勇み足に、またある者はおっかなびっくり、屋敷へと向かっていったのだった。

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