クリエイティブRPG

オールドマンズ・ファイト

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オールドマンズ・ファイト
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 レッサードラゴンを退治しようとする特異者たちを見送った後、魔女を探して呪いを解いてもらおうとする特異者たちは村長の家に残り、まずは作戦を練ることにした。効率的に情報を得て、それを生かそうとする以上、連携を考えずにやみくもに動くのは得策ではない。人数が5名と、人手が少ないせいもあった。
「あ、あのー……私に何かできることは……」
 さっきまでごちそうが並んでいたテーブルで、渋い顔を突きつけ合う特異者たちに、村長はおずおずと話しかける。
 特異者の10のジト目が、村長にいっせいに注がれた。
「それは、反省しているということでよろしおすか」
 最初に口を開いたのは高崎 トメだ。白髪も顔や体のシワもだいぶ増えているが、もともとが68歳なので、こうなってみても「間違い探し」の範疇である。
「見てくれだけ見て、たんと『ごちそう』というほどのものがあるのに、少しも分けたげへん。困ってる人に、自分に差し支えない範囲で手ェ伸ばすんは、人として当然の徳というもんやありまへんかぇ? あたしたちがこの村に来てるんは、つまりはそういうことですよってになぁ?」
「え、いや、反省というか……」
 この期に及んで村長は言い渋る。小さいとはいえ交易の村の長であるからには、言質を取られることには神経質でいるのかもしれない。
「反省しなはるか?」
 トメは笑顔でマシンクリスタルカノンをジャキーン★と村長に向け、まだ続きそうな言い訳を途中で止めた。安全装置も解除されており、あとはトリガーを弾くだけで村長どころか家の向こうの壁まで木っ端微塵である。
「反省します!」
 村長に即答以外の選択肢はなかった。

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