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パブコメに紛れ込んだSOS

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パブコメに紛れ込んだSOS
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 *序章~ミッション数日前~*



 蒼空学園大学部『SST』の部室で、四人は顔を突き合わせていた――。


「俺たち含めて二十六人か」
「これだけ集まればなんとかなるんじゃない?」

 近衛 綾紫の呟きに軽く答えたのは土岐 レティシアだった。

「……だといいけどね」

 相変わらずパソコンに向かう綾紫も溜息交じりに軽く流しつつ、更に口を開く。

「まあ、不良の相手をしてくれる助っ人が多いのは有難いかな。彼等がどう転ぶのか楽しみでもあるし」
「転ばせることならわたしに任せて!」
「……そういう意味じゃないんだけど」

 物騒な発言に眉を顰める綾紫。
 レティシアの頓珍漢な返しに小さくツッコミを入れると、「分かってるわよ~」と彼女に軽くあしらわれた。
 綾紫は『本当に?』と出かけた言葉を呑み込んだ。
 言っていることを理解していたとしても、彼女の場合は力技で押し切る可能性もあるため、両方の意味を込めて言ったのだろうことは想像に難くない。
 綾紫は妹の近衛 紅葉に視線を移した。
 紅葉は兄のアイコンタクトを受け、『わたくしにお任せください、お兄様!』と思いを込めて、顎近くまで持ち上げた小さな手でひっそりとファイティングポーズのように拳を握ったのだった。
 レティシアのことはストッパー役の紅葉に任せ、綾紫は圷 櫂地に向き直る。

「――櫂地、タシガンへの志願者リストは確認できた?」
「ああ、こっちも問題なさそうだ。薔薇の学舎の方は――」
「こっちは可能な限り探りを入れてみるけど、得られなかった分はそっちでフォローして。そのために先に森に入ってもらうんだし」
「……そうだな」

 櫂地は頷くと、数分足らずで頭に入れたボランティア志願者のデータを机に伏せた。
 

 いよいよ、蒼空学園SpareTime同好会の初活動が始動する――……。



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